【VOL.9】親の安全を守る、4段ステップ+手すりで“転ばない”玄関へ
「実家に帰ると色々危ないところがあるから、手すりをつけたいな…」
こんにちは。大阪で「快適に安心して生活できる設計」をご提案している、W&B companyです。
数々の現場を見てきましたが、先ほどのようなお声は年々増えていると感じます。
玄関で靴を履くお母さん。片手は買い物袋、もう片手は扉。雨で濡れた段差を前に一瞬ためらいます。
そんな“ヒヤッ”とする瞬間を、踏面300mm/蹴上150mmの4段ステップ+手すり高さ800–850mmで、日常の安心に変えましょう 。
この記事では、ご自宅の段差がなぜ危険なのか、そしてどうすれば安全に変えられるのか、「撮る→測る→直す」の具体的な手順で解説します。

体が自然に動くステップ寸法(300/150/900の理由)
「関東からやってくる乗客が駅の段差を知らずに転びそうになるのをよく見かける」という投稿がありました 。
慣れない段差は、それだけで危険です。
特にご高齢の方にとって、毎日使う玄関や勝手口の段差は、数値で安全性を設計することが不可欠です。
私たちが基準とする「歩きやすい」と感じる数字があります。
踏面(足を置く面):300±20mm
大人の足が安定して乗るための寸法です。
これより狭いと踵がはみ出し、広すぎると歩幅が合わずかえって危険です。
蹴上(段の高さ):150±10mm
無理なく足を上げられる高さの目安です。
建築基準法では230mm以下とされていますが、高齢者配慮の場合は160mm以下に抑えるのが理想です。
通路幅:900mm以上
手すりを設置した後の有効な幅として、最低でも850mm以上を確保します。
これにより、杖を使ったり、誰かが横で支えたりする場合もスムーズです。
これらの数値は、バリアフリー新法やJISの高齢者配慮設計指針でも推奨されている、安全の基本となる寸法です。
“離さず歩ける”手すり(H=800–850mmと出隅の連続)
「手すりにぶらさがってないでちゃんと見ときなさい」という声も聞かれますが、体をしっかりと支えるためには、手すりの設計こそが重要です。
設置高さ:床から800~850mm
杖の高さに近いこの寸法が、体重をかけやすい標準的な高さです。握りやすい太さ:直径30~40mm 円形が基本ですが、指をかけやすい
楕円形(UD手すり)も有効です。途切れない連続性 最も重要なのがこれです。
階段の上り始めから終わりまで、一度も手を離さずに移動できるよう、踊り場や角(出隅)でも手すりが連続していることが理想的な設計です。
10年後も安心のための防滑・塩害・許可チェック
外構は雨風にさらされる過酷な環境です。だからこそ、材料選びと施工の質が問われます。防滑(滑り止め): 雨の日に滑らないよう、踏面には滑り止めの溝があるタイルや、防滑性の高い樹脂木デッキ材を選びましょう。
水たまりができないよう、わずかな排水勾配をつけるのも推奨です。風圧・塩害対策: 特に海が近い大阪の海側のエリアでは、手すりの金具に錆びにくいステンレス(SUS316など)を使用したり、基礎を深くしたりする配慮が、10年後の安心に繋がります。
許可申請: 道路境界の近くに設置する場合など、自治体への確認や申請が必要になることがあります 。
後々のトラブルを避けるためにも、計画段階で専門家が確認すべき重要なポイントです。
Before→Afterで見る、安全な外構
Before: 手すりがなく、一段が高いコンクリートの段差。雨の日は特に危険でした。
After: 4段の緩やかなステップと、出隅まで連続した手すりを設置。踏面は滑りにくい素材に。費用は約18万円、工期は4日間でした。
見た目の安心感だけでなく、実際に「外出が億劫でなくなった」と嬉しいお声をいただいています。
段差は“直せる悩み”です。一緒に安全の一歩目を決めましょう。
ご実家の玄関や勝手口を見て、「危ないな」と感じたら、それは専門家への相談のサインです。
まずはで現状を教えてください。
保存して、DM/LINEで「外構ステップPDF希望」とお送りください。
段差の写真1枚と、おおよその寸法(幅と高さ)、そしてご家族構成を教えていただければ、貴方のご自宅に合わせた「最短配置図」のラフ案を無料でご返信します。
付録:事実表(規格値・制度・製品仕様)
項目
基準・仕様
出典・根拠
段差寸法
踏面:300±20mm、蹴上:150±10mm
バリアフリー新法、高齢者居住法関連基準
手すり設計
高さ:800~850mm、径:30~40mm
JIS A 4716 高齢者配慮設計指針
塩害対策
金具にSUS316等を推奨
日本建築学会「鉄筋コンクリート造建築物の塩害対策指針」
工作物申請
建築基準法第88条、岸和田市建築指導要綱等
各自治体の法令・要綱
費用目安
8万円~25万円
国土交通省「住宅リフォーム推進協議会」価格調査データ等
不確実ポイント(要確認事項)費用・工期: 提示した数値はあくまで一般的な目安であり、既存の構造物の解体有無、地盤の状況、使用する材料のグレードによって変動します。
補助金: 高齢者住宅改修補助金などが利用できる可能性がありますが、
制度は年度ごとに更新されるため、最新の要綱を必ず確認する必要があります。許可申請: 工作物申請の要否は、設置場所と規模によって判断が分かれるため、個別の計画ごとに市役所への事前確認が必須です。



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