【AIとの距離感】知らないうちに施行されていた|AI新法
前の記事を読んでいるとより理解しやすくなっています。
はじめての方は先にこちらをどうぞ。
📰 「AI新法」という言葉を見た
前回、AI社会原則やガイドラインの話を書きました。調べている途中で、「AI新法」という言葉が出てきました。
調べてみたら、2025年にはもう施行されていて、気づけば1年近く経っていました。法律ができたらしい、というのはなんとなく耳にしていた気がしますが、いつの間にか「もう当たり前にある法律」になっていたことに、今更気づいた形です。
📜 AI新法とは何か
AI新法は、正式名称を「人工知能関連技術の研究開発及び活用の推進に関する法律」といいます。つまり、AIの研究開発と活用を国として後押しするための、日本で初めてのAIに関する基本法です。
2025年6月に公布されて、同年9月1日に全面施行されました。
長い名前を最初に見たとき、覚える気が起きませんでした。「AI新法」という略称の方が圧倒的に頭に入ってきます。

🌏 「規制」ではなく「推進」
AI新法を調べていて、一番印象に残ったのがこの点です。
EUのAI規制法(AI Act)は、AIの用途をリスクの高さで分類して、禁止事項や罰則を定める「規制」型のアプローチをとっています。一方、日本のAI新法は、研究開発と活用を後押しするための体制や計画を定める「推進」型のアプローチです。
つまり、日本のAI新法には直接的な罰則規定がありません。「AIをどんどん使っていい社会にしよう」という姿勢に近い。
これを知ったとき、「じゃあリスクの部分は誰が見ているんだろう」と気になりました。

🔍 リスクは誰が見ているのか
調べてみると、日本ではリスクへの対応を、AI新法とは別の既存の法律や、政府の調査・指導という形で担っています。
個人情報保護法、著作権法、不正競争防止法。これまでのSeason 3で追ってきた法律たちが、実はここでつながっていました。AI新法という「推進のための法律」と、既存の法律という「リスクに対応する枠組み」を組み合わせて全体を作っている、ということです。
さらに、国がAIによる権利侵害の事案を調査・分析して、事業者に指導や助言を行う仕組みもあります。悪質な場合は事業者名が公表されることもあるそうで、これが実質的な抑止力として機能する想定になっています。
「規制がない」と聞くと少し不安になりましたが、既存の法律と組み合わせる設計だとわかって、少し安心しました。とはいえ、この組み合わせが実際にうまく機能するのかは、まだこれからの話のようです。

🔗 毎日使っているAIとのつながり
Claude・Gemini・GPTを使う生活は、この法律が施行される前も後も、見た目には何も変わっていません。
でも「日本はAIをどう位置づけようとしているのか」という大きな方向性を知ったことで、Season 3で学んだ個人情報保護法や著作権法の話が、点ではなく線としてつながった感じがします。
法律の名前を追いかけるだけの回だったはずが、思いのほか腑に落ちる瞬間がありました。
ま、いっか。
あとがき
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
いろいろな法律が組み合わさっているということなんですかね〜?
なんだかおもしろいな〜と感じてしまいました!
よければご活用ください〜
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