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【Etsyトラブル報告#03】売れたのに赤字!? 送料無料で販売していたら19ドル損した話

はじめに

「やった!売れた!」

Etsyで商品が売れた時の嬉しさは、何度経験しても特別です。

2025年10月、私が販売していた1000ピースのジグソーパズルがドイツのお客様に購入されました。

販売価格は89.25ドル。

当時の私は、「海外でも売れるようになった」と喜び、次の販売への期待を膨らませていました。

ところが数日後、Printifyの注文内容を確認していて、ある数字に目が止まりました。

送料が52.89ドル。

さらにVAT(付加価値税)が17.32ドル。

製造費を合わせると、総コストは108.50ドルになっていました。

つまり、89.25ドルで販売した商品に対して108.50ドルの費用が発生していたのです。

計算すると、約19ドルの赤字でした。

私は当時、「送料無料でなければ売れない」と考えていました。

また、海外販売で発生するVATについても深く理解していませんでした。

しかし後から調べてみると、本当に問題だったのはVATよりも送料でした。

そしてさらに調査を進めると、利用していた製造業者の大型パズルには、海外向け送料が非常に高いという特徴があることも分かりました。

今回の記事では、

  • なぜ売れたのに赤字になったのか

  • VATとは何なのか

  • Etsyで送料無料に潜む落とし穴

  • 私が最終的に選んだ対策

  • 現在の送料設定の考え方

について、実際の数字を公開しながら解説します。

これからEtsyで海外販売を始める方や、Printifyを使ってPOD販売をしている方にとって、同じ失敗を防ぐ参考になれば幸いです。


第1章 「売れた!」と喜んだドイツからの注文

2025年10月6日。

Etsyの通知を見た私は思わず声を上げました。

「ジグソーパズルが売れた!」

しかも購入者はドイツのお客様です。

当時の私は、AI画像を活用したジグソーパズルをPrintify経由で販売しており、少しずつ商品数を増やしながら海外販売に挑戦していました。

海外から注文が入るたびに、

「日本にいながら世界中へ商品を販売できる」

というEtsyの魅力を実感していました。

今回売れた商品は、1000ピースの大型ジグソーパズルです。

販売価格は89.25ドル。

決して安い商品ではありません。

それでも購入していただけたことが嬉しく、私は完全に成功体験だと思っていました。

売上だけ見れば成功だった

当時の私は、

  • 商品が売れた

  • 売上が89.25ドル入った

  • 海外のお客様に購入してもらえた

という事実だけを見ていました。

そして、多くの初心者セラーと同じように、

「89.25ドルで売れたのだから利益も出ているはず」

と思い込んでいました。

実際、Etsyの注文画面を見る限り、大きな問題は見当たりません。

注文は正常に入り、お客様も商品代金を支払っています。

何も問題がないように見えました。

しかし、この時点で私は重要なことを見落としていました。

それは、

「売上」と「利益」は全く別物である

ということです。

本当の問題は注文後にやってきた

POD(Print on Demand)販売では、商品が売れた後にPrintify側で製造費や送料が確定します。

私はいつものようにPrintifyの注文内容を確認しました。

すると、そこには想像もしなかった数字が表示されていました。

送料だけで50ドルを超えていたのです。

最初は何かの間違いだと思いました。

「送料の入力ミスでは?」

「海外配送だから少し高いだけでは?」

そう考えながら詳細を確認していくと、さらに驚く事実が見えてきました。

送料だけではありません。

VAT(付加価値税)も加算されていたのです。

そして全ての費用を合計すると、販売価格を上回る金額になっていました。

つまり私は、

売れた瞬間は喜んでいたのに、実際には赤字の商品を販売していたのです。

次章では、Printifyの注文詳細を見ながら、実際にどれくらいの費用が発生していたのかを公開します。

第2章 Printifyの請求額を見て凍りついた

注文が入った後、私はいつものようにPrintifyの受注詳細を確認しました。

POD販売では、商品が売れた後にPrintify側で製造と発送が行われるため、注文ごとの費用を確認する習慣がありました。

しかし、この注文の内容を見た瞬間、思わず目を疑いました。

最初に目に入ったのは送料です。

なんと、

送料が52.89ドル

となっていました。

「えっ?送料だけで52ドル?」

最初は入力ミスかと思いました。

しかし、詳細を確認すると間違いではありませんでした。

さらにVAT(付加価値税)が加算されています。

結果として発生していた費用は次の通りでした。

項目      金額
販売価格      89.25ドル
製造費       38.29ドル
送料     52.89ドル
VAT      17.32ドル
合計コスト  108.50ドル

つまり、

89.25ドルで販売した商品に対して、

108.50ドルの費用が発生していたのです。

計算すると、

89.25 − 108.50 = ▲19.25ドル

約19ドルの赤字でした。

「売れたのに赤字」という現実

当時の私は、

「商品が売れれば利益が出る」

とどこかで思っていました。

しかし実際には、

  • 商品価格

  • Etsy手数料

  • 製造費

  • 送料

  • VAT

などを全て考慮しなければ本当の利益は分かりません。

売上だけを見て喜んでいても、利益計算をしてみると赤字だったというケースは珍しくありません。

特にPOD販売では、送料が想像以上に高額になることがあります。

今回のケースでは、

送料だけで販売価格の約60%

を占めていました。

これは私にとって非常に大きな衝撃でした。

私は最初、VATが原因だと思った

受注詳細を見た時、最も気になったのはVATでした。

17.32ドルという金額は、日本国内で販売している感覚からするとかなり高く感じます。

そのため私は、

「赤字になったのはVATのせいだ」

と思いました。

しかし、冷静に数字を見直していくと、別の事実が見えてきます。

確かにVATも高額です。

しかし、それ以上に問題だったのは送料でした。

もし送料が一般的な金額であれば、この注文は赤字になっていなかった可能性があります。

では、なぜ送料だけで52.89ドルもかかったのでしょうか。

次章では、VATの仕組みを簡単に説明しながら、本当の原因が何だったのかを掘り下げていきます。

第3章 本当の犯人はVATではなかった

前章で紹介したように、この注文では17.32ドルのVATが発生していました。

日本では消費税が一般的ですが、海外販売ではVAT(Value Added Tax:付加価値税)という税金が登場します。

当時の私はVATについてほとんど理解しておらず、

「17ドルも税金がかかるのか……」

と驚いたことを覚えています。

そして最初は、

「赤字になった原因はVATだ」

と思っていました。

しかし、後から冷静に数字を見直してみると、本当の問題は別のところにありました。

VATとは何なのか?

VAT(Value Added Tax)は、日本の消費税に相当する税金です。

商品やサービスが販売される際に課税され、最終的には購入者が負担する仕組みになっています。

VATの税率は国ごとに異なります。

例えば、

ドイツ:    19%
フランス:   20%
イギリス:        20%
デンマーク:     25%

など、EU圏では比較的高い税率が設定されています。

日本の消費税10%に慣れていると、

「海外の税金は高いな」

と感じるかもしれません。

実際、今回の注文でもVATは17.32ドル発生していました。

しかし、ここで重要なのは、

VATは海外販売ではある程度避けられないコスト

だということです。

数字を見直して気付いたこと

改めて注文内容を確認してみます。

項目   金額
製造費     38.29ドル
送料    52.89ドル
VAT    17.32ドル

ここで気付いたのは、

VATよりも送料の方が圧倒的に高い

という事実でした。

VATは17.32ドル。

一方で送料は52.89ドルです。

送料はVATの約3倍。

製造費38.29ドルよりも高額でした。

つまり、この注文を赤字にした最大の原因はVATではなく、

送料52.89ドル

だったのです。

なぜ送料がここまで高かったのか?

当時は、

「海外配送だから仕方ない」

くらいに考えていました。

しかし調べてみると、利用していた製造業者には以前から指摘されていた問題がありました。

私が使用していたのは、

M.i.A Merchandise社

の1000ピースジグソーパズルです。

後で分かったことですが、この製造業者は大型パズルのEU向け送料が非常に高いことで知られていました。

さらに、当時は利用者から品質面についてもあまり良い評価が見られませんでした。

もちろん、商品そのものが悪いというわけではありません。

しかし少なくとも私の販売スタイルでは、

  • 製造費が高い

  • EU向け送料が高い

  • VATも発生する

という条件が重なり、利益を出しにくい構造になっていたのです。

問題は「送料を調べずに送料無料にしたこと」

今振り返ると、一番の失敗はVATではありません。

製造業者でもありません。

本当の失敗は、

送料を十分に調べないまま送料無料に設定していたこと

でした。

当時の私は、

「送料無料の方が売れやすいだろう」

という考えだけで設定していました。

しかし、その結果として発生したのが今回の赤字です。

では、この問題に対してどのような対策が考えられるのでしょうか。

次章では、私自身が検討した4つの対処法と、その中から最終的に選んだ方法について紹介します。

第4章 赤字を防ぐために考えた4つの対処法

送料52.89ドルという現実を知った私は、

「このままでは海外販売を続けられない」

と思いました。

たまたま1回の赤字で済みましたが、同じような注文が何件も入れば、売れるほど赤字が増える状態になってしまいます。

そこで、今後同じ失敗を繰り返さないために対策を検討しました。

考えられる方法は大きく4つありました。

方法① 商品価格に送料分を上乗せして送料無料を維持する

最もシンプルな方法です。

例えば今回のケースでは送料が52.89ドルでした。

そのため、

89.25ドル + 52.89ドル

として、販売価格を約142ドルに設定すれば、表面上は送料無料のまま販売できます。

実際、多くのショップがこの方法を採用しています。

購入者から見ると「送料無料」に見えるため、心理的なハードルは下がります。

しかし問題もあります。

同じようなパズルが80〜100ドル程度で販売されている中で、自分だけ140ドルを超えてしまうと価格競争力が大きく低下します。

特にEtsyでは類似商品との比較が簡単にできるため、高額になりすぎるとクリックすらされなくなる可能性があります。

方法② Printifyで別の製造業者を選ぶ

理想的なのは送料の安い製造業者へ変更することです。

もし同じ商品を別の製造拠点で製造できれば、送料問題は大きく改善します。

ただし、これは商品によって事情が異なります。

Tシャツやマグカップのような定番商品であれば複数の製造業者から選択できる場合があります。

しかし私が販売していた1000ピースの大型ジグソーパズルでは、当時は実質的な選択肢がほとんどありませんでした。

つまり、

「製造業者を変えれば解決」

という単純な話ではなかったのです。

方法③ 送料無料をやめて送料を別請求する

3つ目の方法は、送料を購入者負担にすることです。

例えば今回のケースであれば、

商品価格:89.25ドル

送料:59.99ドル

のように設定します。

これで赤字になるリスクは大幅に減ります。

しかし購入者から見ると、

商品89ドル+送料60ドル

という表示になります。

すると合計150ドル近い金額になり、

「送料が高すぎる」

と感じて購入をやめてしまう可能性があります。

利益面では安全ですが、販売面では不利になるケースもあります。

方法④ 販売国を限定する

最後の方法が、

送料の高い国への販売をやめる

という考え方です。

つまり、

「売れれば良い」

ではなく、

「利益が出る国だけで販売する」

という発想です。

今回の問題は、ドイツへの配送コストが極端に高かったことが原因でした。

逆に、送料が安く利益が確保できる国だけを対象にすれば、同じ商品でも十分に販売可能です。

私は4つの方法を比較した結果、この方法が最も現実的で安全だと判断しました。

私が選んだ方法

最終的に私が選んだのは、

「アメリカのみ販売する」

という方法でした。

海外販売というと、どうしても世界中へ販売したくなります。

私も最初はそう考えていました。

しかし実際に利益計算をしてみると、

「売上が増えること」と

「利益が増えること」は別問題です。

利益が出ない国へ販売する意味はありません。

そこで私は、送料が安く利益計算がしやすいアメリカ市場に絞ることにしました。

次章では、なぜアメリカ限定販売を選んだのか、実際の送料を比較しながら詳しく解説します。

第5章 私が選んだのは「アメリカ限定販売」

4つの対処法を検討した結果、私が選んだのは

「アメリカのみ販売する」

という方法でした。

最初は少し抵抗がありました。

せっかくEtsyという世界中へ販売できるプラットフォームを使っているのに、自ら販売先を限定してしまうのです。

しかし実際に数字を比較すると、その判断は間違っていなかったと思います。

ドイツ向け送料は想像以上に高かった

今回赤字になったドイツ向けの注文では、

製造費:38.29ドル
送料:    52.89ドル
VAT:    17.32ドル

でした。

送料だけで52.89ドルです。

しかも、この送料は商品代金には含まれていません。

当時は送料無料設定だったため、私が全額負担していました。

つまり、

売れれば売れるほど利益が減る状態

になっていたのです。

一方、アメリカ向け送料は大幅に安い

後でPrintifyの送料表を確認してみると、同じ1000ピースのジグソーパズルでも、配送先によって送料が大きく異なることが分かりました。

私が利用していたジグソーパズルはアメリカの製造業者が製造しています。

そのため、アメリカ国内への配送であれば送料を大幅に抑えることができます。

例えばEconomy配送を利用した場合、

送料は約9ドル台

でした。

比較すると、

配送先 送料
ドイツ   52.89ドル
アメリカ    9.19ドル

その差は40ドル以上です。

この数字を見た時、

「利益を出したいなら販売国を見直すしかない」

と判断しました。

売上より利益を優先する

Etsyを始めたばかりの頃は、

「世界中に販売したい」

という気持ちが強くありました。

しかし実際に運営してみると、

重要なのは販売国の数ではなく利益です。

仮に世界中へ販売できたとしても、

  • 送料が高すぎる

  • VATが高い

  • 利益が残らない

のであれば意味がありません。

むしろ、

  • 利益が安定して出る

  • 送料を予測しやすい

  • トラブルが少ない

市場に集中した方がショップ運営は安定します。

その結果、私はジグソーパズルについてはアメリカ中心の販売方針へ切り替えることにしました。

Etsyで販売国を限定する方法

設定はそれほど難しくありません。

Etsyでは各商品に「配送プロファイル(Shipping Profile)」が紐づいています。

対象商品の配送プロファイルを編集し、

アメリカ合衆国以外の配送先を削除

するだけです。

これでアメリカ以外の国からは購入できなくなります。

注意点:配送プロファイルは複数商品に共有されている

ここで一つ注意が必要です。

私は最初、この点を理解していませんでした。

Etsyの配送プロファイルは、

1商品ごとに独立しているわけではありません。

1つの配送プロファイルを複数の商品が共有している場合があります。

そのため、

「この商品だけ変更したつもり」

でも、

同じ配送プロファイルを利用している他の商品まで変更されてしまうことがあります。

配送先を変更する前に、どの商品がそのプロファイルを利用しているのか確認しておくことをおすすめします。

次章では、この配送プロファイルの仕組みについて、実際の画面を使いながらもう少し詳しく解説します。

第6章 Etsy配送プロファイルは知らないと危険

アメリカ限定販売へ変更するために配送設定を見直していた時、私はもう一つ重要なことに気付きました。

それが、

「配送プロファイル(Shipping Profile)」の仕組みです。

Etsyを始めたばかりの頃は、

「送料設定は商品ごとに保存されている」

と思っていました。

しかし実際には少し違います。

配送プロファイルとは?

Etsyでは送料設定を商品ごとに個別管理するのではなく、

配送プロファイル(Shipping Profile)

として管理できます。

例えば、

  • ジグソーパズル

  • Tシャツ

など、同じ送料条件の商品をまとめて管理できる仕組みです。

一見すると便利な機能です。

実際、商品数が増えてくると、一つずつ送料設定を変更するのは大変なので、配送プロファイルは非常に役立ちます。

しかし便利な反面、注意しなければならない点もあります。

1つ変更すると全商品に反映される

私が利用していたジグソーパズルには、

「Economy-Standard: District Photo, 1149, Puzzle, 1014 pcs」

という配送プロファイルが設定されていました。

当初は、

「この商品の配送先を変更するだけ」

のつもりでした。

しかし実際には、

同じ配送プロファイルを利用している商品すべてに変更内容が反映されます。

つまり、

  • 商品A

  • 商品B

  • 商品C

が同じ配送プロファイルを利用していた場合、

商品Aの設定を変更すると、

商品Bと商品Cも同時に変更されるのです。

知らずに変更すると販売停止になることも

例えば、

アメリカ以外の配送先を削除した場合、

同じ配送プロファイルを利用している他の商品もアメリカ限定販売になります。

もし気付かないまま変更してしまうと、

本来販売したかった国から注文が入らなくなる可能性があります。

私自身、最初はこの仕組みを十分理解しておらず、

「なぜ他の商品まで設定が変わっているのだろう?」

と戸惑いました。

配送プロファイルの仕組みを知らない初心者にとっては、意外な落とし穴だと思います。

配送プロファイルを編集する前に確認したいこと

配送プロファイルを編集する際は、

まずそのプロファイルに何商品紐づいているかを確認することをおすすめします。

Etsyの商品編集画面では、

発送オプション欄から「編集する」をクリックすると、

現在どの配送プロファイルが使用されているか確認できます。

そして配送プロファイルの編集画面では、

どの商品がそのプロファイルを利用しているか一覧で確認できます。

変更する前に一度確認しておくと安心です。

私が現在行っている管理方法

現在は、

  • ジグソーパズル用

  • 傘用

  • Tシャツ用

というように商品カテゴリごとに配送プロファイルを分けています。

こうすることで、

ある商品の送料設定を変更しても、別カテゴリの商品へ影響することがありません。

商品数が少ないうちは気になりませんが、Etsyショップが大きくなるほど配送プロファイルの管理は重要になります。

今回の赤字注文をきっかけに、私は送料だけでなく配送プロファイルの管理方法についても見直すことになりました。

次章では、実際に私が現在運用している傘商品の送料設定を例に、利益を残すための送料設計について紹介します。

第7章 現在の私の送料設定|送料無料より利益を守る

今回のジグソーパズルの赤字注文を経験して、私は送料に対する考え方が大きく変わりました。

以前は、

「送料無料の方が売れる」

という考えを最優先にしていました。

しかし現在は、

「利益を確保した上で販売する」

ことを優先しています。

なぜなら、どれだけ売れても利益が残らなければ事業として継続できないからです。

商品によって送料戦略を変える

今回問題になったジグソーパズルは、

  • サイズが大きい

  • 重量がある

  • 海外送料が高い

という特徴があります。

一方で、私が販売している傘は事情が異なります。

傘も比較的高額な商品ですが、送料を適切に設定することで利益を確保しながら販売できます。

そのため現在は、

商品ごとに送料戦略を分ける

ようにしています。

現在の傘の送料設定

私はChatGPTで送料設定のシミュレーションを行い、現在は次のような送料設定にしています。

例として、

配送先                     送料
中国             4.99ドル
アメリカ      9.99ドル
オーストラリア   8.89ドル
カナダ        25.00ドル
その他の国              35.00ドル

という設定です。

もちろん、送料は将来変更される可能性があります。

しかし重要なのは金額そのものではありません。

送料を実際の配送コストに近づけることで、

  • 利益計算がしやすい

  • 赤字を防げる

  • 想定外の損失を避けられる

というメリットがあります。

「送料無料=正義」ではない

Etsyを始めたばかりの頃は、

「送料無料にしなければ売れない」

と思っていました。

しかし実際に運営してみると、必ずしもそうではありません。

購入者は商品価格だけでなく、

  • デザイン

  • 品質

  • レビュー

  • 商品説明

  • 写真

なども含めて判断しています。

そのため、

利益を削ってまで送料無料にする必要はない

というのが現在の私の考えです。

特にPOD販売では、

製造費や送料が外部サービスによって決まるため、自分でコントロールできない部分があります。

だからこそ、送料設定は慎重に行う必要があります。

今回の失敗から学んだこと

もし私が最初から送料を確認していれば、

今回の19.25ドルの赤字は発生していなかったかもしれません。

しかし、その代わりに大切なことを学びました。

それは、

「売上を見る前に利益を計算する」

ということです。

Etsyでは商品が売れると嬉しくなります。

私も何度もそうでした。

ですが、

売れたことよりも、

その販売で利益が残ったかどうかの方が重要です。

今回の赤字注文は痛い経験でしたが、今振り返ると送料設計の重要性を教えてくれた授業料だったのかもしれません。

第8章 送料設定は商品ごとに考える

今回の赤字注文を経験して、私は送料設定に対する考え方を大きく見直しました。

以前は、

「送料無料の方が売れやすい」

という考えを優先していました。

しかし現在は、

「商品ごとに送料戦略を変える」

ことを意識しています。

同じPrintifyでも送料は全く違う

POD販売を始めたばかりの頃は、

「Printifyの商品なら送料も似たようなものだろう」

と思っていました。

しかし実際は全く違います。

例えば今回の1000ピースの大型ジグソーパズル。

ドイツへの配送では送料だけで52.89ドルかかりました。

一方で、現在販売している傘では、アメリカ向け送料は9.99ドル程度です。

同じPrintifyの商品でも、

  • 商品サイズ

  • 重量

  • 製造業者

  • 製造国

  • 配送先

によって送料は大きく変わります。

つまり、

「この商品は送料無料で販売できる」

という判断は、別の商品には当てはまらないのです。

製造国と販売国の距離も重要

今回のジグソーパズルは、アメリカの製造業者が製造しています。

そのため、

アメリカ国内配送 → 安い
ヨーロッパ配送 → 高い

という傾向があります。

逆に、私が販売している傘は中国で製造されています。

そのため、

  • 中国

  • アジア圏

への配送は比較的有利ですが、

  • カナダ

  • ヨーロッパ

では送料が高くなります。

つまり、

商品のデザインだけでなく、どこで作られ、どこへ発送されるのか

まで考えなければ、本当の利益は分かりません。

Etsyで利益計算をする時のチェックポイント

現在、私は新商品を出品する前に次の点を確認しています。

① 製造費 : Printifyの原価を確認する。
② 送料 : 要販売国への送料を確認する。
③ Etsy手数料 : 販売手数料や決済手数料を考慮する。
④ VATや税金 : 海外販売の場合は税金も考慮する。
⑤ 想定利益 : 最低でも利益が残る価格か確認する。

以前は商品を作ることばかり考えていましたが、今は出品前に利益計算を行うようになりました。

今回の失敗が教えてくれたこと

今回の赤字注文がなければ、

私は今でも送料無料のまま販売を続けていたかもしれません。

そして気付かないうちに、さらに赤字注文を増やしていた可能性があります。

そう考えると、この19.25ドルの赤字は決して無駄ではありませんでした。

むしろ、

「海外販売では送料設計が利益を決める」

という大切なことを教えてくれた経験だったと思います。

Etsyでは商品のデザインやSEOも重要です。

しかし、その前に利益が残る仕組みを作ることがもっと重要です。

今回の記事が、これからPrintifyやEtsyで海外販売を始める方の参考になれば嬉しく思います。

最終章 売れたことより、利益が残ったかを確認する

今回の出来事は、Etsyを始めて間もない頃の私にとって、とても大きな勉強になりました。

ドイツのお客様から1000ピースのジグソーパズルが購入された時は、本当に嬉しかったです。

海外販売の成果が出たと思いましたし、

「これからもっと売れていくかもしれない」

と期待もしていました。

しかし実際には、

  • 販売価格 :   89.25ドル

  • 製造費:     38.29ドル

  • 送料:         52.89ドル

  • VAT :           17.32ドル

という構造になっており、最終的には19.25ドルの赤字になっていました。

売れたこと自体は成功だったかもしれません。

ですが、ビジネスとして見れば失敗です。

Etsyでは「売上」より「利益」

Etsyを始めたばかりの頃は、

  • 何件売れたか

  • 売上はいくらか

  • お気に入り登録が増えたか

ばかりを気にしていました。

しかし今は少し考え方が変わりました。

本当に重要なのは、

「その販売で利益が残ったかどうか」

です。

売上が増えても利益が残らなければ意味がありません。

むしろ、今回のように売れるほど赤字が増える状態は避けなければなりません。

送料無料には注意が必要

もちろん送料無料そのものが悪いわけではありません。

実際、多くのショップが送料無料戦略を活用しています。

しかし、その前提として、

  • 製造費

  • 送料

  • 税金

  • Etsy手数料

を十分に把握しておく必要があります。

私の場合は、

「送料無料の方が売れるだろう」

という考えが先行し、

送料の検証が不十分なまま販売していました。

結果として、そのツケを自分で払うことになりました。

失敗は最高の教材だった

正直に言うと、19.25ドルの赤字は嬉しいものではありません。

できれば経験したくなかった失敗です。

しかし、そのおかげで私は、

  • VATの仕組み

  • Printifyの送料体系

  • 配送プロファイルの管理

  • 国ごとの利益計算

について真剣に考えるようになりました。

そして現在は、

  • ジグソーパズルはアメリカ中心に販売

  • 商品ごとに送料戦略を変更

  • 配送プロファイルを適切に管理

という形で運営できています。

これからEtsyを始める方へ

もしこの記事を読んでいる方が、

これからEtsyやPrintifyで海外販売を始めようとしているなら、一つだけお伝えしたいことがあります。

商品を出品する前に、

「もしドイツで売れたら利益はいくら残るのか?」

を一度計算してみてください。

アメリカではどうか。
カナダではどうか。
ヨーロッパではどうか。

この確認をしておくだけで、私と同じ失敗を避けられる可能性が高くなります。

売れた時の喜びは大切です。

しかし、その喜びを本当の成功に変えるためには、利益計算も同じくらい大切です。

今回の失敗談が、これから海外販売に挑戦する誰かの参考になれば嬉しく思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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