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吹雪で先が見えない中、動き出した列車|北海道・東日本パスで宗谷岬を目指す旅#07(2025年12月)

<前回の旅行記はこちら👇>
山の途中で、雪と時間が積もる|北海道・東日本パスで宗谷岬を目指す旅#06(2025年12月)|げじげじくん

蘭越駅に停まったまま、時間だけが過ぎていきました。
雪は降りやまず、空は少しずつ暗くなっていきます。

除雪車の不具合が解消次第、運転再開。
そんなアナウンスを、何度も聞きました。

倶知安からの長万部行きの列車が到着し、それを見届けてから、ようやく動き出したのは16時53分頃でした。
発車したときには、周囲はもう夜です。

途中の駅ごとに、ぽつりぽつりと灯りが見えました。
日中の景色を知らないまま、夜だけをつないで進んでいきます。

駅舎に宿泊できることで有名な比羅夫駅

⛄倶知安で降りる人たち

17時半ごろ、倶知安に着きました。
ここで、多くの外国人観光客が下車します。

大きなスーツケースを引きながら、駅前の送迎バスへ向かっていく姿は、どこか疲れているようにも見えました。
雪の中を移動するだけでも、体力を使います。

倶知安駅からはバスで各地へ行けます
階段まで雪が積もった倶知安駅入口
ベンチに積もった雪で誰かが書いたハートマーク

長万部からの列車は、そのまま小樽行きに変わりました。
本来は2両のはずが、1両での運行になったようで、車内は一気に混みます。

すっかり雪がこびりついた姿でこのまま小樽駅に向かう

私は席を確保していましたが、倶知安から乗ってきた親子に譲り、立って乗ることにしました。
足元の感覚が、だんだん暖かくなっていきます。


⛄小樽までが遠い

然別駅で停車の間、一度下りて足を動かす…

途中、然別で列車交換のため、10分ほど停車する予定でした。
けれど、待つはずの列車は現れず、そのまま発車します。

そんな中、トイレに行きたくなってきました。
蘭越駅で停車中に、水を飲み続けたからかどうかは分かりませんが。

車内は、ほぼ満員。
身動きが取れない状態が続き、車両先端にあるトイレまでも遠く感じます。

早く小樽に着いてほしい。
そう思えば思うほど、駅間は長く感じられました。

余市を過ぎるころから、「あと何駅」という声が、あちこちから聞こえてきます。
その数が一つずつ減っていくのを、耳で追いながら、あと少し、と自分に言い聞かせていました。


⛄夜の札幌へ

小樽駅では、折り返しの列車が10分遅れで到着し、私たちを乗せるとすぐに発車しました。
その時点で、遅れは5分。

小樽駅のホームで、折り返しの列車を待ちます。

外は完全に暗く、小樽駅から銭函駅にかけての日本海沿いも、何も見えません。
ただ、走っている感覚だけがあります。

札幌駅からは、特急で旭川駅へ向かう予定です。
乗り換え時間は、あまり余裕がない上、小樽駅の発車が遅れているので、さらにタイトになりそうです。

途中駅での停車時間が短くなったりして、札幌駅には、3分遅れで到着しました。


⛄吹雪の中を進む

札幌駅で夕食を調達しようと、コンビニに入りますが、ご飯ものはすでに完売。
やむを得ず、子どもはカロリーメイト、私はカステラを買いました。
少しでも空腹を紛らわせられるといいのですが。

空腹の中食べたカステラは甘味が最高!

特急カムイ39号の自由席に、何とか滑り込みます。
通路側の2席を確保しましたが、その後も人は乗ってきて、通路に立つ人が出たまま発車しました。

特急カムイで旭川へ向かいます

美唄駅あたりから、外は吹雪です。
列車は速度を落とし、舞い上がる雪で、車窓の視界はほとんどありません。

途中駅で降りる人もいましたが、立っていた人がそのまま座るので、混雑は変わりません。
その状態のまま、旭川駅を目指します。


⛄今日の終点

旭川駅に着いたのは、20分遅れでした。
外に出ると、吹雪がそのまま迎えてくれます。

23時前の旭川駅
足元は大雪、全身に吹雪
お店の看板にも雪が積もり…

歩道には雪が積もり、新雪に足を取られて、靴の中まで水が入りました。
冷たさが、遅れて追いついてきます。

歩道には約20cmの新雪が積もる中、ホテルに向かう

それでも、数分歩いてホテルに辿り着きました。

今日は、ここまで。
長い一日が、白い音の中で、静かに終わっていきました。

(つづく)

<次の記事はこちら👇>
旭川が孤島になった朝|北海道・東日本パスで宗谷岬を目指す旅#08(2025年12月)|げじげじくん


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