二月歳時記 十九日 「雨水」 十七日 「セムラの日」
二十四節気 2 雨水
陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となれば也
降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まるころ

二月十九日 雨水
朝 ひな人形を飾る。

「良縁に恵まれる」というのはもちろん昔は結婚においてという意味合いだったから、
そんなのナンセンス!と一笑に付した世代
でも最近はなにも良縁というのは男女に限ることではなく、人やあらゆるものごととの良き縁に恵まれるという解釈をすればいいのだと思うんですよね
みんな、もう彼方にいる伯母(叔母)たちがお祝いにくれた木目込の内裏雛
内裏雛の男雛は向かって右、女雛は左、我が家は関西風飾り方です
男雛さま、長い年月でずっと首を傾げていらっしゃるんです
まぁ、それも佳き

遊びたい盛りだからね~
二月二十日 春待ちランチ
三寒四温を繰り返しながら春に近づく雨水に、身体も心も温まるけんちん汁や楤芽、あさりなどを使った献立で、春待ちランチをいただく。

雨水 春待つ献立
けんちん汁
アスパラ菜と紅菜苔の糠漬け
ホワイトセロリと切り干し大根のごまあえ
大根とあさりの 薄氷煮
楤芽の信濃揚げ
牡蠣と青海苔の玉子焼き
黒米ごはん
献立に加えたい料理として、まずけんちん汁がありました。
三光院の西井香春先生の「尼寺のやさい料理」のレシピで作ってみたかったからです。
素材を生かす三光院ならではの工夫があり、もともと残り物の食材を無駄なく食べるための料理がけんちん汁。

布巾に包んだ木綿豆腐に2ℓ水ペットボトル×2本の重しを置いて
約2時間

高さが半分になるまでしめました
野菜を煮る間に、テフロン樹脂加工の小さなフライパンで、手でひと口大にちぎったしめ豆腐を塩をまぶしてからいりします
(ここでしっかり味をつけておくと◎)

*大根、人参は皮付きのまま3㎜の銀杏切り
*牛蒡は大きめのささがき
*皮をむいて塩でぬめりを取った里芋は5㎜の輪切り
*こんにゃくは茹でて小さ目の短冊切り
鍋に胡麻油を熱し、*印をかるく炒めて、⚪︎を加え、やわらかくなるまで煮る
しめ豆腐を加え、酒と醤油、塩で調味して、小松菜を加える
お椀についで、さぁ、どうぞ
(好みで⚪︎で昆布も加えて干し椎茸・昆布出汁にしてもいいと思います)
この季節ならではの食材を使って一汁五菜の献立を決め、拵える。

大根の下にはあさり
雨水に作りたかった一皿
あさりの旨みが凝縮したエキスが薄氷のように薄く切った大根に染みて、とっても美味しい!
ホワイトセロリと切り干し大根の黒すり胡麻和え

スーパーで買った長崎県西海市産の天日乾燥切干大根の滋味が感動的!
水洗いして、水で戻しただけなのにぎゅっと大根の甘みも凝縮
生のホワイトセロリと黒すり胡麻ととてもよく合いました
味付けは醤油少々


天然ものはまだ先ですが、栽培ものはお手頃価格で売られています
そば粉と塩麴、水で作った衣をつけて揚げたのが信濃揚げ
サクッサク!一足先に春をいただきます

牡蠣と青海苔の玉子焼き

青海苔と二乗効果で磯の旨みの玉子焼きになりました
塩水で洗って水気を切った牡蠣に米粉をまぶし、卵と青海苔、塩麴の卵液をつけてピカタのように焼いてから、残りの卵液を流し入れて玉子焼きにしました
ヒット作!

これも大ヒット作!
しっかり糠漬けの味で、花の色もきれいに残っていて、これおすすめですよ


美味しかった~~っ
二月十七日 セムラの日
セムラ?えっ?なにそれ?
と思うでしょ?
復活祭前に行う40日間の断食期間(四旬節と呼び、日曜日は除く)を前に、戸棚の中の卵や牛乳などを消費し、卵や牛乳で滋養を摂っておくキリスト教信者にとっての宗教行事で、四旬節前の告解の火曜日、断食に入る前の最後の火曜日に食べるスイーツがセムラ。
スウェーデン語ではセムラ(semla 複数形は semlor)、フィンランド語ではLaskiaispulla 。
六年前に初めて食べたセムラがあまりにも美味しかったから、以来毎年この時期にセムラを作るのもうちの二月の歳時記。
(セムラについて、レシピなどは ↯ note でどうぞ)
今年はプチパンを8個焼いて、そのうち6個でセムラを作りました。

カルダモンパウダー、北海道産全粒粉、薄力粉、白神こだま酵母などで焼いたプチパンに、
ピュアココアパウダー、サワークリーム、アガベシロップとアーモンドプードル、水で作ったチョコレートアーモンドペーストを詰めて、
その上に生クリームにお砂糖をすこ~~し加えたホイップクリームを絞りました

つい少なくしちゃうんですよね
このお皿のセムラ4個はお皿のまま少女たちのうちへデリバリー


「いやぁ~美味しかった 火曜日に食べるんだってね まさに今日だ!」
あら、ちゃんと調べたのね
森野しゑにさんの超絶美味なるnote❤️ ↯
あなたはどのラスキアイスプッラを食べてみたいですか?
どれもみんな食べてみたいけど、一つ選ぶなら私はレッド・ヴェルヴェットかな?
みんなに大好評だったから、私も今月中にまた作ることにしました。
季節の美味しいものから笑顔をいただく。
季節に沿った暮らし
暮らしの歳時記
陽光桜も咲き始め
ミモザは風に乗って魅惑の香りを運び
一気に春への歩み
加速中
*レシピです ↯
*三光院と西井香春先生についての note 記事です ↯
