日常|動けない夜が、少しだけ私を変える
ふと目が覚める。時計を見ると、22時。
また寝かしつけと一緒に、寝落ちしてしまった。
「そうだ、鮭を解凍しないと」
起き上がろうとするが、
私の両腕が子どもたちの枕になっていた。
離したいけど、もう少しこのままでいようかな。
「明日の朝はウインナーでもいっか。」
腕からほんのり伝わる子どもたちの温もりを感じながら、
寝顔を眺める。
我が家には、お決まりの寝るスタイルがある。
娘は、私の手を握るタイプ。
手を握りながら眠りに落ち、
深夜も目をつむったまま
「ママの手、ママの手」と、私の手を探す。
息子は、私の腕に抱きつきながら寝るタイプ。
深夜もぬくっと起き上がって、私を見つけると
そのまま私のおなかにバタンと倒れ込む。
そのたびに、何度も起こされて
安眠できないし、腕がしびれるときもある。
でも、この“身動きの取れない夜”は、
あと何回あるのだろうか。
そう考えると、何度も起こされることも、
日中の子どもたちのわがままも、
少しだけ、許せる気がしてくる。
▼子育てがうまくいかない日に、立ち止まりながら書いたものです。
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