【大学生2人のAIスタートアップが、「年間80兆円」の入札市場に挑む】——英国発BidScript、約1.1億円調達の衝撃。年間28兆円の市場なのに、あなたの会社はまだExcelで戦っていないか。退屈な作業ほど巨大なお金が動く話。#AI入札 #公共調達 #スタートアップ #英国 #BidScript #SaaS #入札管理 #プレシード #ポス鳥
こんにちは、ポス鳥です。
今日のニュースはこちら。
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📰 今日のニュース1分まとめ
2026年7月2日、英国マンチェスターを拠点とするビッドスクリプト(BidScript)というスタートアップが、€701k(約1,100万円)の資金調達を発表しました。
これまでの調達額と合わせると、合計で約$1M(約1億5,000万円)を超えています。
ビッドスクリプトは、 公共入札の書類作成をAIで自動化するソフトウェア です。
🔍 そもそも「公共入札」って何?
「入札(にゅうさつ)」という言葉、聞いたことはあっても、具体的に何をするのか知らない方も多いかもしれません。
簡単に言うと、 政府や自治体が「この仕事をやってくれる会社を募集します」と公募し、手を挙げた会社が「うちならこうやります、この金額でやります」と書類を出して競い合う仕組み です。
例えば、こんな場面で使われます。
・市役所が新しいホームページを作りたい → IT企業が「うちなら500万円で作れます」と提案書を出す
・県が橋の補修工事を発注したい → 建設会社が「うちの技術ならこの期間で安全にできます」と書類を提出する
・国の省庁が業務システムを刷新したい → 複数のIT企業が「うちのシステムはここが優れています」とアピールする
・大学が給食サービスを外注したい → 食品会社が「この品質でこの価格です」と応募する
つまり、 「会社が仕事を取るためのオーディション」 のようなものです。
書類審査で「この会社が一番良い」と判断された会社が、契約を勝ち取ります。
⚡ この市場、実はとんでもなく巨大
この「入札」という仕組み、地味に聞こえるかもしれません。
しかし、その規模は驚くべきものです。
英国だけで、公共入札の年間支出額は £434億(約80兆円) に達します。
これは英国の国家予算の約3分の1に相当します。
日本でも、官公庁の入札市場は 年間約28兆円 。
案件数は年間180万件以上です。
つまり、世界中で「政府が民間企業に仕事を発注する」という行為だけで、 数百兆円規模のお金が動いている のです。
📝 なのに、書類はいまだに「手作業」
ここが、このニュースの核心です。
数百兆円が動く巨大市場なのに、その入口である「入札書類の作成」は、 いまだにほとんどの企業がExcelと共有フォルダで手作業 しています。
例えるなら、 就職活動で、応募するたびに履歴書をゼロから手書きで書き直している ような状態です。
しかも、ただの履歴書ではありません。
入札書類は、数十ページから数百ページに及ぶことがあります。
技術的な提案内容、過去の実績、品質管理体制、価格の根拠——ありとあらゆる項目を、 発注者が指定する厳密なフォーマットに合わせて 書かなければなりません。
1件の入札書類を作るのに、数週間から数ヶ月かかることも珍しくありません。
そして、それだけ時間をかけても、 落選すれば1円にもならない 。
この「入札地獄」を、AIで根本的に変えようとしているのが、ビッドスクリプトです。
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🌸 季節の情景描写
7月に入りました。
日本では梅雨が明けつつあり、蝉の声が少しずつ聞こえ始める季節です。
一方、英国マンチェスターでは、短い夏の日差しの中で、大学を卒業したばかりの若者たちが新しい一歩を踏み出しています。
今日ご紹介するのは、まさにそんな若者たちの物語です。
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📨 一般的なイメージへの疑問
「入札」と聞くと、多くの方はこう思うのではないでしょうか。
「なんか、お役所仕事の話でしょ?自分には関係ないかな」
実は、そうでもありません。
あなたが毎日使っている道路の補修も、お子さんが通う学校の給食サービスも、会社のオフィスに導入されたITシステムも——すべて「入札」を経て契約された仕事です。
そして、その入札のプロセスが非効率であればあるほど、 税金の使い方にも影響が出る 。
今日のニュースは、この巨大で地味な世界に、AIという新しい風が吹き始めた、という話です。
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💼 筆者コメント
私ポス鳥は、貿易商として日々、さまざまな国の企業とやりとりをしています。
その中で、「見積書」「提案書」「契約書」の作成がどれほど時間を食うか、身をもって知っています。
特に政府案件の入札書類は、民間の見積書とは比べものにならないほど細かく、厳格です。
今回のビッドスクリプトのニュースを見た時、真っ先に思ったのは「これ、日本にも絶対に需要がある」ということでした。
日本の公共入札市場は年間28兆円、案件数180万件以上。
なのに、入札書類をAIで効率化するサービスは、まだほとんど普及していません。
この記事では、ビッドスクリプトが何をやっているのか、なぜ大学生2人が始めたのか、そしてこのビジネスモデルが日本を含む世界にどう波及しうるのかを、詳しく見ていきます。
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📑 本文予告
第1章 では、ビッドスクリプトとは何者かを解説します。
第2章 では、「入札書類作成」がなぜこれほど苦痛なのかを具体的に掘り下げます。
第3章 では、大学生2人がこの事業を始めた経緯を追います。
第4章 では、ビッドスクリプトのAI技術と、競合との違いを見ます。
第5章 では、日本の入札市場への示唆と、読者がここから学べることを考えます。
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