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漫画家アシスタント移住物語  30   アリが千匹果てるまで!

 
《 写真上:チェンライにあるロンスアテン寺、寺院全て‥‥本堂、各施設、壁、聖像から土産物店まで青色で統一している・・・・・ 2023年、9月撮影 》



         こりゃタイ編 その30


今回も、前回に続いて応募した小説の話になります‥‥‥‥

「野性時代」の新人賞へ応募した話ですが、その前に‥‥

何の関係をない、タイのお寺の写真をご覧ください。 ホントに私の小説とは、何の関係もないお寺の写真です。

タイのお寺は、日本人の想像力を超えて、どんどん変化しています‥‥‥‥

 

 

ロンスアテン寺にある大きな石像。中央下の人物と比較するとその大きさがわかります。こうした派手な演出がタイの寺院で流行っています。まるで、巨像が競争でもしているかの様に・・・・

 

本堂の入り口と、その前に立つ大きな龍、タイでは、龍は仏教の守護神なのです。

 

こちらは、地元でピンク寺と呼ばれているお寺です。私が暮らすタートンという町から山道を少し行った所にあります。御覧の様に、こちらは寺院も石像も門もピンク一色です。噂では住職の趣味だそうですが、ちょっとLGBTQな方みたいです。とても品のある優しい住職です。2024年5月

 

このピンク寺は、以前にも一度このサイトで紹介しました。こちらが本堂になります。

 

この1年ほどで衣装も変わり、仲間も増えて賑やかにお布施の宣伝に努めます。ここの住職による貧しい人へ棺桶贈与の募金です。オレンジの服のロボットガイコツ君が合掌してお辞儀を繰り返しています。右下に見えるのが大きなスピーカーで、「布施するぞ~布施するぞ~‥‥」(訳適当)

 

さて‥‥
 
私の小説新人賞への挑戦ですが‥‥

「 第16回、小説野性時代新人賞 」の締め切りは、24年 9月13日でした。

私がチェンマイから、原稿を郵送したのが9月4日ですから、締め切りまで9日‥‥ ギリギリでした。( 国際郵便が遅い場合は二週間かかります )

実は、応募規定の中には、速達とか書留を禁じている場合があるのです。(きっと編集で受け取る時に、いちいち面倒なのかもしれません)

無事に届くのかどうか、締め切りに間に合うのかどうか、まったく運任せだったわけです。

原稿と一緒に、 「どうか、原稿が届いたらお知らせください 」と要望を記したメモを同封しました。しかし、応募規約には「 一切、回答できない 」とあるので‥‥‥ 無駄を承知でメモを封筒に入れたわけです。

予想通り、1ヵ月ほどなんの返信もありません。( これは当然ですね )

それでも、届いたのかどうかさえわからないのでは、これから先どうしたら良いか戦略の立てようがないわけで‥‥‥‥

仮に、落選しても欠点があるから落選したのか、ただ届いていないだけなのか、それが分からないのはホントに辛いわけです。

そこで、編集部への連絡方法が「 X 」しかなく、そこへ投稿しても( もちろん )何の返信も無い‥‥‥‥ やむなくカスタマーサービス( 顧客用問い合わせ )にメールを送りました。

とにかく、原稿が届いたかどうかを知りたかったのですが‥‥‥‥

なにせ、投稿原稿1000作品の中から私の一作を探し出すだけでも大変な作業です。仮に、「 規約上、お答えできません 」と返信が来ても文句は言えません。

ところが、数日後‥‥‥‥

正直言って、まったく期待していなかったので、すっかり問い合わせメールの事を忘れていた頃、カスタマーサービスから返信がありました。

そこには‥‥‥‥

『 個別の質問には答えられません。 今後とも、当社の製品をご愛顧下さい‥‥ 』

‥‥‥‥みたいな返事が書かれていました。

そこで‥‥

私は考えました。その結果、表現を変えて( 文面を細工して )もう一度カスタマーにメールしようと‥‥‥‥

今度は、選考関係の質問ではなく‥‥‥‥以下の様な問い合わせに書き換えました。

「 では‥‥‥‥郵便物の行方か、噂をご存じありませんか? 」と。

「 イエス小池の小説***が行方不明なのです! 」と。

「 回答が必要なわけではなく‥‥‥‥もし、届いていれば無視してください( ご返信不要です) 。 もし、届いていないなら‥‥‥‥一言、フィリピン沖に沈んでますね‥‥‥‥とご返信ください! 」

はたして、返信やいかに‥‥‥‥?

『フィリピ沖に沈んでます!』‥‥ってな返信が‥‥?

来るか、来ないか‥‥ 来ないか、来るか‥‥‥‥

 

 

チェンマイ市街にある一般的な寺院の本堂。白が基調になっています。


もし‥‥‥‥

何も無ければ「 届いている 」。

もし‥‥ 返信があったら「 届いていない 」 ?

毎日、毎日‥‥‥‥複雑な気持ちで‥‥‥‥私は待ちました。

本気で、一本のメールを待ちました!

タイからの国際郵便が不着になる事は数%の確率で起こります。 私としては、集英社の「 小説すばる新人賞 」の時の事があるので、毎日気になって仕方がありませんでした。( ただの落選か不着かわからないまま )

そろそろ、そんな心配も諦めに変わっていった頃、丁度質問のメールを送ってから2週間が経った時でした。

小説野性時代のカスタマーから返信がありました。( ホントに2週間後! )

これは‥‥‥‥まさか‥‥‥‥

‥‥と、ちょっと心配しつつ、メールを開く‥‥‥‥

そこには‥‥

『 到着を確認 』‥‥と記されていました!

1000本もの作品群から、私の一作を探し出してくれたのか‥‥‥‥ちょっと感激!

そして‥‥‥‥

『 通常、個別の到着確認はしてません。ご了承ください 』‥‥との文句があり‥‥‥‥

最後に、例の如く‥‥‥‥

『 今後とも、当社の製品をご愛顧下さい! 』( もちろん、「 野性時代 」なんて買った事はない )

このメールが届いたのが、9月26日。

その前日の9月25日が私の誕生日で、69歳になっていました。

この二週間で、一つ歳を取り、体重が2㎏ほど減った気がします。

さすが‥‥‥‥

「 小説やせる時代 」

この応募作品が第一次選考を突破できるかどうかは‥‥‥‥「 小説野性時代1月号 」に発表されますので、12月末には結果がわかります。

もし、ダメだったら‥‥‥‥

その時には、2025年3月締め切りの「 小説すばる新人賞(再チャレンジ) 」かポプラ社の「 小説新人賞 」へ応募するつもりです。

そのための作品は、もう準備しています‥‥‥‥

歳取って、ヒマになるとしつこいよね。

1000本の‥‥‥‥

その一本、一本の作品が、私の様なしつこい老人や夢見る若者たちが、ネチネチと書き込んでいるのだったら‥‥‥‥ ちょっと気味が悪い‥‥‥‥ いや、壮観 かも。( 笑 )

砂糖に群がる1000匹の、アリ‥‥

ちょっと壮観‥‥ でも‥‥‥‥

哀れなり アリが1000匹 果てるまで

 
 
  
                    《 2024年11月:ブログ公開 》

 
 
 

               「こりゃタイ編 その31」 へつづく・・・・

                      「その29」 へもどる‥‥
 
                   「もくじ・こりゃタイ編」へ‥‥

 
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