GPR〜Grand Prix Resonance〜Rd11.Hungarian GP 現王者、そして元王者たちの逆襲
昨年のワールドチャンピオン、ノリスがようやく今シーズン初勝利。
前戦ベルギーGPでは昨年王者らしからぬレース展開を見せたマクラーレン。
そのことを記事にも書いたが、最後の一文はこう締めくくった。
「後半に向けての最後となるハンガリーGP、前年王者の意地が見られるレースになるかもしれない。」
それがまさか本当に現実になるとは。
復活の前年王者
ポールスタートだったにもかかわらず、スタートではやや出遅れた。
それでも終わってみれば完勝。
このレースは、改めてマクラーレンとノリスの強さを印象づける一戦となった。
多少出遅れても慌てることなく順位を取り戻し、終わってみれば大差での優勝。
マシン性能だけでなく、ノリス自身の落ち着いたレース運びも光った。
苦しんでいたマクラーレンの復調。
持ち込んだアップデートも外れることがなかったようだ。
近年のマクラーレンはアップデートにハズレがなく、それにより一気に戦闘力も上がる傾向がある。
夏休みを前に流れを引き寄せたという意味でも、この1勝の価値は大きい。
負けていない、歴代王者たち
フェルスタッペンも予選でのスピンという誤算を抱えながら、終わってみれば再び表彰台争いに加わった。
苦しい展開でも結果をまとめてくるあたりは、さすが王者といったところだ。
現在のF1を引っ張る若い世代が目立つ一方で、歴代王者たちも負けてはいない。
ハミルトンである。
ここ数戦、ペナルティによる後退が目立つのが気がかりではある。
ただ今回は本人ではなくチームのミスであり、それによっての予選降格は少し気の毒ではある。
それでもここ数戦続いているフェルスタッペンとのバトルは、王者争いではない分、そこまでバチバチではなく、落ち着いてみてられる。
王者争いも見逃せないが、「だから彼らはチャンピオンを取ったことがあるんだ」というのを見せつける元王者たちのバトルも、今年のF1を面白くしている一因だと思う。
希望が見えた?
そして、もう一人忘れてはならない元王者がいる。アロンソである。
ようやくアップデートを入れたアストンマーティン。
これまで最下位争いだったチームが、1台ではあるがQ2まで滑り込んだ。
待ちに待ったマシンのアップデート。
その変化を、陰ながら支えたのがアロンソの経験ではないか。
そして夏休み明けには、ホンダのPUもアップデートされるという。
フェラーリやアウディが既にBスペックを出している中、少し遅い気もするが、この出来によって、もう少し上の順位でも争えれば、ポイント獲得も見えてくる。
今回の一歩が、後半戦、そして来年へ向けた足掛かりになるかもしれない。
待ち遠しい再開
マクラーレンの復活、予想外のメルセデスの不振、そしてアストンマーティンの躍進への足掛かり。
これから夏休みに入るのが惜しいくらいだったレースだった。
この夏休みが、勢力図をどう変えるのか。再開後の一戦が、今から待ち遠しい。
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