#312_教材分析から授業を考える⑤
前回は、何を問題にするかによって発問や問い返しが変わることを「はしのうえのおおかみ」をもとに示した。
#311_教材分析から授業を考える④|せっちー
今回扱うのは、発問である。
やりやすいのは「比較」。
比較することで見える世界がある。
教材分析を通して、バリエーションを増やしていきたい。


特に使えるのは「もしも〇〇だったら」発問である。
具体例が大切。
絶妙な問い返しができるように瞬時の判断を鍛えたい。
発問には多様な形があるが、大きく3つに分けられる。
「事実を問う発問」
「多様な感じ方を引き出す発問」
「言動の理由や因果関係を問う発問」である。

ここで大切なのが、問う順番と問い方である。

事実や解釈→言動の理由や因果関係を問う発問の順に問うことを意識して発問を組み立てるとよい。
例えばこんな感じ。

「一番親切なのは誰だろう」
この発問は、直感でも解釈を交えても答えられるのが秀逸である。
教材分析で使ったこの図を比較すると、子どもたちの読みや反応が見えてくる。
このイメージをもつことができたら、どのような発言があったとしてもある程度は対応できるだろう。
「おおかみは変わった」という発言を受けて、このように問うこともできる。

ある先生が飛び込み授業をした際、「おおかみがうさぎに出会ったときはまだ優しくなっていない。おおかみはくまの真似をしただけだから。」という発言があったそうだ。
よく考えていると思わず唸った。
このあとがより重要である。
言動の理由(おおかみがうさぎを抱き上げた理由)や因果関係(おおかみにとってのくまとの出会いと、うさぎへの対応の変化との関係)を明らかにするためには、なぜ発問が欠かせない。
みなさんなら、どのように問うだろうか。

A:おおかみは、なぜうさぎを抱き上げて橋を渡したのだろう
B:おおかみは、なぜ変われたのだろう
C:その他
続きはまた明日。
