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3行日記 3/30 還暦過ぎたら、後はボーナス

還暦過ぎたら、後はボーナス。

ボーナスというのは、寿命のことだ。

ドクターの木村もりよさんが、動画でそう話していた。
彼女は今年還暦を迎えたと言う。

僕は今76歳だが、60歳のときにはそんなことをまったく思っていなかった。
まだまだこれからだと思っていた。

特に大きな病気があるわけでもなく、60歳は50歳の延長だと思っていた。

ところが僕の場合、
70歳を超えた途端に、明らかに体調が落ちてきた。

それも、なだらかに老いていくのではなく、
階段状に、1年ごとに突然老いていくのだ。

70歳は、80歳の予行演習だった。
そう強く実感した。

そして今、70歳の時を振り返ってこう思う。

「70歳を過ぎたら、後はボーナス」

70歳から、体は不調だらけだが、
特に大きな病気もなく過ごせているのは、
本当に神様からのプレゼントだと感じている。

では、そのプレゼントされた日々をどう生きるか。

木村もりよさんは、端的にこう話している。

少々体に悪いことでも、やりたいことだけをやる。
毎日、夕方5時に冷たいビールを飲むこと。

キンキンに冷えた最初の一口は、砂漠の一滴。
これぞ至福だという。

そして、やりたくないことは絶対にやらない。
嫌な仕事はしない。
嫌いな人とは絶対に会わない。

これには強く共感する。

僕はお酒を飲めない。
そのかわり、毎朝9時に温かいココアを必ず飲む。

糖尿病など気にしない。
だって、もうボーナスの寿命なんだから、
今、生きているだけでラッキーだ。

そして、嫌な仕事はできるだけ避けたい。
嫌いな人の出版セミナーはやりたくない。

とはいえ、生活費を稼がなければいけないので、
それは70点でできればいいと思っている。

そして、ボーナスを味わうためには、ある覚悟が必要だ。

それは、世間的な常識を気にしないことだ。

具体的に言えば、普通の生活や貧乏を恐れないことだ。

今の日本では、貧乏で食べられなくなる、
住む場所がなくなるということはありえない。

最低限の生活を支える生活保護という仕組みがある。

僕は、生活保護を使うことに対して、何の恥ずかしさもない。
必要になったら、堂々と使う。

実は、生活保護の担当者から出版のプロデュースを頼まれ、
本を出したことがある。
それも、1冊目が好評だったので、2冊出すことができた。
もちろん、商業出版だ。


このとき、生活保護の仕組みや裏側を見ることができた。

生活保護は、偉い人から与えてもらうものではない。
国民の権利なのだ。

ということがわかった。

この覚悟は、いざというときのための保険だ。

だが、この覚悟があるのとないのとでは、
ボーナスの味わい方がまるで変わってくる。

ボーナスとは、我慢するための時間ではなく、
味わうための時間だからだ。

健康とお金、これについては70点で十分と覚悟を決めること。

そうすれば、本当に残された時間を、
気楽に、楽しく味わうことができる。

ところで、
「ボーナスを貯金しよう!」などとは絶対に思わないことだ。

何しろ、寿命のボーナスタイムに入っているということは、
今日、生きているだけで丸儲け。

つまり、今夜、寝たまま天国に行ってしまうことだってある。

ボーナスタイムは、使い切って、はじめて意味があるのだ。

だから、毎朝がスタート。
そして、寝るときがゴールなのだ。


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