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【週末にぜひ】ピカソ meets ポール・スミス展。アートが教えてくれた、おしゃれでセンスある人の秘密はこれ!

ポール・スミス。

記憶を3回辿ったけれど、買ったことがない。

高いし、何を買えばいいかわからない。

いや、マジで正解だよ。

センスのない人がハイセンスなブランドを買ってもろくなことにならない。

※ 本記事はお役立ちアート・エッセイです


昔、BEAMSなら買ってみたことがある。

これも高いから、黒のVネックのシンプルなインナーを買った。

シルエットがぎゅっと細くて、何がいいのかまったくわからなかった。

他の有名ブランドで、横じまのTシャツを買ったときは、首の部分が楕円すぎて、意味が不明だった。

もったいないから、意味不明なまま着まわした。

最初から買うなという話だ。

ちなみに、服のセンスのない人の最適解はこちらにまとめ済みです。


わたしはセンスが欠如しているのだろうか――?

いや、そんなことはない。

過去の自分はともかく、今はアート展にもよく行くし、こんなに素敵なnoteも書いてるじゃないか。

前回の記事から一番下に【今日のnoteテク】を書くようにしましたよ。必見!


よし、ポール・スミスにリベンジしよう。

わたしは2,400円を握りしめた。

正気です。

なぜなら、わたしが購入する初めてのポール・スミスは、アート展だからだ。

「ピカソ meets ポール・スミス 遊び心の冒険へ」@国立新美術館(~9/21)

ピカソだけの展示なら、わたしはそんなに惹かれなかったと思う(これまでけっこう観たので)。
※ パブロ・ピカソは作品点数が多いので目に触れる機会が多いのです


が、今回は、ポール・スミスその人が会場のレイアウトを考案したというじゃないか。

そんなコレボレーションありなんだ!


センスとは何か?

過去の自分は何を間違った?

ポール・スミスは何がそんなにすごいのか?



ぜったいに秘密を解き明かす。

そんなこんなで国立新美術館へ。

印象的な外観


会場の中へ。

ほう。

雑誌に落書きしたものがアートだって


普通のアート展では見られない壁紙。

どんどん行こう。

むむ。

ピンク一色。


華やか。


ストライプのコーナー。


作品を拡大したらこう。

絵画のストライプとマッチしてる。


基本的には、絵画のモチーフを使うか、ベタ塗り一色。

こういう部屋が16個あって、どのデザインも作品とばっちり調和していた。

過去の自分はこういうことを言いだすかもしれない。


壁に色をベタ塗りしただけでしょ?

絵画に描かれてるストライプをそのまま使っただけじゃない?

そういうのがオシャレなの?


18歳くらいの自分なら確実に言っていただろう。

そして、わからんでもないような……


ある場面がフラッシュバックした。

ポール・スミスだったかは忘れたが、大学生のとき、友人が何かの事情でややフォーマルな服が必要らしく、一緒にブランド店に行ったことがある。

わたしも友人もファッションのことはさっぱりわからない。

友人は店員にすすめられるまま、ズボンを購入した。

それなりに高かったが、生地の質感も、色も、シルエットもいい感じで、これは間違いない買い物だと思った。

が、持ち帰ってみると、カットされた丈があきらかに短い。

友人はご立腹だった。

わたしも「せっかく高い買い物をしたのにひどいな」と思った。

しかし、時を経て、記憶が違うつながり方をする。

たしか店員はこう言っていたのだ。

「これはブーツを合わせると恰好いいですよ。少し短めにしますけどいいですか」

友人はよくわからないから「はい」と言った。

わたしもよくわからないから黙っていた。

店員は、おしゃれな、ごついブーツをイメージしていたのではないだろうか。そう考えると、あの丈の短さに意味が出てくる。

だから店員に文句を言うとしたら、丈を短くしすぎたことではなく、

「俺たちがそんなおしゃれなブーツ持ってるわけないでしょ。見ればわかるじゃないですか」

なのだ。


わたしが過去、ブランド物を使いこなせなかったのも、きっと同じ理由だろう。

あれは、単体でおしゃれになるものではなく、組み合わせるものなのだ。おしゃれとは、受け身ではなく、主体的なバランス感覚なのだ。


そういう目で、ポール・スミスの展示を見ると、おしゃれの技術がよくわかる。


色。

よく見ると、あまり見ないピンクだ。

現場では気づかなかったけど、壁と床で色調をずらしていて、この絶妙な合わせ方が心地よい。

色は、絵画とも調和しているし、きっとこれまで守ってきたブランド色とも調和しているのだろう。

ここにはいくつもの整合がある。


ストライプ。

よく見るとけっこう掠れてるじゃない。

ストライプにもいろんなストライプがある。

色、太さ、間隔、質感、描き方。

「無限の組み合わせ」のなかで計算されたものがこれなのだ。

最初から調和したものを見ているから気づかないだけで。


で、部屋が16個あるわけだから、ひとつの部屋だけではなく、その16個の部屋同士でも、デザインを調和させている!


吹き抜けで、複数の部屋を同時に見れるようになっている


恐ろしいね。

この調和の数々。

きっと相反する力が使われている。

計算と感覚。

右脳と左脳。

理性と身体感覚。

ロジックとアート思考。


過去の自分。ざっくり言うと、センスとはこういうことらしいぞ。

――おしゃれ、あきらめるって?


……うん。

未来にはユニクロがあるから大丈夫。


「ピカソ meets ポール・スミス展」、おすすめです!


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焔ふぁい|FIREの精霊 クリエイターであり続けたいー! が、整体に行かないと死ぬ。ポンコツゆえ、ポンコツゆえ、300円よろしくお願いしまーーす!