オトジェニック·久石譲「君だけを見ていた」
むかしフジテレビで、オムニバス形式のドラマがあった。ちょうど『世にも奇妙な物語』が全盛期の時で、それの向こうを張ってオムニバス形式のヒューマンドラマ版につくったのが『大人は判ってくれない』である。
ご存知の通り、『大人は判ってくれない』というタイトルは、1959年のフランス映画。フランソワ・トリュフォー監督の最初の長編映画からのパクりである。カンヌ国際映画祭で監督賞と国際カトリック映画事務局賞を受賞した。ヌーヴェルヴァーグの代表的作品の一つとして知られる。
私は割りと好きなドラマだったが、あまり視聴率は振るわなかったらしく、短期間で終了してしまった。
そのオープニング曲とエンディング曲を担当したのが久石譲さん。久石譲さんといえばジブリアニメの劇伴音楽で知られるが、もちろん劇伴音楽も好きだったが、このドラマのオープニング曲も好きだった。
エンディング曲のTango X.T.Cはいろいろな映画で使い回されているので、その曲調は知っていたが、オープニングの曲については知らなかった。
久石譲さんのアルバムを買いまくって「君だけを見ていた」が収録されているのかどうかをたしかめてみたが、アルバムには収録されていないようである。もちろんシングル版は手に入れたが、私にとっては隠された名曲というべきものとなった。
なぜTango X.T.Cはアルバムに入っているのに、「君だけを見ていた」は入っていないのだろう。フジテレビの「大人の事情」によるものなのかわからないが、いずれにしても私にとっての隠れた名曲ととして神格化されたことは否定できない。
