嘘つきのお陰で色んな演技を堪能できるコスパ最高BLCD「くちづけは嘘の味」感想

今回はサガミワカ先生原作、「くちづけは嘘の味」のCD感想です。原作既読です!

ちるちるさんの詳細↓↓↓

ネタバレない感想。森川さんと興津さんのBLCDの他の作品が好きなら絶対に楽しめます。私はそのお二人の作品は他のものを先に聴いていたのですが(「副音声はうるさい、十分に」「だって魔王さまは勇者が嫌い」「ダブル・バインド」)やはりBL界の帝王森川さんと、BL界の宮本武蔵(自称)興津さんのペアにはハズレはないんだなぁ〜と思いました。興津さんは誘い受け。攻めの森川さんが結構必死に追いかける感じでそれも新鮮でした。

ネタバレありの感想
若き社長としてバリバリ仕事をこなしている和智大介さん(CV森川智之さん)は、仕事はできるけど恋愛は駄目。目をかけてくれるジム友の加倉井さん(CV川原慶久さん)にも呆れられるほど女性相手にも冷たくしています。ある日美人な男性に駅でぶつかり、その日の夜に加倉井さん連れて行かれたバーでその男性に再会します。バーのバーテンダーをしていたのは槙尾ひじりさん(CV興津和幸さん)で、その振る舞いや言動に心惹かれすぎてバーの常連になります。この間2週間ほどなのがすごい。槙尾さんの沼はきっと絶壁みたいな感じで落ちたらもう浮上できないくらい深いんだろうなあ…。そして、ある日、バーの閉店時間までいたときに誘われます。
ここでの濡れ場はめちゃくちゃセクシー系の喘ぎでした…。そりゃあ恋だと思うわ…という感じです。あと、漫画では和智さんに脛毛があって嬉しかったです。槙尾さんは手入れの賜物なのかないのですが、BLで男性の足に脛毛あると嬉しくなる派です。朝になってから、槙尾さんとともに服も財布もなくなっていて騙されたと気が付く和智さん。財布の中身を確認して嬉しそうに美味しいものでも食べに行くか〜というところで、素の槙尾さんのトーンが現れます。あー、このちょいワルな感じ…スキ…となりました。
ここまででも、通りすがりの人を落とす美人系声、バーテンダーの時の対外的な声、和智さんにだけ本音を明かしていそうに見せた嘘の声、ベッドで扇情的に煽りつつ喘ぐ声…そういうトーンでも微妙に違う気がするのに、本当は詐欺師だったという変化が楽しめました。
後日、加倉井さんから槙尾さんは元詐欺師だと聞いてバーに行くと、すっかり本性を見せてくる槙尾さんがいます。耳元で「また抱いてくれるのか?」と際どいセリフで誘ってから新しい財布を抜き取って笑う槙尾さんの笑い方がすごく良くて、聞いているこちらのトキメキも止まりません!
この後色々駆け引きがあるのですが、基本的には槙尾さんが一人勝ちな感じです。和智さんは、このままでは今まで槙尾さんに騙されてきた他の男と変わらないからと、ジムで加倉井さんに相談して槙尾さんを騙すことにします。
加倉井さんから槙尾さんにもう和智さんは会いに来ないことになったと伝え、確かめるために電話をすると和智さんもそうだと答えます。ここは、珍しい和智さんのうそつきパートでした。槙尾さんが加倉井さんが邪魔をしたとモノに当たるシーンがあって、こういう本心が表れる瞬間がいいなぁと思いました。
そして、槙尾さんがわざわざ和智さんに会いに大阪までくるところ!バーにいるところに来るんですが、バーでカクテルを指に零してからそれを舐め取るっていうなんともすごい誘い方です。二人でホテルにもつれ込んだときに、ようやく槙尾さんが騙されたことに気がついての101ページ「俺を試したな?」のお顔がかっこよかったです。
そこからの和智さんの渾身のプロポーズ。というか決め台詞。「今 あんたが腕の中にいたらそれでいいよ」の時の槙尾さんの表情ッ゙!!!!!こんな顔してるんだ…と漫画を読んでびっくりしました。惚れてるやん…。槙尾さんからの和智さんに目をつけた理由の回想の合間の濡れ場演技も大変長めで激しくて良かったです。槙尾さんの照れ屋なところも見えてきて、この辺で読者は「口づけは嘘の味」の沼にどっぷり浸かってると思います。
そして、今度は急に和智さんの家に転がり込む槙尾さん。朝ご飯を食べながらの「住みたい」発言が幼い感じでかわいすぎる!!!一生住んでくれと代わりに答えたい。
一緒に住むようになったら今度は1千万貸してくれと言われます。作品で出てくる「説明しよう」のモノローグが楽しい。絶対に断れない状態だったので貸すのですがそこで和智さんも負けずに「咥えろよ」とのことで強気に返します。
実は正直なことを言うと、原作はここが気になりすぎて買いました!!!普通に口でするというのは色んな作品であるけどちょっとイ◯◯◯◯っぽいのでは…?と感じて確認しました。満足しました!!!漫画で描くコマより、耳で聞くほうが長く感じてお得な気がしました。
1千万を貸してから和智さんが自問自答するモノローグ、

槙尾にとって
俺は
何なのか? 
おそらくは『財布』 
もしくは「セックス出来る財布」

衝撃的フレーズ!!!

自分のことを客観的に見てそう言える和智さん、やはりシゴデキ社長って感じですね!!!和智さんは偶然再会した大学時代の友人に、未公開株を買わないかと持ちかけられ槙尾さんに相談。槙尾さんと商談の日に同席を頼んだらなんと睡眠薬で眠らさせて勝手に話を進められてしまいます。
動揺して槙尾さんに詰め寄りつつ、自分の気持ちを確認します。槙尾さんが友人と会うときはメガネをして大人しそうな秘書スタイルになるんですが、このビジュもいいし装った声も良いです。
その後株のやりとりで保証金を1千万円を振り込み偽の小切手で騙された友人が和智さんのところに怒鳴り込みに来て、槙尾さんの仕業と分かりつつ白を切ります。
友人に電話が来ると、槙尾さんの本性の現れた声で「気づくの遅ェんだよ」というんですが、私はこの「ェ」の入ってるの槙尾さんのセリフが好きです〜。ちょっとお育ち悪そうなニュアンスが。そして、ここでの最上の台詞は、お前にとって和智は何なんだと聞かれた時の「誰にも渡したくないカモだ」のセリフ。最早告白ですね!!!!
このあと上機嫌で和智さんにワインなぞ口移ししながら「お前だって共犯じゃねェか」っていう槙尾さん。これですこれ。興津さんはこの「ェ」のニュアンスまでちゃんと立ててくれるので、漫画で「ェ」なんだ…なるほどってなりました。和智さんは友人のことを友人とすら思ってなかったことに「哀れだ」と言うと、和智さんは槙尾さんへの思いと自分の欠けていることに涙して槙尾さんに縋ります。森川さんはほんとーに、何を演じさせてもしっかり厚みがあって自然で気持ちが籠もった演技で凄いんだよなあ〜と思いました。ここで、いつもより優しくするんだと言ってずっと愛撫してるシーンがあるんですが、普通にしてるよりもえっちで良かったです。
翌朝、借りた1千万に友人から巻き上げた1千万を足して返して、和智さんを試すためにした、ヒマだったと槙尾さんが言って一巻は終わります。

いや〜すごく良かった。しかも2分程度だけどキャストコメントも入っていて、川原さんの卒のない次回作への希望が聞けて楽しかったです。
フリートークは17分もある大ボリューム!ギャップについての話で、お仕事での先輩などのお話が聞けました。興津さんは普段はボケ的な感じが多いイメージですが森川さんだとほどよくツッコミに回ったりほんわりボケたり楽しいです。興津さんのやってみたかったお仕事の話もなかなか興味深かったです。この時にはフィギュア作りたいと話していたけど後々興津さんは自身のデザインしたソフビを作っているので有言実行ですごいなと思いました。森川さんの社長エピソードや、興津さんはこのフリートークの1年前に自転車を乗り始めたという(絶対に野島裕史さんのせいだと思っています)貴重な情報もありました。終わりの「さようなら〜」のシンクロ率が心地よい。

「くちづけは嘘の味2」はバーのシーンから。フリートークで興津さんがあれは気まずいだろって言ってたんですが、お店で色々なお客様の心を鷲掴みにしておきながら和智さんにだけ特別なドリンク出して、閉店後にお店で致すサービス満点な始まり方です。乱暴な感じもよい。夜を一緒に過ごそうとすると槙尾さんには去られてしまう。一緒に暮らしているのに捉えどころのない槙尾さんを尾行していると暴漢に襲われて救急車に運ばれます。病室で気が付くと、槙尾さんがやってきて自分ではないといいます。信じられないけど信じたいという和智さんについつい笑ってしまう槙尾さんがかわいい。51ページの「くはっ」て笑うところなどにキュンとします。
怪我をして警察にも色々聞かれ、会社で部下や副社長にも心配や怒られたりしつつ、結局はそれでも仕事をこなしていく和智さんはかなりタフガイですね。仕事に必要なパーティーに怪我した顔を化粧で隠して行くと、襲われた時に救急車を呼んでくれた人と偶然会います。ゴールドマン・サックスならぬ、シルバーマン・サックスの肩書をもつ清水順一さん(CV山中真尋さん)といい、意気投合して帰ります。
帰宅してその話をすると遮るように誘ってくる槙尾さんに、何が言うことはないのかとイライラをぶつけてセックスを拒んでしまいます。槙尾さんも一人になってから自動販売機を蹴り上げて怒りを露わにしていました。(71ページ)こういう時の声好きです〜。
槙尾さんは金融庁の名刺を使いつついくつかの会社に回り、清水さんの取引先をめぐって仕込みます。株価が落ちたところで、清水さん、実は企業特化の詐欺師、清丸荘司さんが槙尾さんのバーにやってきます。清水さんとして話していたときはいい人然としていた山中さんのトーンが悪い人になってて楽しい。興津さんも抑揚が独特なのですが、山中さんのセリフも歌うように聞こえるところがあって良いんです。槙尾さんに会いたくて仕事を受けたと言って口説いてなんと無理やり唇を奪います。清丸さん、なかなかのツワモノ。が、ここでも槙尾さんは蹴り飛ばして拒否、「死にてェのかてめぇはクソが!」のセリフ。それでも全然めげない清丸さんが帰ったあと、和智さんがバーに来ます。久しぶりに会った時に和智さんが言う「誰かを待つ夜は長いんだな」のセリフがとっても心に沁みました。このあと致してるシーンが和智さんのモノローグが多めで後ろのセクシーな声が沢山聞けたのが良かったです。こういうのってモノローグ先に録るんでしょうか…気になる…。

このあと、漫画とCDでは多少前後が代わりますが、槙尾さんが怪しい人たちに連れ去られ、和智さんが清水さん(清丸さん)に会いに行きます。槙尾さんは持ち前の交渉術で自力で窮地を脱し、和智さんも清丸さんの正体を知っていたと詐欺の話には乗らずに済みます。ここで、正体がバレた後の「あ、すみませーん ワインリストください」の清丸さんの切り替えの早さがめちゃくちゃ面白かったです。悪い人を演じる山中さん、ノリノリだったのでは…と、思ってしまいました。何とか槙尾さんを手に入れたい清丸さんの狙いを見抜き、和智さんは槙尾さんの居場所を聞き出します。
和智さんが向かった頃には槙尾さんは無事逃げ出し、外にいた槙尾さん再度の強面の中から和智さんを襲った部下を見つけて殴るなどします。こういう雄々しいところがある受けっていいですよね。何度聞いても殴る時の声が素敵です。和智さんが現れてすぐに止められるのですが…。
槙尾さんがした怪我を病院で診てもらい、戻ってから早速えっ…ですが、とっても情熱的でした〜。事後に槙尾さんは自分の仕事が情報屋であると和智さんにいいます。それ以上のことは和智さんのために言わないのだと分かります。なんだかここの会話、二人共いい大人なのにちょっとすれ違い多めの高校生みたいで可愛いんです。清丸さんのことを和智さんがベタ褒めしてたといって嫉妬してたのかと言われた後の槙尾さんが肩まで真っ赤になってるところ、漫画で見られて良かったです。
清丸さんは早々に空港から海外に高飛び、和智さんから電話を貰ったついでに槙尾さんの唇の感触を伝えておちょくって、その後和智さんがヤキモチやいて怒るという短いおまけがついています。清丸さんとキスしたのかと聞かれて咄嗟に「それはイヤがる俺にあいつがムリやり」と見え見えに泣いたフリするのが良かったです!

キャストコメントでは、森川さん、興津さんと、途中から参加でプレッシャーだったらしい山中さん、川原さんの声が聞けます。
フリートークは15分。ここのタイトルを森川さんが「くちづけは嘘の味」と言って興津さんが「に!」と元気よく言ってくれるのが好きでした。シルバーマン・サックスとはってなったり、森川さんの印象的なシーンが台本で見つからずに探してる時に「これは絶対に摘まれるよね(編集される)」と森川さんが言ってるのが面白い。摘まれなくて良かった〜。ちなみに、台本の箇所は川原さんが教えてくれたみたい。質問からは興津さんのトンカツに翻弄された話が聞けました。次の質問で束縛されたいかみたいな話になった時に、興津さんが「バインドバインド」って言って森川さんがついつい笑ってしまうのに、興津さんBLデビュー作のことを言ってるような気がして私もふふっとなってしまいました。

そんなわけで、CDの感想は以上です〜。やはり二人の行く末が気になりすぎて完結まで漫画を購入してしまいました。続きはゆっくり味わいたいと思います(読み終えた時には感想を簡単に追記するかも)

いつもお読みくださり、ありがとうございます!そろそろ夏の繁忙期に入るので、この先BLCD感想がやや滞りがちになるのでどうでもよい記事が続きます。皆様もお身体に気を付けて夏をお過ごしください!

(なかなか忙しくて感想が書けず、半月以上この作品ばかり聴いてました)(相変わらずBLCDを聴きながらジョギングしてますが、森川さんと興津さんのペアはどれを聴いても飽きません)(積みCDを全然崩せないのでCD購入をやや控えています)(なのに漫画を買った私は計画性ゼロ)(これからも頑張ります)(自分のための感想だけど)



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gie チップは必要ありません😊どうか、あなたの心を癒したり支えになったりするような作品に出会えますように祈っております!今後ともよろしくお願い致します!