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【イベント】消費されない森——26/04/19 厚木農園 ちっちゃ森マルシェ

2026年4月19日 神奈川県厚木市飯山 厚木農園にて開催された 「ちっちゃ森マルシェ」に参加

前回のちっちゃ森マルシェのレポートはこちら

「ちっちゃ森マルシェ」の情報はこちら

今回の告知(公式Instagram)

号外NET厚木市の紹介記事



1. 森の中へ

まだ全然仕事が終わっていなかったが(笑)、ボチボチ出かけることにした。 パンが買いたい。それだけで足が動く。

矢崎バス停

最寄りは神奈中バス「矢崎」。厚木バスセンターから約30分。

厚木農園 道路看板
農園入口

到着すると、森の下にテントが並ぶいつもの光景。 今月は65店舗。初出店が12店。

ちっちゃ森 全景

「Marché dans une petite forêt」——小さな森のマルシェ。 フランス語の名前が似合う場所だ。

ちっちゃ森マルシェの幟
シンプルでかわいい

2. 森が美術館になる日

今月の目玉はチョークアート展。46点。 杉の幹ひとつひとつにアート作品が括りつけてある。

子どもたちが書いたチョークアート
おいしそうだ

黒板に描かれたパンケーキ、カレー、ピザ、メロンソーダ。 食べ物のチョークアートが森の中に並ぶと、なんとも言えない楽しさがある。

キャプションを見ると、「小学5年生 Yuna Miura "ふわふわパンケーキ"」。 プロだけの展示ではなく、子どもも出展している。

キャプション

チョークアート体験ブースでは、子どもたちが実際に描いていた。¥500。

チョークアート体験ブース
子どもが描いている

その隣では、ライブペインター「三番ときな」さん。「世界を旅するライブペインター」。 大きなキャンバスにブルーとイエローの色彩が広がっていく。投げ銭BOX、写真・動画撮影OK。

ライブペインター「三番ときな」さん
一心不乱に筆を動かす

子どもが絵の方を指差して、お母さんがスマホで撮っている。

ステージ、ライブペイント、来場者の三層構図
右上には大山がコラボ

方向性が独特で、独自の進化を遂げている。 こういうマルシェは消費されない。いいと思う。


3. ステージ

ギターライブ

ステージではアコースティックライブ。 木漏れ日の中で弾き語りの声が響く。

キーボード演奏

ギターライブの途中、キーボードの演奏に変わった。休憩タイムだろうか。白シャツに水色の帽子。 森にピアノの音が溶けていく。


4. いつもの場所で、いつものランチ

今日のランチは定番、キッチンカー「こめまる」さん。 農薬不使用のお米で作る雑穀米バーガーが看板メニューだ。

”こめまる”キッチンカー
メニューボード(アジフライバーガー売り切れ!)

つくねバーガー900円、焼肉バーガー900円、だし巻き玉子バーガー900円。 自家製はちみつレモン500円、温かい煎茶400円、ココア400円。 数量限定のアジフライバーガー1,000円は、すでに売り切れ。

”こめまるのこだわり”パネル

パネルには3つのこだわりが書いてあった。 01. ライスバーガーには"雑穀"を使用(アワ、キビ、押麦、アマランサス、赤米、黒米)。 02. 無農薬不使用の御米・雑穀を使用。 03. 顔の見える関係を大切に。

「顔の見える関係」。 キッチンカーで各地のマルシェを周りながら「援農」されているとか。なかなか手が込んでいる。

焼肉バーガーに生ビールで、いつもの場所に陣取る。

雑穀米のバンズに焼肉とレタス。 めっちゃ美味しい。 ビールが進む。

今月はイチゴが食べ納め、トマトは収穫のピーク。 農園直売のカウンターには「13:30〜 販売します いちご・トマト 1家族さま各2つまで」の貼り紙。 購入制限がかかるほどの人気だ。

フルーツトマト赤幟と販売制限の貼り紙

5. ワンコの森

ちっちゃ森マルシェの特徴は、ワンコ率の高さ。 すぐ隣に「ドッグランたまご」があるおかげで、犬連れの来場者がとにかく多い。

コーギー3匹
タンポポ畑で黒色の柴犬を撮影する夫婦
ドッグランたまご料金案内
トイプードルがフレームイン

あちこちでしっぽを振る姿が見られて、歩いているだけでほっこりする。


6. 森の遊び場

森で遊ぶ子どもたち

杉の幹にベルトを巻いてスラックラインとラインスイング。 子どもたちが列を作って順番待ちしている。

めだかすくいをする母子

めだかすくいもあった。多肉植物のSUCCULENTSブースの隣。 こういう「買う」以外の企画が入っているのも、このマルシェの厚みだ。


7. 森の店

湯あがり珈琲(ARMS method)

湯あがり珈琲。自家焙煎珈琲。アイス珈琲¥450、カフェオレ¥500。

菓子屋くりはら(シフォンと焼菓子)

菓子屋くりはら。バスク風チーズケーキ350円。

工房菓野香

おなじみ、工房菓野香。
あらゆるお菓子のクオリティが高い。私の推し。

藤野ベーグル(おっちゃん接客中)

藤野ベーグル。「健康 天然酵母 無添加」「白神こだま酵母」。 プレーン¥200、チョコ&ベーグル¥300、ストロベリーチョコ¥300、あんバター¥300。 今日の報酬の一部はここから来ている。

OIMOYA - 十人十芋
焼き芋専門店、「冷やし焼き芋」が新しい
ケーブルドラムテーブル
森の中、ガーランドの休憩エリア

8. "ヌシ"に見つかる

のんびりしていたら、厚木農園の「ヌシ」に見つかった。

厚木農園の展望テラス

展望テラスでいろいろ聞けた。めっちゃエロい人だ。

厚木農園のオーナーが掲げる理念は「あわよくば飯山を元気にしたい」。 マルシェの目的には「厚木農園や農産物を知ってもらうきっかけ」「日常の少し外側にある体験機会の提供」「マルシェをきっかけとした繋がりやコミュニティの創出」、そして「飯山地区の観光資源として来園者が地域内を回遊したくなる仕組みづくり」がある。

言い換えれば、このマルシェは単なる農園イベントではなく、飯山の回遊拠点として設計されている。 実際、一時期は70店を超えていた出店数を65店に絞って運営を整理した経緯がある。 膨らませるのではなく、定型化する。この判断ができるのは、場の質を見ている人だけだ。


9. 飯山という場所

昨日、七沢観音寺の花まつりで住職に聞いた話が、ここに来て繋がった。

飯山は「アユモ」的な企画にほぼのってこないらしい。 周りの地区からは「お高い」と思われているとか。 厚木農園のような「外から来た人」がドライブしないと、地域は衰退する。 地元の人の思考とはそういうものだと思うしかない。

伊勢原も秦野も山北も松田もみーんな同じ。例外なし。 どうなるものでもない。

ただ、動きがないわけでもない。 その住職の話では、七沢観音寺と飯山の長谷寺、棚沢の常昌院の三寺で切り紙御朱印企画をやるらしい。 アユモのツアー企画にぶち込めるかどうか。


10. 飯山あらため、タケノコ山

厚木農園近くの山に入ったとたん、見つけてしまった。

山に入るや否や、タケノコ…

今年は豊作みたいだ。

厚木農園近くの無人直売所にも、タケノコがずらりと並んでいた。

無人直売所
ラディッシュ、葉大根、タケノコ
数時間後の無人直売所
皮が剥かれたタケノコ

キャッシュボックスに現金を入れるスタイル。 車で来る人には案外知られていない場所だが、ここの野菜は新鮮で間違いない。マルシェから帰る客のために皮を剝いたらしい。


11. 本日の報酬

本日の報酬

飯山のラディッシュ。 飯山のダイコン菜。 藤野ベーグルさんのベーグル(八重桜の塩漬け、おから味噌、愛川の養護施設の方が作ったプレーン)。

ラディッシュの葉も食べられるので、昨日の七沢の報酬と合わせて1週間もつ。 買ったらソコソコするので助かる。 ベーグルが楽しみだ。


12. 消費されない場所

森の木漏れ日の下で、ギターの音が鳴り、ピアノが響き、子どもが走り、犬がしっぽを振り、絵描きが筆を動かし、46点のチョークアートが木に掛かり、小学5年生の「ふわふわパンケーキ」が森の美術館に並び、雑穀米のバーガーとビールがある。

「あわよくば飯山を元気にしたい」から始まったこのマルシェは、70店を超えた時期もありながら、あえて65店に整理された。膨らませるのではなく、場の質を保つ。その判断が、ここを消費されない場所にしている。

派手さはない。集客数を誇示するようなイベントでもない。 だからこそ、消費されない。

「外から来た人」がこの場所をドライブし、地元が少しずつ動く。 そういう速度の場所があっていい。

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