見出し画像

観音像の手のひらに埋められた「目」

粉河本堂後戸安置の千手観音像

粉河寺縁起は、日本最古の縁起絵巻の一つとして、国宝に指定されています。粉河寺縁起には前半と後半で二つの物語が描かれていますが、どちらも主人公は「童行者(童男行者)」で、この童行者が実は観音菩薩が変身した姿であり、粉河観音は人々の前に現れて救ってくれる「生身(しょうじん)」の観音であるという霊験を語っています。
 前半では、猟師が山の中で光る土地を見つけ、そこに小さなお堂を建てたところ、童行者がやってきてそこにまつる千手観音の仏像を作りました。約束の七日を過ぎて猟師が見に行くと、すでに童行者の姿はどこにも見えなかった、と語られます。
 後半では、河内国の長者の娘が重い病気で苦しんでいたところ、童行者がやってきて千手陀羅尼というお経を唱え病気を治しました。お礼の宝物は受け取らず、ただ娘が差し出した赤い袴と提鞘だけを手にして、私は粉河にいると言い残して去りました。長者の家族が揃って粉河に行ってみると、堂にまつられる千手観音像の手に、あの袴と提鞘がかかっています。童行者が生身の観音菩薩だったことを知り、一家全員その場で出家して僧となり寺を守りました、と語られます。


この千寿観音像の手に、「目」が表されているのです。
おそらくすべての手に入っているのかと思われます。




双林寺 観音の手のひらにも


向かって右↓の開いた手のひらにあります。

観音の手のひらに「目」がある。この源流は「ハムサの手」にあります。

この5本指の手、そしてその中に「目」その手はフェニキアのカルタゴで崇拝された月と豊穣の女神タニト、アナト女神の象徴でした。

このアナトは、旧約聖書においてサタン〈土星の豊穣神サトゥルンヌス〉とともに悪魔にされているのです。
タニト女神についてはこちらのページで詳しく書いています。

ハムサの手には「目」と同じようにイクトゥスが描かれていることもあります。


キリストの隠れた魚シンボルイクトゥス、つまりファネス《ミトラス》なのです。


ミトラスの数字「7」「12」のほかに隠れた数字 「5」「6」があることを残します。

いいなと思ったら応援しよう!