漫画家アシスタント移住物語 32 男と女と新人類!?
《 写真上:タイ北部チェンライの山岳部にあるリゾートからの眺めです 》
こりゃタイ編 その31


前回に記しました「 第16回小説野性時代新人賞 」に落ちた話の続きなのですが、その後は「 第20回ちよだ文学賞 」へ出す短編を制作。1月にほぼ完成させて、2月からは、次の短編製作に入りました。
3月締め切りのまだ新しい文学賞「 秩父短編文学賞 」に応募すべく書き上げたのですが‥‥‥‥
完成後に知人、友人たちに読んでもらった感想がイマイチ。
そのイマイチの評価の中で‥‥
「 面白いけど、ありがちな話だね 」
‥‥ってな批評をいただき、カチンとくるけど、痛い所を突かれてしまいました‥‥‥‥
そのタイトルは、「 紙吹雪 」( 仮題です、たぶん使用しません )。
実は、女性の漫画家アシスタントを主人公に、少女漫画界の裏側を描いた作品だったのですが‥‥‥‥‥‥
このテーマは、私の専門とは違う未知の世界だったため、そのリアル感やストーリーの意外性に乏しく、作品の印象が薄いものになってしまいました。
そこで、これは一旦、お蔵入りにして新たに書き始めたのが、今書いているこの‥‥‥‥
「先生は喧嘩モード」
これは、仮題ですが‥‥‥‥たぶん使わないかも‥‥ 現在は、「突撃! 漫画家一家」というタイトルを検討中です。
この小説は、私が昔( 今から50年近くも前! )、師事したある漫画家をモデルにした作品です。
「 秩父文学賞 」には、面白い応募規定があります。
主催者側が、池袋から西武鉄道で秩父駅まで行く「 特急ラビュー 」と関係があるために、その所要時間と同じ「77分」で読める程度の枚数が規定枚数になっているのです。
ちなみに、私の小説はゆっくり読んでも60分ほどで読める長さですから大丈夫。( 400字詰め原稿で40枚位 )
ただ、正直、今現在まだプロットをやっている段階ですので、締め切りに間に合うかどうかギリギリです。



さて、話は変わって‥‥
先日、近くの格安スーパーであった出来事を記したいと思います。
「歴史もドラマも男と女からはじまる」
そんな言葉はタイには存在しない‥‥‥‥って記事です。
最近、私が暮らす村から車で40分の町ファーンにできたスーパー‥‥ オープンしてまだ新しいのですが、なんか淋しい薄汚さがあるスーパー。
ここは、倉庫タイプの大きなスーパーで、箱から出したままの商品を山積みしているお店です。とても安いので賑わっています。
カミさんと一緒に日用品などを買い物カートに入れて、レジで商品をチェックしている時でした。
財布を持ったカミさんの前、レジ係の中年女性は、長い髪を後ろでまとめ、テキパキと作業を進めています。 ピッ ピッ ピッ‥‥
その時に、別の従業員がやって来て、作業を横からフォローする様に私の前に立ちました。
その女性は、カールした長い髪に、やや背の高い体をピッチリとした作業服に包んでいました。
私がドキッとしたのは、そのバストの大きさで、見事なオワン型( デカいどんぶり? )で、まさに「 ムッチリ 」「ズッシリ」‥‥
いつ、服のボタンがはじけ飛ぶか‥‥ そんな感じでした!
おまけにかなりの美人でしたので、私は隣のカミさんを意識して、すぐに目をそらし、カミさんの正面にいるレジのおばさんに視線を移しました。
美人のデカパイに目を奪われている現場をカミさんに抑えられたら、後で恐ろしいことになります‥‥‥‥
しばらく、わざと私の正面の美人は見ないように、デカパイなんか絶対に見ないように、目の前の商品や、レジおばさんをキョロキョロと‥‥‥‥
すると、バスト美人がレジのオバサンに話しかけました。
その声は、天使の様な優しい女性の声ではなく、100%男の声でした‥‥‥‥( ガッチリ野太い声 )
彼女( 実は男性 )は横のオバサンに何かを話しかけているのですが、タイ語ですので、何を喋っているのかはわかりません。
私は、頭の中が混乱する様な、霞がかかっている様な、一瞬どこにいるのかわからない様な気分になりました。
美人を、バストを、見ないように、見ないように‥‥‥‥いったい自分は何をやっていたのか!
タイでは、この様なミステリーゾーンな体験をたまにします。
繁華街を歩いていると、まったく普通の若い男性が二人で抱き合っていたり、大病院の受付、薬局など、院内に何人ものナース服の男性がいたりします。
露店のラーメン店、焼肉店、お総菜店、ごく普通に、真っ赤な口紅の男性が、白い指をクネクネさせながら働いています。
当然、どこから見ても男に見える女性‥‥‥‥刈り上げショートヘアに黒いシャツで腕に入れ墨の、元娘だって普通に働いています。
両性タイプで、男女の区別ができない新しい人類が、恋人の女性( こちら純正 )と肩を組んでいる姿を見かける事だってあります。
丸8年、タイに住んでいますが、なかなか慣れません。
いや、慣れたつもりではいるのです‥‥ しかし‥‥
意外な場所で出会うと、やっぱり驚いちゃうし、思わず目を見開いちゃったりするわけです。
まぁ‥‥‥‥ 男だろうが、女だろうが、中性だろが、水星だろうが、どっちだって勝手にしやがれ‥‥ なんですが‥‥
「 あの人は、いったい‥‥ どっちだったんだろう‥‥‥‥? 」
なんて考えだすと眠れなくなりそうだし、「世界は男と女が創った」って常識が死語になってしまった‥‥‥‥
また、今夜も眠れなくなりそうな‥‥‥‥
チェンマイの深夜3時です‥‥‥‥
《 2025年3月:ブログ公開 》
「こりゃタイ編 その33」 へつづく・・・・
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