クロノスタシスが止めた時間
noteを書き終えた。
あの、なんか昔の恋の話とか、プアーオーディオとか、恥ずかしいくらい語ってしまったやつです。
書き終えたあとって、妙に静かになる。自分の中だけ。
で、なんとなくラブサマちゃんのファンクラブのDiscordを開いてみた。
最新の投稿に、こう書いてあった。
「クロノスタシスだ」
……なんだそれ。
文脈もよくわからない。
でも、その言葉を見た瞬間、なんか、止まったんですよ。心のどっかが。
きのこ帝国の「クロノスタシス」。
僕はもともと知ってたけど、映画『花束みたいな恋をした』で流れたときは
思わず「うおっ」って声が出そうになった。
麦と絹がカラオケでふたりで盛り上がるシーン。
選曲は「クロノスタシス」
完全に、界隈の人間ならニヤリとしてしまうやつだ。
たぶんあの瞬間、映画館で少しずついろんな人の口角が上がったはず。
そういうのが連発の映画だった(後半サブカル勢阿鼻叫喚展開ですけど)。
サブカルって言葉に酔いたいわけじゃないけど、
ああ、この人たち“知ってる”なって。
その“知ってる”に、ちょっとだけ救われる瞬間ってありますよね。
昔、あの人が言ってた。
「私、カラオケで“クロノスタシス”を歌ってた子でした」って。
“でした”っていう過去形と、“ような”っていう曖昧な言い回し。
ちょっと照れながら言ってた、その感じ。
あれ、なんだか忘れられない。
正直、最初にこの曲を聴いたときは
「え、これサビ?……終わった?」って思った。
でも何回か聴いてたら分かってきた。
あの、どこにも行かない感じ。
時間が止まったまま、誰かのことだけ思い出してる感じ。
その頃の彼女を、あの曲の中に閉じ込めて、
僕はいまだにそこに会いに行ってるのかもしれない。
ちなみに今朝は、なんだかこの曲が聴きたくて。
Discordを見たあと、「クロノスタシス」を流した。
そのあと、「東京」も。
本当はアルバムでは逆の順番なんだけど、
今朝の僕には、この順番がちょうどよかった。
音楽って、ただ聴いてるだけのようで、
ときどき“止まった時間”をそっと動かしてくれる。
そんな朝だった。……たぶん💦
