🎧君がよかった|短編小説『あと一度だけ』のアンサーソングを作りました
物語の続きを、もう一つの声で
先日、短編小説『あと一度だけ』を書きました。
何度届かなくても、
「あと一度だけ」と手を伸ばし続けた物語です。
小説を書き終えたあと、
物語の中で言葉を持たなかった「君」の気持ちが、まだ少し残っているような気がして…
もし、選ばれるのを待っていた「君」にも、伝えたいことがあったなら
その答えを、今度は音楽にしてみました。
短編小説から生まれた、二つ目のアンサーソングです。
先に読んでほしい物語
この曲は、短編小説『あと一度だけ』から生まれました。
小説では「私」から見えていた夜を、
曲では「僕」の側から歌っています。
先に小説を読んでから聴いていただくと、
「君がよかった」という言葉の意味も、少し違って聞こえるかもしれません。
Answer Song|君がよかった
何度も手を伸ばしてくれた「君」へ。
待っていた「僕」から返す、一つの答えです。
この曲に残した言葉
僕も 君がよかった
落ちた先に 君がいた
何度も届かなかった夜を
君は両手で抱きしめた
たとえ少し遠回りでも
無駄な夜じゃなかった
君が僕を選んだように
僕も君を待っていた
白い明かりのすぐ下で
僕は君を見つめてた
近づく気配に揺れるたび
言葉もなく息を止めた
触れたと思えば遠くなる
君の眉が少し下がる
動けない僕の代わりに
君だけが諦めなかった
背を向けたはずなのに
また僕を見てくれた
声にならない「あと一度」
聞こえたような気がした
僕も 君がよかった
落ちた先に 君がいた
何度も届かなかった夜を
君は両手で抱きしめた
たとえ少し遠回りでも
無駄な夜じゃなかった
君が僕を選んだように
僕も君を待っていた
窓辺に朝が来るたび
君の横顔を見ていた
目が合うだけでうれしくて
何も言わず笑っていた
ある日 少し困った顔で
僕によく似た誰かを
もっと近くで見つけたと
君は小さくつぶやいた
あの日ほど迷わずに
そばへ行けたのかな
それなら僕との夜は
遠回りだったのかな
同じ顔でも
同じ僕じゃない
君が振り返ったあの夜を
知っているのは僕だけ
何度離れても
また近づいた
君の「あと一度」を
覚えているのは僕だけ
僕も 君がよかった
落ちた先に 君がいた
長い夜を抜けたあと
最初に触れた手が君だった
近道の先ではきっと
この夜に出会えなかった
君が僕でよかったように
僕も君がよかった
何度も届かなかった夜も
今では僕らだけのもの
あの日 世界が傾いた先に
君がいてよかった
僕も 君がよかった
どんな答えに聞こえましたか
小説で「君」を選び続けた私と、
選ばれるのを待っていた僕。
二人は同じ夜を見ていたはずなのに、
そこに残っていた言葉は、少し違いました。
「君がよかった」と、
「僕も君がよかった」。
遠回りした時間まで含めて、
ようやく一つの答えになった気がします。
小説を読んだときに見えていた景色と、
曲を聴いたあとに見えた景色。
もし少しでも変わっていたら、
どんな物語に聞こえたのか、教えていただけるとうれしいです。

ほんとは投資アカウントです😛
作品別にマガジンへまとめているので、
気になるものがあれば、のぞいていただけるとうれしいです💕
Coming Soon…
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