どうしたら人の3倍働けるか
BASE株式会社執行役員の柳川です。金融事業の事業責任者をしています。
私はエンジニア→PdM→事業責任者というキャリアを歩んできました。
現在は事業戦略、プロダクト戦略、組織戦略全ての責任を持ちながら、事業責任者を務めさせていただいています。
以下の記事で
「全てを完璧にこなすには1日が72時間ないと無理です」
と書いたんですがそれって可能なのかな?という思考整理です。
どうやって人の3倍働くか
考え方はすごくシンプルです。
2倍の時間働く * 1.5倍効率化する
に分解しましょう。基本的に掛け算なので分解する。
比率は決めなんですが、時間を増やす方が手っ取り早いので時間の比率を増やしてます。
2倍の時間働くには
働いていない時も働く
特に決める仕事においては、考えた時間の積み重ねが差になります。PCの前にいる時間だけが仕事ではありません。いかにして仕事をしていない瞬間も仕事のことを考え続けるかという勝負です。散歩したり、シャワーを浴びたり、時には夢の中で課題の答えが閃くものです。その閃きに辿り着くためにも思考の量は必要です。思考の量は準備なのです。
モチベーションに向き合う
誰かに「働け」って言われても働けないもんです。働くためにも自分のモチベーションと向き合いましょう。どうのような設定なら頑張れるのか。そしてその設定にどのように入るか。何がモチベーションを阻んでいるのか知ることは、プロとして大事なスキルです。
鍛える
長時間働くには慣れが必要です。集中して働き続けるには、体力トレーニングと同じく鍛える必要があるのです。仕事の量や時間を少しずつ増やすしかありません。いきなり長時間は働けませんので無理は禁物。
労働筋を鍛えましょうということですね。労働筋は衰えるので、昔はこれくらい働けたのにという過信もやめましょう。地道に鍛えるしかない。
労働筋の兄弟には出社筋と言うものもあります。出社も慣れです。
上記をヘルシーに行うために好きなことを仕事にする
上記に書いたことを、好きでない仕事でやると病むだけなのでやめてください。好きな仕事でもやりすぎると病むかもしれないので注意。
でもそれでも時間使うのは一番シンプルなのです。
なのでできるだけ好きなことを仕事にする。好きなことを知るために自分に向きあう。
1.5倍効率化するには
日報を書く
効率を上げるために、日々の仕事の振り返りをしてください。そのための手段として日報が1番いいです。
しかも日報を公開してください。副次的に詰まってる仕事の糸口が他者からもらえる可能性もあります。
無駄な仕事をしない
無駄な仕事をしてしまうと、その時間は無かったことになります。今取り組んでいる仕事はなんのための仕事なのか、常になぜと問い続けましょう。「言われたからやる」は新卒3年目までにしましょう。
そのためにもあえて反論しましょう。帳簿の行間まで読みましょう。2割出ししましょう。
抱え込まない
仕事は1人で完結する必要ないです。なんのためのチームですか?チームの人をメンバーを上司を頼りましょう。
逆に適切に頼れてこそ信頼を増すのです。1人で完結しても時間がかかったり、品質が低ければ評価されません。それよりも適切なタイミングで人に頼れる人の方が仕事任せやすいですし、経験上成果も出やすいです。
どうやって人の10倍働くか
3倍はわかった。じゃあ10倍は働けるのか。普通にやったら無理なので他人の仕事の効率を上げるなどのアプローチが必要です。
1倍の人を3倍にしてそれを5人分やればにしたら10倍分増やしたことになります。
または事業の根幹に遡っていき、レバレッジを効かせるっというのも手です。根幹に遡るほど影響度が上がります。イメージはこんな感じ。

このようなアプローチはいわゆる「係長」とか「課長」とか「部長」のアプローチなんだと思います。「グループマネジャー」とか「セクションマネージャー」とか「ディビジョンマネージャー」とかいうこともあるかも。役職ごとの期待の話はまた今度書きますね。
どうやって人の100倍働くか
じゃあ100倍は働けるのか?
これはもう発想を抜本的に変えるしかないです。
具体的には「ないところから生み出す仕事」ができるか。
「掛け算理論だと、0を何倍にしても0じゃん」的なツッコミがあると思いますが、無粋なのでやめてね。
このアプローチは「事業部長」とか「本部長」とか「役員」とかに求められるアプローチなのでしょう。
アウトプットとアウトカム
ここまでの話を聞いて、アウトプットとアウトカムが混じってない?と思った人!鋭い!100点です!
個人的にはアウトプットは3倍が限界だと思います。10倍とか100倍とか目指すとアウトカムに寄らざるをえない。
ここまでの話で言うと、遡ってレバレッジ効かせよう!の話以降はアウトカムの話ですね。
100倍働ける人が3倍働くのが得意なわけではない
3倍働くというアウトプットの思考と100倍働くというアウトカムの思考は、そもそもの頭の使い方が違います。アウトプット苦手だけどアウトカムは得意な人もいたりします。逆も然りです。
両方訓練すればある程度出来るようにはなるんですが、天性のものも多少あります。
この辺りの話が、「リーダーシップがあるのに出世できない、出世したのにリーダーシップがない」話とかにも繋がるのでそれはまた今度書きます。
得意なわけではなけれど
得意じゃなくから無理!と開き直るともうそれで終わりです。
得意なことや苦手なことを知りつつ、戦略を立てて努力していくしかないのです。これを1人でやるのは難しいので他人を頼りましょう。
とりあえずコーチングしますよ。
3倍働いても報酬は3倍にならないし100倍働いても報酬は100倍にならないじゃん
それはそうだね。
このあたりはもう宗教の話ですね。
ただ明らかなことは、100倍か0かというリスクを取らないと100倍は取れないです。世の中の道理として。なので何を選択するかですよ。
個人的な考えとしては仕事で自己効力感や誇りを持てるかは大事だと思っています。そのためには頑張るしかない。自分の性格上そうなのよ、という感じです。良くも悪くも仕事は仕事で割り切れない性格なのです。これが僕が自分に向き合った結果。
いいんですよ1倍でも。0.5倍とか0.8倍とかよりはよっぽどいいですしね。でも1倍って計画の範疇なんですよ。つまり指示する指示されるの関係を打ち破れないわけです。1倍しか出せないプレイヤーは、計画を作って指示してくる人の言う通りにするしかないわけです。会社の命令指示系統の元、コントロールされてる範疇なわけです。
それってなんか悔しくないですか?僕はコントロールされるのは嫌です。
要するに1倍以上出さないと発言権がないわけです、原理原則に則れば。
これが社畜根性とか、いいように使われてるとか、いいように使おうとしてるとか、資本主義の狗とか言う意見もあるでしょう。わかります。
でも違うんです。ただただプライドが高いだけなんです。
(余談ですが人は結局のところ自分勝手なプライドに振り回されていると思うのです。他の人から求められているわけではないこともでもプライドというやつでドリブンされちゃうしプライドというやつに苦しめられちゃう。これは良い方向にも悪い方向にも作用する。文脈次第。)
期待されて期待以上を出すと言う、プリミティブな行いの連続をやっていきたいのです。社会的動物として。
以上!
