するどいやつは嫌なやつ
BASE株式会社執行役員の柳川です。金融事業の事業責任者をしています。私はエンジニア→PdM→事業責任者というキャリアを歩んできました。現在は事業戦略、プロダクト戦略、組織戦略全ての責任を持ちながら、事業責任者を務めさせていただいています。
今回はかなり時差投稿なんですが、はちさんの「するどい、いいやつ」コラムを読んで思うことを書いてみようと思います。いい記事。
するどいやつは基本嫌なやつ
するどいやつって嫌なやつなんです。そう思いませんか。今日はここを認めるところから始めてみましょう。
するどい指摘をもらって、「ハッとする指摘をしてくれてありがとう」と思える聖人君主はどれくらいいますか?するどい指摘をされたら多少なりとも嫌な気持ちになるでしょう。
そりゃするどい指摘をされて嫌な顔してたら器が小さいと思われますよ。だから「ハッとする指摘をしてくれてありがとう」という顔をしますよ。でも内心こう思うのではないでしょうか。「じゃあお前がやれよ!評論家かよ!こちとらスタートアップやぞ!」って。これ部下とか上司とか関係なく起こる感情だと思っています。
口先だけのやつだと思われちゃうと、嫌なやつということになってしまう。もったいないのだよこれが。
自覚してください!鋭いそこのあなた!嫌われてます!
やめてください!自分は正しいこと言いましたって顔!
(僕は「口だけは達者」とか、「ああ言えばこう言う」とか言われて育てられてきました。みなさんご迷惑をおかけしました。)
中途半端な鋭さはいらない
中途半端な鋭さは時に足枷になるのです。
悪気のない一言、鋭い指摘でも、刺しきれないと悪感情と共に反撃されます。鋭い一言言うなら、オーバーキルしないとね。(冗談です)
ふわっとしたポジティブなこと言ったり、なんも言わなかったりの方が好かれる可能性があります。鋭さには代償が伴うのです。(好かれるだけじゃいみないけど!精神は充実する!)
結局賢ぶるやつは救えないです。
ということで、悪感情を打ち消すためにいいやつでいるべき!というのはわかる。
いいやつはいいやつで相当大変
いいやつはいいやつですよ。そうなんだけど、いいやつで差別化するには相当突き抜ける必要がある。いいやつはハードル高くてほぼ天性のものですよ。
「自分は結構いいやつだ」と持っている人も多いと思うんですが、「本当に客観的にいろんな人から見ていいやつですか?」というとかなり怪しい。
いや確かにね、みんな掘ってみれば結構いいやつなんですよ。大体いいやつ。でも第一印象よくないやつを掘ろうと思いますか?掘らないんですよ。相当な物好きでない限り。ちなみに僕は相当な物好きです。
つまり、第一印象の勝負になってくるわけです。みなさん自分の第一印象メタ認知できてますか?あんまりできてないと思う。
第一印象についての客観的なコメントなんて誰も言ってくれませんよ!それこそ第一印象についての客観的なコメントするやつなんか嫌なやつの典型ですよ!
第一印象で「いいやつだな」、って思われるのは相当至難の技です。もし本当にできていたらモテモテですよ。
見た目とメタ認知の話はこちら。
意味のある鋭い一言とは
鋭い一言を発した時に、「その一言助かる!」となる条件があります。
それはソリューションまで提案することです。「こういう問題があると思うんですが、こうしたらいいと思います。」というやつですね。これは本当に助かる指摘です。もはや鋭くもありません。ギフトです。
ただ単に欠点や、出来ていないことや、将来の不安点を指摘するのは、不快な鋭さの発言なんです。こう判断してしまうのは実にくだらないけれど、人間の感情は仕方がない。
いや、助かるんですよ鋭い指摘。本当に。でも悪感情を抱かれてしまうことは認知しておくべきです。
だからと言って言わないし活用しないのは、せっかくの鋭い脳みその持ち腐れです。
発言で人を動かすのは相当難しい
「ソリューションまで提案しろと言われたって、そんなの難しいよ!」難しいんです。
「ソリューションまで思い付いてたらとっくに提案してるよ!僕だって意地悪じゃないよ!」そうなんです、ソリューションを思いつくまでの試行錯誤的な工程にあることが多いわけで、ソリューションまで提案した上で発言で人を動かすのは相当に難しいのです。
問題点に気がついたのに黙ってるのもおかしいですしね。
ここであらためて発言だけで人を動かすのは相当至難の技だということを認識するべきです。
人の発言を受けて、やってみよう、助けてあげようと思うことありますか?会社だからとか上司だからとかそういうことで、言うこと聞いてるだけじゃないですか?違いますか?
発言だけで人を動かせる人は、相当一握りの天才かペテン師です。統計的にはペテン師である可能性が高そう。
鋭いやつはやり切る力を身につけるべき
じゃあどうすんの。どうしましょうか。
鋭いやつはもはや、鋭い発言しなくていいです。もはや発言しなくて良い。その代わりに手を動かせ!
鋭い着眼点を元にしたソリューションを形にしてしまえばいんです。
いやね、今は言葉で人を説得しなくても比較的ソリューションを形にできる環境なんですよ。
やり切るためには生成AIは強い味方
生成AIでも何でも使って作っちゃえ。プロトタイプでもなんでもいいから形にしてみよう。
物を作らなくても企画書を実査に書いてみるとかでもいいですよ!
なんでもいいから説得力が必要です。人を動かすには。言葉だけだと難しいなら、他の説得力を持たないといけない。
自分が動くのが一番健全ですよ。
ちなみに僕は当たり前に鋭くて嫌な奴だったわけですが、ファーストキャリアにエンジニアを選んだゆえに、自分で作れたらかなんとかなったという認知。ありがとう、ありがとう。
「するどい、いいやつ」は最強だけど、どちらかでも良いよ
確かに「するどいいいやつ」は最強なんです。でもハードル高いよ!という話。
残念ながら誰もがいいやつにはなれないのです。せいぜい自分が嫌なやつであることを自覚する止まり。でもそれでも立派なことですよ。自分が嫌なやつであることを自覚していこう。
何を目指すかだけど、ただのいいやつ、何か知らないけど好かれるやつは何があっても安泰ですよ。これはモテですから。最強。
嫌なやつは「あいつ口だけじゃないな」という実績を作っていくしかない
しゃあないのよ。修行だと思って頑張ろう。「あいつ鋭くないのに自分より偉そうにしててムカつく」とか「あいつ鋭くないのに周りからチヤホヤされててムカつく」とか思っちゃうかもしれないけど!修行だから!ショートカット無理だから!
嫌なやつでも生き残れる時代だから、嫌なやつであることを隠さなくて良いよ!
世の中に、他人に、空気に迎合するな!
大丈夫なので!嫌なやつでも!
無理に合わせて、いいところなくすな!そう言うことが私は言いたい。
鋭い嫌なやつでもやり切れば認められるよ!
錯覚資産込みでいつの間にか鋭いいいやつになれてるかも!
こう言う昔の自分への手紙みたいなやつが、一番書きやすい。

④の人は④であることを自認できていない厳しい世の中。
周囲がそれを自覚させるのはコスト高すぎる。結局一定愛されてないと、周りの人から嫌なやつになっているよというFBをもらうのは難しい。愛していない人にキツイこと言いたくないからね!よしよししておいた方が楽だもん!
