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【本日のお品書き】阿久根のタカエビ刺身|終わりなき日常のループを、深い甘みで肯定する夜

今日もお疲れ様。おいちゃんです。

先日の休日、じぃじとばぁばの家に遊びに行った時のこと。
お昼から近くの公園へ繰り出したのだけれど、そこで始まったのがお約束の「エンドレス滑り台」だった。

5歳の姉ちゃんと3歳の弟君。
二人はまるで重力から解き放たれたかのように、わっぜか楽しそうに階段を駆け上がり、滑り、また登る。
その無限に続く円運動をまじまじと見たじぃじ達は、あまりのループっぷりに「これ、一体いつ終わるの?」と、呆然とあっけに取られていた。

パパからすれば、これは日常であり、いつもの平常運転。
「あぁ、いつもこんな感じだよ」と、てげてげに返したけれど。

ふと、思考の深淵に落ちる。
もしも朝から晩まで、時間を一切気にせず、子供たちの気が済むまで滑らせ続けたら、彼らは一体何回滑るのだろう。
それは大人が忘れてしまった、純粋な生への渇望そのものなのかもしれない。
実験してみたい好奇心と、パパの体力が消滅する不安。

いつかそんな「満足するまで滑り台記念日」をやってあげたい。
終わりなき日常を愛おしく思う、そんな一瞬だった。

今日の「だれやめ」メニュー

小さな足で何度も大地を蹴り、坂を登り続ける子供たち。その無限のエネルギーを受け止め、見守り続けること。
それは尊くも、パパの身体から確実に気力を吸い上げていく。

そんな夜の、張り詰めた神経を弛緩させるための精神安定剤が、阿久根で手に入れた「タカエビ」だ。

深海から揚げられたその身は、驚くほどに繊細で、とろけるような甘みを持っている。
過酷な水圧に耐え抜いた海老の肉質が、口の中でほどける瞬間、今日というドタバタの一日が全肯定されるような救いが訪れる。
鹿児島の甘口醤油という、すべてを包み込む優しさの塊にダイブさせることで、脳髄が震えるほどの幸福感が完成するのだ。

【材料】(家族でつつく分)

  • 阿久根産タカエビ:食べたいだけ

  • 鹿児島の甘口醤油:たっぷりと

  • わさび:少々

  • (あれば)大葉やツマ:お好みで

【作り方】

  1. 殻をむく タカエビの殻を丁寧にむいていく。頭のトゲは意外と鋭いので、子供たちのエネルギーに負けないよう、指先に全神経を集中させて気をつけてね。

  2. 締める 氷水でサッと洗って身を引き締め、キッチンペーパーで水気をしっかり拭き取る。このひと手間で、雑味が消えて純粋な甘みだけが残るんだ。

  3. 盛り付け お皿に綺麗に並べて、わさびを添えたら完成。

  4. 仕上げ どっぷりと甘口醤油にダイブさせて召し上がれ。

ねっとりと舌に絡みつくタカエビの濃密な甘みと、それを追いかけるピリッとしたわさびの刺激。
これらが口内で融合した瞬間、今日一日の疲れが静かに溶けていく。
まるで、無限ループの滑り台から、ようやく温かい我が家のリビングに着地したかのような安堵感。

一献の焼酎を流し込めば、阿久根の海の香りが鼻を抜け、明日もまた、あの愛おしい無限のループに付き合う覚悟が静かに湧いてくる。

今日も1日おやっとさぁ。


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