賑わいのあとに残っていた、静かな駅の時間|大型連休の富山訪問記(2026年5月)
15時頃、JR氷見線で高岡駅へ戻りました。
昼の雨晴海岸は、人の流れも列車の混雑も続いていて、大型連休らしい空気に包まれていました。
ホームから改札へ向かう間も、人を避けながら歩いていた気がします。
<前回の記事はこちら▼>
クルマを置いてでも、もう一度見たかった海があった|大型連休の富山訪問記(2026年5月)|げじげじくん|旅好きのアラフィフ
クルマへ戻り、そのまま富山市内のホテルへ向かいました。
チェックインして、部屋へ入った頃には、身体の奥に残っていた疲れが一気に表へ出てきます。
少し横になって休んでいるうちに、外の光がゆっくり夕方へ変わっていきました。
この記事では、雨晴海岸の賑わいから離れたあと、夕方に越中八尾駅を訪れた時間について書きます。
🚉「どこかへ行く」より、「静かな場所へ向かう」
18時前、再びクルマを走らせます。
明確な目的地があったわけではありませんでした。
ホテルからそれほど遠くなくて、少し静かな場所へ行きたい。
そんな感覚に近かったと思います。
向かったのは、越中八尾駅。
道中のクルマの数も、雨晴海岸周辺とはまるで違いました。
昼間ずっと賑わいの中にいたせいか、車内まで静かに感じます。
子どもも、珍しく大きな声を出さず、窓の外を見ていました。
🚉大型連休なのに、人がほとんどいない

越中八尾駅へ着くと、思っていた以上に静かでした。
大型連休の夕方。
どこへ行っても人が多いと思い込んでいたので、その静けさが少し意外でした。
駅前にも、人影はほとんどありません。
歩く音だけが響いて、子どもの声がいつもより遠くまで届いていく感じがあります。
昼の雨晴海岸が「動いている場所」だったとしたら、ここは、時間が少し止まっているようでした。
賑わいが消えたあとに残る空気というのか、
「祭りの後」だけが、駅の周囲に静かに残っている感じがしました。


🚉到着した列車と、動かない車両

しばらくホーム周辺を歩いていると、普通列車が到着しました。
数人が降りて、また静けさへ戻ります。
子どもは列車を撮影したあと、駅の奥に停まっている車両へ近づいていきました。
除雪車両のようでした。
「これ、雪のとき使うのかな」
そう言いながら、何枚も写真を撮っています。
私は少し離れた場所から、その様子を眺めていました。
観光地を巡っているときとは違い、「次へ急がなきゃ」という空気がありません。
列車を見て、少し歩いて、また立ち止まる。
それだけで時間が過ぎていきます。

🚉静かな場所が、旅の終わりを整えてくれる
夕方の空気は少し冷えてきていました。
昼間の陽射しの強さが嘘みたいで、駅の周囲には静かな風だけが流れています。
疲れはまだ残っていましたが、不思議と気持ちは落ち着いていました。
旅の中では、つい「どこへ行くか」ばかり考えてしまいます。
有名な景色。
人気の観光地。
人が集まる場所。
でも、この日の越中八尾駅みたいに、賑わいが終わったあとみたいな場所のほうが、あとから長く記憶に残ることがあります。
静かな駅で過ごしているうちに、昼間までの混雑や渋滞の感覚が、少しずつ身体から抜けていく感じがしました。
🚉旅の記憶は、静かな時間のほうに残っている
夕食を食べたあと、ホテルへ戻ります。
車内は行きよりさらに静かでした。
子どもは撮った写真を見返しながら、「あの車両、かっこよかったね」と話しています。
雨晴海岸の海も、立山連峰も強く印象に残っています。
でも、そのあとに立ち寄った越中八尾駅の静けさも、同じくらい記憶に残りそうでした。
大型連休でも、こういう空白みたいな場所は残っている。
旅の終わりに近づくほど、そんな場所のありがたさを感じるようになっていました。

(つづく)
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コーヒーを飲みながら、ようやく旅が追いついてきた|大型連休の富山訪問記(2026年5月)|げじげじくん|旅好きのアラフィフ
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