手積みだけが悪ではない。身体を動かす仕事には価値もある。
物流業界では、「手積み手降ろしはキツい」と言われる。
確かに身体への負担は大きい。
腰を痛める人もいるし、年齢とともに厳しくなる。
でも現場を見ていると、意外なことに気づく。
ずっと身体を動かしてきたドライバーの方が、年齢を重ねても元気な人が多い。
逆に、
* 乗りっぱなし
* 待機ばかり
* フォーク中心
* 歩かない
* 筋肉を使わない
そんな働き方の人ほど、急に衰えることがある。
人間は、使わない機能から弱っていく。
特に筋肉は重要だ。
筋肉は「力」のためだけではない。
* 血流を良くする
* 体温を保つ
* 姿勢を支える
* 疲れにくくする
* 転倒を防ぐ
* 回復力を維持する
まさに“老化を遅らせる装置”でもある。
だから最近は、医療や健康の世界でも「筋肉の維持」が重要視されている。
もちろん、無理な手積みを続ければ身体を壊す。
でも、
「全く身体を使わない働き方」
これもまた危険なのかもしれない。
大事なのは、“適度に動くこと”。
歩く。持つ。しゃがむ。伸ばす。
そんな当たり前の動作が、実は健康寿命を支えている。
そしてこれからは、ベテランドライバーの経験値を活かしながら、長く働ける環境を作ることが重要になってくる。
若い頃と同じやり方を続けるのではなく、
* 無理をさせない積込み方法
* パレットや台車の活用
* 荷待ち時間の軽い運動
* 睡眠や食事の改善
* 夏場の熱中症対策
* 身体に負担の少ないルート作り
そんな工夫を積み重ねることで、50代、60代でも現役で活躍できる環境は作れる。
物流業界は今、人手不足が進んでいる。
だからこそ、“人を消耗品にしない”考え方が必要だと思う。
経験のあるドライバーは、会社にとって大きな財産。
長年培った積込み技術、道路経験、荷物の扱い方、事故を防ぐ感覚。
それは簡単には育たない。
だからこそ、身体を守りながら、長く働ける環境を整える。
それが、これからの物流会社に必要な経営なのかもしれない。
株式会社源五郎
代表取締役 関靖彦
