#22:【先人から学ぶ1〜元主任C〜】30代教師へ。力のある教師になるために、これだけは覚えておきたい3つのこと☝️

『ふるさと秋田をこよなく愛する教師』
Yu-No先生です🔥
今日は、「育究」生活の中で先輩教師から学んだことについて記事を綴っていきたいと思います🔥
※「育究」についてはこちらの記事をご覧ください。↓
「仕方ない」と「戻ってきてほしい」の間で
先日、育究生活の合間に、妻が少し時間をつくってくれました。
その時間を使って、以前、学年部でご一緒させていただいた元主任のC先生と、久しぶりにお話しする機会がありました。
私にとってC先生は、
「教育とは何か」
ということを、これまで何度も教えてくださった、心から尊敬する先輩です。
現在は60歳を超え、すでにご退職されていますが、C先生の教育観に触れると、いつも不思議と力をもらいます。
「まだまだ頑張らなければ」
「もっとよい教師になりたい」
そんな気持ちに、自然とさせてくださる存在です。
一番心に残った言葉があります。
「これから先、秋田の教育がどう作られてきたかを知らないと、本質的な教育はできなくなる」
正直、ドキッとしました。
なぜなら今、現場の中心にいるのは、私たち30代。
先輩が去り、若手が入ってくる、その“つなぎ目”にいる世代だからです。
C先生は
「もう現場には戻らない」
と、はっきり言い切っていました。
つまりは、下の世代に教育とは何かを
伝える語り手が教育界から去るということ。
仕方ないよな、と思う反面、
「それでも、今こそ必要なのになぁ」と思ってしまいました。
今日は、そんな揺れる気持ちも含め、C先生との対話から考えたこと以下3つについて書いていこうと思います。
①教育は「削ればよくなる」ほど、単純じゃない
②学校が荒れる理由はだいたい教師にある
③ 教師という仕事の“最大の報酬”を忘れない

僕たちは古きをたずね求め、
新しい知見を得たいのです!🔥
① 教育は「削ればよくなる」ほど、単純じゃない
「今の時代は、とにかく働き方改革の影響が大きい。
国から示されている方針を基にしながら、さまざまな行事や、これまで大切にしてきた教育活動が削減されている。
確かに、必要のないことを削ること自体は大切だ。
でもその一方で、生徒の成長につながる“本当に大事なもの”まで削ってしまっている現状があるように思う。
正直に言えば、俺は今の教育観とは、反対の教育観をいくらかもっている。
だから、今のやり方のまま現場に立ち続けていたら、自分自身が我慢できなくなるし、結果的に周りにも迷惑をかけてしまう。
そう考えたとき、自分にとって“ちょうどいい引き際”だったのだと思っている。
ただな……
本当に必要なものまで削ってしまっていないか。
そこだけは、今でも正直、不安になるんだ。」
働き方改革。
コスパ。
タイパ。
どれも大事。
僕は否定する気はありません。
でも、C先生と話してふと考えました。
例えば、
教師と生徒が時間をかけて一緒に掲示物を作る時間。
今なら「勤務時間内に終わらないから削ろう」と言われかねない。
でも、本当に削っていいのは、そこなのか?
生徒にとって一番の学びは、
経験からしか生まれない。
主体性も、深い学びも、
「はい、主体的になりましょう」と言葉で言っても始まらない。
一緒に考え、悩み、手を動かした体験があって初めて育つ。
今は現場を見ていると、少なからず
「ビルド&ビルド」ではなく
「スクラップ&スクラップ」。
だからこそ、C先生も話していましたが、
削ってはいけないものを見極める目が、教師に求められている気がします。
② 学校が荒れる理由はだいたい教師にある
「学校が荒れるのは、生徒や地域のせいじゃない。教師の問題だ」
耳が痛い。でも、事実だと思います。
実は私は昔、エネルギッシュな学年をもったとき
「自分が何とかすればいい」
と、一人で抱え込んでいた時期がありました。
結果、崩れることはなく
なんとか卒業はさせることはできましたが、
現場には大きな歪みが残りました。
続かない。
このやり方はダメだ。
いつか、崩壊するときがくる
そう思いました。
なんとかしようと先生が一人で頑張ると、何が起きるか。
• 生徒は「その先生の言うことだけ聞けばいい」と思う
• 逆に、他の先生の言うことは聞かない
• 指導は属人化
• チームは機能しなくなる
荒れの王道パターンです。
だから今、意識しているのはシンプル。
• 学年チーム内で強みを知る
• 役割を決める
• 先生たちが活躍する姿を、生徒に見せる
そうすると、生徒は気づきます。
「この先生方の言葉は、ちゃんと聞いた方がいい」
その積み重ねが、
どの先生の話も聞ける学年・学校をつくる。
荒れない学校は、
誰か一人じゃなく、
チームで作られている。
③ 教師という仕事の“最大の報酬”を忘れない
「成人の集いや、節目の会に参加しない先生が多いことがショックだ。
俺はこの場で成長した子どもたちに会うために教師をしているようなもんなのに。」
この話を聞いて、
「それくらいの思い出しか、生徒と作れていなかったのかな」
そう感じてしまいました。
だって、
本気で向き合った3年間があれば、
会いたくならないはずがない。
私にとって成人の集いは、
友人の結婚式と同じくらい大切な場です。
卒業生と再会する時間は、
• 原点に立ち戻る時間
• 成長を見て、パワーをもらう時間
• 「先生はいつでも味方だよ」と伝える時間
教師は、見返りを求める仕事じゃない。
でも、
「先生、こんなに大きくなりました」
この一言をもらえる瞬間は、
体の芯が震えるほどの喜びです。
10年後、20年後も、
その子の人生に関われる。
これは、
教師にしか与えられていない特権だと思っています。
逆に言えば、そう思えるように、
今の子どもたちと全力で向き合える教師
でありたいと思います。
おわりに|30代の私たちができること
歴史は、何もしなければ繰り返されます。
だからこそ、
私たち30代のミドルリーダー世代が、
• 先輩の作ってきた教育を知り
• 本質を受け取り
• 若手に手渡す
橋渡し役にならなければいけない。
改革は必要。
でも、全部壊せばいいわけじゃない。
削るものと、守るものを見極めながら、
働き方改革と、教育の本質を両立させる。
そして、上に書いたような教師としてのマインドや技術をしっかり身に付けていくこと。
そんな学校づくりを、
次の世代と一緒にしていきたいと思います。

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