おちこんだりもしたけれど、私はげんきです(pmconf 2025 大阪登壇記)
BASE株式会社執行役員の柳川です。金融事業の事業責任者をしています。
私はエンジニア→PdM→事業責任者というキャリアを歩んできました。
現在は事業戦略、プロダクト戦略、組織戦略全ての責任を持ちながら、事業責任者を務めさせていただいています。
突然ですが皆さん、僕はジブリが好きです。
昔ナウシカのテトに手を噛まれる表現を拝借して記事を書きましたが、今回は魔女の宅急便から拝借します。と言っても今回は本編ではなく、ポスターに書かれたコピーです。
pmconf 2025の登壇にて触れさせていただいた言葉なんですが、説明不足だなと思い補足させていただきます。
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。
いやー、良いコピーですよね。僕は大体ずっとこの気分です。
プロダクトマネジメントも事業リードもチームマネジメントも日々日難しいことや、理不尽なことの連続です。ブチギレてしまうこともたくさんあります。ブチギレ落ち込みの連続です。
感情の起伏って幼稚とされがちですけど、そんなことないと思うんですよね。感情の起伏を表に出して、他人をコントロールしようとするのは害悪です。でも内面の感情に起伏があるのはむしろ魅力的だと思うのです。
落ち込んだというのは、なにかにトライした証拠なんですよね。何かにトライしたけけれど、うまくいかずにそのギャップが辛いことが、落ち込みにつながるわけです。つまり挑戦しているわけです。挑戦している人って素敵ですよね。
落ち込んだことを認知できた瞬間って、もう落ち込んでないんですよね。わりかし次を向いた瞬間に、「あ、自分落ち込んでたな」とか思うわけです。本当に落ち込んでいる時は、辛すぎてよくわからないですよ。
「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです」というのは、この落ち込んでいたことに気がついたあとの、「でも私なんだかんだ元気で頑張れそう」みたいな微妙にアンニュイな感じがいいわけですよ。ある意味酔いしれてる感じなんですけどね。自分に。
もちろん「私元気だよー」ということを伝える表現でもあるわけです。何か青春時代の葛藤を乗り越え大人になっていくニュアンスもあるでしょうね。
日々日々我々は乗り越えていくのです、壁を。
成長し続けること。
大人になっても人は常に成長し続けます。毎日の生活は発見の連続です。
そんな中でもプロダクトマネージャーの皆さんは、ある意味成長中毒的なところがあるのではないでしょうか。物好きの集まりではないでしょうか。今回改めてそのようなことを感じました。
未来に挑め
それが今回のpmconfのテーマです。
未来は不確実です。そんな未来に挑むことは、ある意味自分から傷つきに行く行為です。落ち込みにいく行為です。それも厭わず未来に挑戦するプロダクトマネージャーたち。僕は大好きです。
若干厨二病的なところはあるかもしれないし、プロダクトマネージャーは自己中心的で、悲劇のヒロインで、傲慢ではと思われてしまう可能性もあるかもしれません。でもいいじゃん、頑張ってるよ。
プロダクトマネージャー同士、たまに会ったらこう言いましょう。
おちこんだりもしたけれど、私はげんきです
森さんと新番組やるという話
概ねこんな話をしてきたわけですが、実際に話してみていくつか天啓を得ました。
正式な告知は詳細が詰まったらしますが、森さんと新番組やろうとしていると考えています。何をするか。
登壇終わったあとのDiscuss with the speakerがめちゃ盛り上がったんです。車座形式で皆さんの具体的な質問に答えるコーナーです。質問というより悩み相談に近いものになりました。
これが良かったので質問に答えまくる会をやりたいです!
まず呼水として、今日話した内容の拡張版を話します。20分じゃ無理だった。2時間くらい話したい。
その上で質問ある人を募集して、繰り返し質問に答えてく感じの会がやりたいです。質問というか個別具体の悩みが欲しいのです。
この辺り詳細企画中。
要するに「元も子もない話しやがって、実際にはどうすりゃええんや」に答えます。
元も子もない話や、正論パンチや、それができれば苦労しないよという話をしている自覚はあるのです。
たとえばの話ですが、何か不満はあれ、所属会社のやり方にはなにか理由があるわけですよ。その理由やそうなる構造にまず着目するのがいいと思うんですよね。そこから学べることが1番勉強になるぞってことが言いたいことです。無意味で不合理に見えることでも、絶対に何か理由があるんです。
なので「こうしたらいいよ」って言うHow的なアドバイスよりは、「なんであなたの会社はそうなっているの?」という問いかけをするスタイルを考えています。答えはあなたが持ってる。
詰まるところ「あなたが置かれている状況を解説します」っていう型で相談に乗るのが良さそうだなと言う啓示を得たのです。
相談乗ってると、「自分が置かれてる状況についての解像度が低いな、答えは自分で持ってるのにな」とか「補助線だけ引いとこ」みたいなことが多いのです。僕がコンテキスト整理が異様に得意という特徴もありつつ、コンテキスト整理だけで価値があるなと感じています。感覚的には、本の読み方を教えるみたいな感じですね。
自分の状況を相対化して捉えるのは案外難しいのです。それはある意味当たり前の話で、絶対的に経験と比較を積み重ねが必要なので時間が必要なんです。センスもありますが。
自分の状況を相対化して捉えられていない状態で、他社事例やキラキラフレームワークを見ても、それをどう解釈していいかわからないのです。読み方がわからない。なので丸ごと脳死で受け入れるみたいなことが起こる。
そこで、相談者の前提条件を整理し、相対化して捉えるためのお手伝いが必要なんです。
一度手伝ってもらって、コンテキストを相対化できると、それを手掛かりに色々なものが読めるようになると考えています。
この「コンテキストの相対化」は経験値や、言語化能力や、深掘り力などが必要なのでできる人が限られています。それこそ各社のマネージャーが必ずできるわけでもないです。岡目八目的な、第三者からの相対化のほうがやりやすいケースもあります。
柳川と森さんはこの辺得意っぽいのでやりたいねという話をしています。
皆さんありがとうございました
独特な文章構成になりましたが、pmconf 2025 大阪登壇記です。来場者もスタッフも登壇者も含めた関係者の皆様方。本当にお疲れ様でした。本当にありがとうございました。
次はpmconf 2025 東京で会いましょう。それまでにフィッシュボウルについて思うところのnote書かなきゃ。
とりあえずね、司会者の興味や知見のあることをやるか、そうでなければアンケートを取ったり準備して勉強する等をしないとクオリティが担保できないということが分かりましたね。フィッシュボウルは。
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