GPR〜Grand Prix Resonance〜Rd10.Belgian GP 前年王者の試練
前年王者マクラーレンが苦しんでいる。
2年連続のチームタイトルを獲得したマクラーレン。
レギュレーションが変わった今年は、スプリントでは勝利を挙げているものの、決勝ではいまだ優勝がない。
前年王者を象徴するミス
今回のベルギーGPでも、昨年のドライバーズチャンピオン、ノリスがペナルティで13番手スタートから追い上げたものの、ピアストリともども表彰台には届かず。
しかもノリスに至っては、6秒近いタイヤ交換で順位を大きく下げてしまう。
苦しい時ほど、小さなミスが大きく響く。6秒近いタイヤ交換は、今のマクラーレンを象徴しているようにも見えた。
勢力図が変わる年
前年の王者がレギュレーションが変わった年に苦しむ。
この状況は、まるで2009年のようである。
レギュレーション変更は、勢力図を一変させる。
この年はこれまで勝利がなかったレッドブル、新興チームのブラウン(元ホンダ)がシーズンを引っ張り、前年まで優勝争いの常連だったマクラーレン、フェラーリが苦戦した年であった。
なんとか中盤以降この2チームも盛り返し、優勝はできたものの、シーズンの流れは新興2チームが引っ張っていった。
そう考えれば、マクラーレンも中盤以降で盛り返せる可能性はあるものの、2009年と違うのは当時はメルセデスのワークスチームであったのに対して、現在はカスタマーチームである、ということである。
大きな代償となった前年の争い
チームも前年のように、どのサーキットでも満遍なく速い、というわけではなく、サーキットによっては上位に肉薄するものの、場所によっては多く引き離される、というケースがみられる。
昨年タイトル争いを最後まで演じたマクラーレンとレッドブルは、前年型の開発を長く続けざるを得なかった。
一方でライバルはいち早く2026年の開発へ。
タイトル争いを最後まで戦ったことが、今年の開発スケジュールに少なからず影響したのかもしれない。
逆に言えば、それだけ昨年のタイトル争いが激しかった証でもある。
その積み重ねが、現在の勢力図となって表れているのかもしれない。
そう考えると、マクラーレンとレッドブル、この2チームがサーキットによって成績が上下するのも納得がいく。
期待する修正力、きっかけとなるレース
とはいえ2009年もマクラーレンは終盤優勝した。
フェラーリも勝った。
つまり王者は修正する力を持っている。
昨年のチャンピオンがこのまま手をこまねいているわけにはいかないだろう。
まずは1勝。そのきっかけをつかみにくるはずだ。
後半に向けての最後となるハンガリーGP、前年王者の意地が見られるレースになるかもしれない。
いいなと思ったら応援しよう!
いただいたチップは、来年以降の日本GP観戦費用に使わせていただきたいと考えています(いつになることやら😅)。
応援、よろしくお願いいたします!