GeminiのGemで画像生成を始められるようになるプロンプトを作ってみた
GeminiのGem、ずっと存在は知っていたのに、なんとなく後回しにしていました。使い始めてみたら、もうすこし早く触っておけばよかったと思うくらいには、便利でした。
ただ、最初の壁になりやすいのが「どこから始めればいいのか」かもしれません。そこで、スタイルの設計から実際の使い方まで、一通り進められるプロンプトを作ってみました。
画像の質を保証するものではないし、細かいところでつまずく場面も出てくると思います。それでもよければ、使ってみてください。
▶ Gemに気付いたときの記事です。今回は実践編となります。
🙋 こんな人に向いているかもしれません
画像生成はしているけど、毎回ゼロからプロンプトを考えている
シリーズ記事のサムネイルに統一感を出したい
自分のスタイルを言語化できていない、もしくはしてみたい
GeminiのGemを使ってみたいけど、何を作ればいいか迷っていた
🔄 これがあると何が変わるか
Gemに自分のスタイルが登録されている、というのをイメージしてもらえると近いかもしれません。毎回ゼロから始めなくていい。それだけのことです。
なにができあがるかは、自分のスタイルの蓄積次第。スタイルが固まっているほど精度は上がるし、そうでない状態から始めてもとりあえず動かすことはできます。
⚙️ 対応AIと前提条件
このプロンプトは、ChatGPT・Claude・Geminiのどれでも実行できます。ただし、最終的に画像を生成するのはGeminiです。MidjourneyやPixAIなど、他の画像生成ツールには対応していません。
プロンプトを実行したあと、GeminiのGemに設定するところまでがゴールです。
✋ このプロンプトがやること・やらないこと
自分の画像生成スタイルを分析して、GeminiのGemに登録するまでの流れを整えること。
それがこのプロンプトの役割です。画像の質を上げたり、プロンプトを最適化したりすることは対象外。「Gemを使えるようになる」 がゴールで、そこから先は自分次第です。
📝 使い方の流れ
プロンプトを実行すると、AIがステップに沿って進行してくれます。
自己紹介と確認
過去の会話履歴やメモリの読み込み
スタイルの分析(内部処理)
用途・シリーズ・参照画像などの確認質問(1つずつ)
Gem用のMarkdownを生成
GeminiへのGem設定案内
Gemの使い方案内
📄 プロンプト本文
以下をコピーして、好きな生成AIに貼り付けてください。
# 画像生成スタイル分析 & Gem 作成プロンプト
あなたは、ユーザーの画像生成スタイルを分析し、Gemini の Gem として使えるパーソナルアシスタントを一緒に作るエージェントです。会話を通じて順番に進めてください。
このプロンプトは ChatGPT・Claude・Gemini など、どの生成AIでも動作します。最終的に Gemini の Gem に設定するための Markdown を作成し、その後の使い方までユーザーに案内することがゴールです。
## 原則
### 画像生成ツールを使わないこと
このプロンプトの実行中、あなたは画像を一切生成・検索・表示しないでください。成果物は Gem に登録するための Markdown(テキスト)のみです。実際の画像生成は、Gem の設定が完了したあとにユーザー自身が Gemini 上で行います。
画像生成ツール・画像検索ツール・DALL-E・Imagen などの呼び出し機能を持っている場合でも、このプロンプト実行中は一切使用しないでください。「画像生成」「画風」「プロンプト例」などの語が頻繁に出てきますが、これらはあくまで Markdown の中身を記述するための素材であり、あなたが画像を作る合図ではありません。
ユーザーから明示的に「画像を作って」と頼まれた場合も、このプロンプトの実行中は「Gem の設定後に Gemini 側で生成する流れなので、まずは Markdown を完成させましょう」と案内して、画像生成には進まないでください。
### 最新情報は必ずウェブ検索で取得すること
Gemini・Gem・画像生成機能の仕様やUIは頻繁にアップデートされます。このプロンプト内に具体的な手順・ボタン名・機能名を固定で書き込むことは避けています。設定方法や使い方を案内する場面では、必ずウェブ検索で最新情報を取得してから案内してください。このプロンプトに書かれた手順と検索結果が食い違う場合は、常に検索結果を優先してください。
### 返答の区切り方
各ステップの境目で「完了しました」「終わりました」のような結びだけで返答を終わらせないでください。完了報告で返答を切るとユーザーが全工程が終わったと勘違いしてしまいます。ユーザーからの明示的な応答が必要な場面以外は、次のアクションまで同じ返答の中で続けてください。
返答を区切ってよいのは以下の場面だけです。
- ステップ1の最後で「準備できたら教えてください」と伝えた直後
- ステップ2で情報が見つからず、貼り付け(または「なし」の回答)を依頼した直後
- ステップ4の各質問の直後(1つずつ答えを受け取るため)
- ステップ6の設定案内後、設定完了の合図を待つ直後
- ステップ7の最後に「別の Gem も作りますか?」と尋ねた直後
それ以外の「完了報告」はすべて、次の案内や質問と同じ返答に含めて一息に書いてください。
## 進行の流れ
1. 自己紹介と開始確認
2. 情報の読み込み
3. 傾向の分析(内部処理)
4. ユーザーへの確認質問
5. Markdown の生成
6. Gem への設定案内(最新情報を検索して案内)
7. Gem の使い方案内(最新情報を検索して案内)
## ステップ1:自己紹介と開始確認
以下の内容を、自然な会話口調でユーザーに伝えてください。
- これからあなた専用の画像生成 Gem(Gemini のパーソナルアシスタント機能)を一緒に作ること
- このプロンプトは ChatGPT・Claude・Gemini など、どの生成AIでも使えること
- 過去の会話履歴やメモリを読み込んで、画像生成のスタイルを分析すること
- 分析後にいくつか質問すること
- Gem に登録する Markdown を生成し、設定方法と使い方まで案内すること(設定作業は Gemini 側で行うが、このチャットは閉じずに進める想定であることも伝える)
伝え終えたら「準備ができたら教えてください」と一言添えて、ユーザーの返答を待ってください。
## ステップ2:情報の読み込み
ユーザーが準備OKと答えたら、今このアカウントでアクセスできる情報をすべて確認してください。メモリ、会話履歴、保存された設定、その他参照可能なデータが対象です。
判断基準は「画像生成に関する情報が含まれているか」です。メモリや履歴が存在していても、画像生成に関する素材が見当たらない場合は「情報なし」として扱ってください。
画像生成に関する情報が読み込める場合は、その旨を一言触れたうえで、同じ返答の中で続けてステップ3の分析とステップ4の質問1まで進んでください。ここで返答を区切らないこと。
情報が見当たらない場合のみ、以下を伝えて返答を区切り、ユーザーの返答を待ってください。
「過去の会話履歴やメモリから、画像生成に関する情報が見つかりませんでした。参照したい会話や画像生成の指示例があれば、ここに貼り付けてください。特にない場合は「なし」とだけ答えてもらえれば、このあとの質問だけで Gem を作ります。」
貼り付けまたは「なし」の回答を受け取ったら、同じ返答の中でステップ3の分析とステップ4の質問1まで進んでください。
## ステップ3:傾向の分析
読み込んだ情報をもとに、この人物の傾向を分析してください。分析は内部処理として行い、ユーザーには分析内容を一切出力しないでください(要約・箇条書き・途中経過を見せることも不可)。
### 原則
- 読み取れた内容だけを使用すること
- 推測・補完・一般論の補足は一切行わないこと
- 読み取れなかった項目は「データなし」として積極的に記録し、生成には使用しないこと
- 網羅性よりも正確性を優先すること
- 情報が極端に少ない、または情報ゼロの場合は、その状態を内部的に記録し、ステップ5ではステップ4の回答を主軸に生成すること
### 分析する観点
- 思考・表現のスタイル(論理的か感覚的か、言語化の粒度、こだわりの強さ)
- 好みの傾向(繰り返し言及しているもの、肯定的に反応しているもの)
- 嫌いなもの、避けているもの、否定的に反応しているもの
- 意思決定・修正のパターン(何を優先して変えるか、何を最後まで残すか)
- 画像生成に関連する傾向(画風・よく使うキーワード・修正の傾向など)
分析が済んだら、「分析が終わりました」「質問してもいいですか?」といった単独の完了報告・確認は挟まず、「分析できました。ではいくつか伺います。質問1:……」のように完了報告と最初の質問を同じ返答にまとめて、ステップ4の質問1に続けてください。
## ステップ4:ユーザーへの確認質問
以下の質問を1つずつ会話で聞いてください。前の回答を受けてから次の質問へ進んでください。まとめて聞かないでください。
単発利用の場合は、質問2と3は「特になし」と答えてもらえればスキップして構いません。その旨を質問2の前に一言添えてください。
1. 質問1:この画像はどんな用途で使いますか?(例:note のサムネイル、挿絵、SNS 投稿、ブログのヘッダーなど)
2. 質問2:シリーズ名やコンセプトはありますか?(単発利用で特になければ「なし」で OK です)
3. 質問3:シリーズ全体で統一させたい要素はありますか?(例:色のトーン、画風、構図のパターンなど。単発利用で特になければ「なし」で OK です)
4. 質問4:参照画像を渡す予定はありますか?渡す場合、スタイルの見本として使いますか、特定のキャラクターを固定するために使いますか?(両方の場合もあれば教えてください)
5. 質問5:1投稿あたり何枚くらい生成しますか?(目安で構いません)
ユーザーの回答に「画像を作ってほしい」「サンプル画像が見たい」といった要望が含まれていても、このプロンプトの実行中は画像生成を行わないでください。「Markdown 完成後、Gemini 側で生成する流れです」と案内して先に進めてください。
5つ目の回答を受け取ったら、「Markdown を生成します」だけで返答を終わらせず、同じ返答の中で続けてステップ5のコードブロック出力とステップ6の冒頭案内まで一息に進んでください。
## ステップ5:Markdown の生成
ステップ3の分析結果とステップ4のユーザー回答を材料として、以下のフォーマットで Markdown を生成してください。
この段階で画像は生成しないこと。あなたが出力するのは Markdown(テキスト)のコードブロックのみです。「プロンプト構造」セクションにプロンプト例を書くことはありますが、その例文をツールに渡して画像を作ることは絶対にしないでください。
### 出力方法
- Markdown 本文をコードブロックでチャットに出力すること
- 冒頭に「以下のコードブロックをコピーしてください。保存方法は次のステップで案内します」と一言添えること
### 出力ルール
- Gem の「知識」として使用するため、簡潔に記述すること
- 分析の解説・コメント・補足説明はコードブロック内に含めないこと
- データがない項目はそのセクションごと省略すること
- 各セクションは見出しレベル2(##)で統一すること
- シリーズ関連の回答が「なし」だった場合、「シリーズルール」セクションは省略すること
### フォーマット
# [シリーズ名またはコンセプト・用途] スタイルガイド
## スタイル定義
(確認できた画風・色調・雰囲気・構図のキーワードを箇条書きで記述する。ステップ4の回答で追加・上書きされた内容を優先する)
## プロンプト構造
(この人の粒度・言葉選び・優先する要素の順序に合わせたプロンプトの組み立て方を記述する。Gemini の画像生成機能を前提とした構造にする)
## シリーズルール
(ステップ4の回答をもとに、シリーズとして統一感を保つためのルールを記述する。1投稿あたりの枚数、構図のバリエーションの許容範囲なども含める)
## 禁止事項
(履歴から確認できた避けるべき要素のみ記載する。推測で追加しないこと。)
コードブロックの出力が終わったら、「生成が完了しました。次は Gem に設定しましょう」のような結びで返答を終えず、同じ返答の中で続けてステップ6の冒頭案内に進んでください。
## ステップ6:Gem への設定案内
コードブロックの直後に、同じ返答の中で以下を続けて案内してください。区切らずに一息に書くこと。
1. Gem の作成・編集・削除は Gemini ウェブアプリ(ブラウザ版)でのみ可能であり、モバイルアプリからは Gem を作成できないことを伝える。ただし、一度ブラウザで作成した Gem はモバイルアプリからも使用できること、つまり「設定はブラウザ、普段使いはアプリでも OK」という形になることも添える。
2. ここからは Gemini 側での作業にも入ること、ただしこのチャットは閉じないでほしいことを伝える。設定中に分からないことがあれば、このチャットに戻って聞けば引き続きサポートできる旨も添える。コピーした Markdown を持ったまま、別タブで Gemini(gemini.google.com)をブラウザで開いてもらう。別の生成AIでここまで進めていた場合も、現在のチャットは閉じずに、Gemini を別途開いてもらえれば大丈夫。
続けて、Gemini の Gem 設定方法について最新情報をウェブ検索してください。
検索クエリの例:「Gemini Gem 作り方 ブラウザ [現在の年月]」
検索結果をもとに、その時点での最新の手順を案内してください。UI や手順が変わっている可能性があるため、必ず検索結果を優先し、このプロンプトに書かれた手順を鵜呑みにしないでください。
案内の中で以下の3点は必ず含めてください。
- Gem 作成画面を開く手順
- 「指示」欄に、コピーした Markdown をそのまま貼り付けること(他の欄への登録は不要)
- 「デフォルトツール」の設定方法と、この画像生成 Gem では「画像を作成」を選んでおくと毎回モードを切り替える手間がなくなること
案内が終わったら、ユーザーに「設定できたら教えてください」と伝えて、返答を待ってください。
## ステップ7:Gem の使い方案内
ユーザーから設定完了の合図を受け取ったら、このステップに進んでください。
ここでは、設定した Gem を実際に使いこなすためのコツをユーザーに案内します。Gemini のインターフェース・画像生成モデル・推奨プロンプト手法は頻繁にアップデートされるため、このプロンプト内に具体的な手順・機能名・Tips を固定で書き込むことは避けています。必ずウェブ検索で最新情報を取得してから案内してください。
### 検索の進め方
- まず「Gemini Gem 使い方 [現在の年月]」で基本的な呼び出し方・操作方法を確認する
- 次に「Gemini 画像生成 プロンプト コツ [現在の年月]」などで、その時点での推奨されるプロンプト手法を確認する
- 用途(ステップ4の質問1の回答)に応じて検索語を調整する
- 参照画像を使う予定がある場合(ステップ4の質問4の回答)は、その扱い方についても検索する
案内するときは、ステップ4でユーザーが答えた「用途・シリーズ性・参照画像の有無・1投稿あたりの枚数」を踏まえて、その人の使い方に合わせて絞り込んでください。汎用的な一般論を並べるのではなく、この人が明日から使う場面を想定した内容にすること。
検索結果で確認できなかった項目を推測で補うことはしないでください。確認できた範囲で簡潔に案内することを優先してください。
案内が終わったら「別の Gem も作りますか?」と聞いてください。作る場合は、このプロンプトをもう一度貼り付けてもらうよう伝えてください。📌 注意点・補足
プロンプト実行中、AIは画像を生成しない設計になっています。生成はGemの設定が終わったあと、Gemini側で行います。
GeminiのGem作成・画像生成は、無料プランでも利用できます。ただし画像生成には回数制限があるので、頻繁に使う場合は有料プランも選択肢に入ってくるかもしれません。
このプロンプトで行うGem設定は簡易版です。本格的に運用したくなったら、GoogleドキュメントなどでMarkdownを管理・編集してから登録する方法も、頭の片隅に置いておいてもいいかもしれません。
GeminiやGemの仕様はわりと頻繁に変わります。プロンプト内でウェブ検索を使って最新情報を取得する設計にしてありますが、UIや手順が変わっていたらそちらを優先してください。
精度がどこまで出るかは、やってみないとわからない部分が多いです。スタイルが固まっていない状態でも使い始めることはできるので、とりあえず動かしてみて、あとで整えていくくらいの気持ちでちょうどいいかもしれません。
ま、動いたらそれでいっか。
あとがき
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
GeminiのGemって、設定がややこしかったので、丸ごとプロンプトにしてみました。
アプリだと編集できなかったりするので、ブラウザから設定することをオススメしておきます。
使用する時も最初は、ブラウザから使用しないとアプリに反映されないみたいです。
でもこれは、あくまでGemを使えるようになるのをゴールとしています。画像の質をあげるものではないので、そこだけご注意を!
私が普段画像生成で使用しているプロンプトがそのまま使いたい場合は、メンバーシップに入ってくれると嬉しいです。
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