ベリーAとナイヤガラを食べる
9月某日、近所の八百屋さんに寄ったところ、なんと「ベリーA」を発見。さらに「ナイヤガラ」も。しかもかなり安い。
ベリーAはワイン用ブドウとしては「マスカット・ベーリーA」「マスカット・ベリーA」などと書かれることが多いが、調べたところワイン用のものと同一の品種。
ワインとしては辛口~やや辛口のライトボディに仕上がっているものが多い印象。
ナイヤガラは、国産甘口カジュアルワインの代表格。日本ワインで気軽に買える「やや甘口」の白といえば、ほとんどがナイヤガラかデラウェアと言っても良いでしょう(個人の感覚です)。
以前、ワイナリーまで押しかけて醸造前のブドウを食った身としては、試してみるしかなかろう。ということで購入。
会計して袋詰めしているときに、ナイヤガラがパックに2房入っていることに気付き怯える。こんなに食いきれない。
これは…ワインが作れるのでは…?(密造酒ダメ、ゼッタイ。)
というのは冗談で、さっそく帰って味をチェックです。
ベリーA

まずは房の状態で香りを取ってみるが、少し青っぽい。爽やかというよりは、軸の香りというか。ほんのりポリフェノールっぽい感じがあるような?気もする。
食してみたが、非常に形容が難しい。しいて言えば酸味がある…か?
すっきり軽やかで甘酸っぱい印象。
黒ブドウだから当たり前と言えばそうだが、果皮由来のコク?タンニンのようなものは感じる。
ブドウとしては美味しいが、個性的な風味は感じられず、正直、ブラインドで食べてベリーAだと言える自信はない。
マスカットベリーAのワインはいわゆる「イチゴキャンディ」のような香りがすると言われるが、そんなニュアンスも感じない。
とはいえ、ゲヴュルツトラミネールだって果実自体にはあの香りは全くないし、圧搾する段階にならないとあの香りが出ないわけだから、ベリーAも同じなのかも。
赤ワインの場合は果皮を果汁に漬け込んで造るので、ワインになれば、果皮の複雑味やタンニンも出るんだろうな。

ナイヤガラ

ナイヤガラは、もう房を香った時点で、完全にマスカット。
一口食べてみると、ナイヤガラの甘口ワインそのもの。
いつもワインを飲むときに感じていた、種っぽいちょっとクリスピーな風味もそのまま。
これだけ素材の味がまんま出ているのはスゴい。
果皮と種を取りながら食べるのが面倒だったので、果皮と種を取った状態でタッパーに入れておき夜に食べたところ、名もなきブドウになっていた。
果皮の風味、種の風味がナイヤガラらしさを表現している、ということか。
勉強になる。
ブドウ単体では、結構酸味があって甘さは前面に出ていない印象なので、もっと糖度が乗ったナイヤガラを使わないとあの(ワインの)味にはならないんだろうな~という印象を受けました。
おまけ
残ったブドウは、悪くならないうちにジャムにしてヨーグルトに入れたり日本酒カクテル(※注意※)にしておいしくいただきました。
※注意※
ナイヤガラを丸のまま日本酒に入れても大して風味が出ないので、おすすめしません。そして、ナイヤガラの味が出るまで日本酒に漬け込んでおくのは酒税法違反となりますので、ご注意をば。
さらにさらに、20度以上のアルコールであっても、ブドウは漬け込みNGの材料です。秋だし梅の代わりにブドウで果実酒造ろうかな~と思って実行するのはアウトです。お縄をゲットなのでマジで注意してください。
こちらの記事でもざっくりと酒税法について説明していますので、参考までに。
ジャムにするにしても、皮を取ったり種を取ったりかなり手間がかかりますが、特にナイヤガラジャムと日本酒の相性は抜群でした!ナイヤガラが手に入り、時間と心に余裕がある方はぜひ。

ナイヤガラは2房で300円しなかったので、そう考えると市販のジャムを買うよりも安く済むかも。種を取るのに手間はかかるけど。
種なしブドウの偉大さと、ナイヤガラワインの素材再現力のすごさを知りました。
以上です!
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