B3東京ユナイテッド 第三のクラブは江東区で埋もれるのか? 打開策は
B1、 2クラブとの共存共栄
同じ江東区内に、B1の2クラブが移転する。B3の東京ユナイテッドにとっては死活問題と言えるでしょう。ただ、家本社長はこの窮地を、
「同じ区に3つのクラブが存在することについては正直驚きました。しかも、アルバルクさんもサンロッカーズさんもわれわれよりはるかに格上。ライバルと言える立場ですらありません。ただ、これを機に江東区という街が『いつでも、どこかでバスケをやっているよね』という環境になれば、それはむしろプラスになるのではないか。そう思うんです。
私は毎年、視察も兼ねていろいろな国に行くのですが、たとえばヨーロッパに行って『バスケが見たいな』と調べると、どこかしらで、どこかのクラブの試合がやっているんです。江東区も同じように、ふと思い立ったときに試合が見られる。そんな環境になれば最高じゃないですか。その選択肢の中に、アルバルクさん、サンロッカーズさん、そしてTUBCが入れるようなことがあれば、これまで以上に地域の方とも、もっといえばクラブ間の『UNITE=団結』も強くなる気がするんです。もちろん、そのためには我々がもっと頑張って、2クラブに負けないくらい魅力のあるクラブになる必要があります。
今後、B.LEAGUE ONEやその先のPREMIERを目指していくうえで、私たちには『1万人動員』という経験はもちろん、有明アリーナというB3としては破格のホームアリーナの存在もあります。今はまだ、年間数試合をメインで行い、残りをサブアリーナで開催する形をとっていますが、今後カテゴリが上がればメイン使用試合を増やして、今まで以上に多くのお客さんにTUBCの試合を見てもらえるよう、クラブとしても働きかけていくつもりです」 Realsports 花田雪氏記事から引用
共存共栄を3つのP視点から論じたい
1.アリーナ Place
2.1万人動員 Promotion
3.試合体験 Play(Product)
マーケティングの4Pと呼ばれ、Priceは無料だったりなので除外しました。

1. Place 有明 VS 青海
有明アリーナは、東京オリンピックのバレーボール開催施設で、コンサート時は最大1.5万人収容出来る。スポーツ開催時で約1万人。ここをホームアリーナにできたのは幸運です。三遠ネオフェニックスを始め、どのクラブもホームアリーナで苦労する。駅からの動線にやや難があり。狭くやや遠い。帰りの歩道は大混雑でしょう。まだ中に入ったことは無いです。近隣に駐車場無し。
その点、青海の自前のトヨタアリーナ東京は素晴らしい。最寄り駅二駅からの遊歩道は広く、横断歩道すら無い。設備も国内最高のビジョンと音響を装備し、柔らかいイスで、気持ち良く演出とプレイを楽しめるはず。帰宅も楽です。近隣に駐車場が沢山ある。
両アリーナは、わずか3キロメートルの距離。ゆりかもめで三駅。
2.Promotion 区民無料1万人動員
東京ユナイテッドが過去3年に開催した1万人動員作戦は、毎回知っていましたが、区民無料でも申し込みませんでした。近所の有明アリーナには興味がありましたが、B3リーグには興味が湧かなかった。スポーツ観戦は大好きですが、魅力を感じなかった。たぶん、地域密着を感じなかったからか。豊洲駅や、ららぽーと豊洲、有明ガーデンに、東京ユナイテッドの何かがあった記憶が無いです。商店街に旗も無いと思います。年に一回の無料観戦のお知らせ(区報と掲示板)だけしか、区民は覚えていないと思います。納涼盆踊り大会には出席されたみたいです。
2000組 最大8000名を無料でご招待するという。
因みに、アルバルク東京のCSプレイオフで有明コロシアム開催時には、区民割シートが確か3000円の500円引きで販売されました。流石に無料招待は、アルバルク東京のスポンサー様以外には出さない。
3.Play(Product) 体験談
アルバルク東京や千葉J、琉球などの試合は観に行きましたが、東京ユナイテッドの試合は、画面でも一度も見たことがありません。B1しか見られない。
昨年の無料1万人動員に、区内のプロ野球観戦好きの友人が見に行きました。無料なので行ってみたのだが、彼の感想は、「シュートが下手で点が思ったほど入らない、だからつまらない。親子連れが多い。飽きて、ゲームをやる子どもたちが周りに沢山いた。もう行かないだろう。」厳しい。残念です。この試合の3P%は低く、25.8%でした。
また別の区内バスケ初心者の感想は、「有明アリーナに一度行ってみたかった。試合は、ゴールが入らないのでつまらなかった」。この試合のFT%も低く、65%でした。アリーナの魅力で釣られたらしい。初心者で目が肥えていないのに、厳しい評価で驚きました。
興味深いことに、お二方とも、地元の東京ユナイテッドが試合に勝ったことには、まったく言及されなかった。
Price有償のアルバルクの試合でも、ターンオーバーが20個近くで、両チームとも、それでも70点に届かない酷い内容の試合を見たことがありますが。
がっかり体験を無料お試しで提供するビジネスはあり?
1万人動員と顧客満足度
この記事では、1万人動員のポジしか言及されていないのですが、残念ながら、実情はこんな感じでしたよ。
つまり、魅力があったのは、有明アリーナ。さらに、(B1とB2と比べて)明らかにレベルの劣るシュート成功率にがっかりして、初心者の満足度はガタ落ちした。
それを聞いた率直な私の感想は、3回ともpassの私は正解だったかな。
家本社長も、薄々お気づきのことでしょう。
1回目 9295人
2回目 10358人
3回目 9385人 快晴 何故、1000人も減ったのか?
バスケに関係なく一度有明アリーナに行ってみたかった区民。無料で初めてバスケを見て、後悔した人は、東京ユナイテッドのみならず、バスケから離脱していくかも。もう行かないと思われたことで、このプロモーションは実は失敗です。

いつもどこかで
トヨタアリーナ東京は、アルバルク東京とサンロッカーズ渋谷(東京か?)のホームアリーナになります。つまり、来年は毎週末、必ず、どちらかの試合が青海で見られます。家本社長が言う「いつもどこかでやっている。」を実現するには、東京ユナイテッドの試合日程を、その狭い隙間に入れなければいけない。難儀な仕事です。リーグが協力してくれますか。
今年10月4日と5日に有明ホーム開幕戦。アルバルク東京は、10月3日と5日に青海ホーム開幕戦。さっそく5日は被ります。家本社長は悩んでいるでしょう。
無料1万人動員計画は4日?

結語
Bリーグは、今期から成績による昇降格制度が廃止されます。ブースターの関心はどこへ行く。派手なB1ではなくB3を見てもらうにはどうすれば良いか。集客が厳しくなるのは、死活問題です。一方、リーグ側は今後は、勝敗ではなく、経営力と集客力の勝負ですと言う。
試合(サービス)を魅力的と思える内容で提供しなければ、顧客満足度は低下し、リピート率は大幅低下しますが、顧客の期待レベルを下げる策があります。
プロ野球、MLB、MBAは、二軍リーグを運営または提携しています。正確に言えば、二軍、三軍のチームを一軍のチームは所有または提携しても良い制度。すべての一軍チームは、二軍リーグのチームで、育成に励んでいます。いつかは一軍を夢見て練習し、また、時には一軍と二軍の選手の入れ替えも行われます。
Bリーグには、この下部リーグ育成システムが無い。他のクラブを所有することが禁じられています。
MBAの二軍相当リーグ(Gリーグ)には、河村選手のような2way契約枠があり、1軍の試合に途中で呼ばれる可能性がある。最大50試合まで出場出来ます。

ここで、5番目のPの登場です!
Partner
東京ユナイテッドは、アルバルク東京と提携し、若手育成と選手供給の役割も得るべきです。二軍チームの役割も担う。二軍チームの試合を観に行って、下手でがっかりして、帰っていく観客はいません! 目が肥えているが、そこは期待していない。むしろ、いつも応援し成長した選手の一軍での姿をみたいと思う。出入りの激しいBリーグで、生え抜きを育てるクラブ。ブランド力が向上します。
Bリーグは、資本参加、提携系列化を許可する時期に来ています。B1と全く同じルールと仕組みのままで、B3の下手なバスケの試合を見せ続けるのは、もう限界。B.革新です。
その地域に競合するB1のクラブが無ければ、独立経営もありかもしれません。弱くても愛される郷土のクラブは理想です。
第三のクラブになってしまった、東京ユナイテッドは、まさに江東区つながりで、地域とアルバルクとユナイテッドする。アルバルクのブースターも応援してくれますよ。
Partnership許可は、一つのリーグ戦略ですが、B2、B3独自のルールを作り、異なるモノを見せる戦略も、Bリーグは考えて良いのでは。例えば、日本人ビッグマン出場義務。トールバイオレーション(5人平均身長制限)。
お読み頂き誠にありがとうございます。
毎日、暑いですね。夏休みに入りました。昔、自由研究は毎年、私の頭を悩ませました。一度だけ、学校の金賞?を取ったことがありましたが。今回、近所の東京ユナイテッドの課題を自由研究してみました。
誰も書かないことを書くを信条にnoteしています。ご教授よろしくお願いします。
アルバルク東京が7月1日に江東区に移転したが↓
トヨタアリーナへの行き方とその周辺をご紹介↓
同じB3でも異なる道を行くさいたまブロンコス↓
