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【モンゴル】遊牧民と暮らした3日間。よかったこと、微妙だったこと、全部書く

3日ぶりのシャワーが、人生で一番気持ちよかった。

遊牧民のゲルで2泊3日を過ごし、ウランバートルのホテルに戻ってきた僕。バスルームのドアを開けて、蛇口をひねって、お湯が出た瞬間に「文明ってすごい」と本気で思いました。

草原で子羊を追いかけて、おばあちゃんと麺を作って、体感マイナス3度の夜を乗り越えて。最高に濃い3日間でした。でも、全部がよかったわけじゃない。今回はツアー最終日の話と、3日間を振り返っての正直な感想を書きます。



最後の朝、雪山がきれいだった

ツアー3日目の朝。ゲルの外に出ると、空気がきりっと冷たくて、遠くに雪をかぶった山が見えました。

▲ 最後の朝。草原の向こうに雪山。3日間で一番天気がよかった

2泊お世話になったこの場所を今日離れるんだと思うと、ちょっと寂しい。昨日までは「シャワー浴びたい」「ベッドで寝たい」とか言ってたくせに、いざ帰るとなると名残惜しい。人間って勝手なもんです。

▲ ゲル群の全景。青空の下、子山羊がうろうろしてる。この景色ともお別れ

歌舞伎揚とカントリーマアムで国際交流

出発前に、遊牧民の家族にお礼を渡しました。日本から持ってきたお菓子、歌舞伎揚とカントリーマアム。

これがめちゃくちゃ喜んでもらえた。

言葉は通じないけど、お菓子を受け取った時の笑顔でわかる。さすが日本のお菓子、国境を超えても強い。歌舞伎揚のあの醤油味が草原の向こう側でも通用するの、なんかうれしいですよね。

ガイドさんが通訳してくれて、「ありがとう、また来てね」と言ってくれたらしい。また来たいな、本当に。


帰り道に「ちょっと寄りましょう」

ゲルを出発して、ウランバートルへ約270km戻ります。また4時間のドライブ。

しばらく走ったところで、ガイドさんが「帰り道にちょっと寄りたいところがあります」と言い出した。

着いたのはホスタイ国立公園。ここに、モンゴルの原種の馬「タヒ」がいるらしい。

▲ 未舗装の道をどこまでも走っていく。車1台分の轍だけが頼り

ホスタイ国立公園は、サファリパークみたいな形式でした。とにかく広い。敷地内を車で移動しながら動物を探す。窓の外はどこまでも続く丘と草原。動物園とは規模が桁違いです。


絶滅しかけた馬がいた

しばらく車で探し回っていると、ガイドさんが「あそこ」と丘の方を指さした。

いた。

▲ 丘の斜面に3頭の馬。遠い。でも確かにいる

モンゴルの原種の馬「タヒ」。野生では一度絶滅したとされていたけど、ヨーロッパの動物園で飼育されていた個体を野生に戻すプロジェクトで復活した馬です。ガイドさんがそう教えてくれました。

▲ もう少し近づいた。ずんぐりした体型で、たてがみが短い。普通の馬とは明らかに違う

車を降りて見に行きました。普通の馬よりもずんぐりしていて、たてがみが短くて立ってる。色も独特で、茶色っぽいけどお腹のあたりが白い。サラブレッドのスマートさとは全然違う、野性味のある見た目。

▲ 川のそばにもタヒが2頭。草原と山と馬。この景色がモンゴル

何千年も前からこの草原にいた馬の姿が、いまここにある。人間が一度絶滅させかけて、人間がまた戻した。なんだか複雑な気持ちになりつつも、この広い草原を自由に歩いている姿はやっぱりかっこよかった。

ガイドさんが「タヒは普段なかなか見られないんですよ。今日はラッキーですね」と言ってた。確かに、あの広い公園の中で見つけるのは簡単じゃない。寄り道を提案してくれたガイドさんに感謝です。


草原から都会へ。落差がすごい

ホスタイ国立公園を出て、ウランバートルへ。

4時間の草原ドライブを経て、ウランバートルの街が見えてきた瞬間の落差がすごかった。

3日間、見渡す限り草原しかなかった。コンビニもないし、信号もない。人工物はゲルとソーラーパネルだけ。それが突然、ビルが並んで、車がクラクションを鳴らして、ショッピングモールがあって。

▲ ウランバートル市内。ショッピングモールに車がびっしり。3日前までこんな世界にいたのが信じられない

「ああ、都会に戻ってきた」。安心感とちょっとの寂しさが同時に来る、不思議な感覚でした。

今回の宿はZolo Hotel。Corporate Hotelとは別のホテルです。部屋に入って、荷物を置いて、まっすぐバスルームへ。

3日ぶりのシャワー。

これがもう、言葉にできないくらい気持ちよかった。お湯が出るってすばらしい。体を洗えるってすばらしい。日常では何も感じないことが、3日間のブランクを経ると感動に変わる。

シャワーを浴びて、きれいなベッドに横になって、即寝落ち。ぐっすり寝れました。草原のゲルでは夜中に何度か目が覚めてたので、久しぶりの熟睡。文明ってすごい(2回目)。


3日間のツアー、正直な振り返り

さて、ここからはSHINE ZUUCH TRAVELの遊牧民ホームステイ3日間ツアーを振り返って、よかったことと微妙だったことを正直に書きます。


よかったこと

遊牧民の暮らしを「見る」じゃなくて「やる」体験

カシミヤの収穫、羊の小屋戻し、乳搾り、ラクダ乗り、おばあちゃんとの料理。全部「自分で体験」できたのが最高でした。観光地を回って写真を撮るだけの旅行とは完全に別物。遊牧民の家に泊まって、一緒にご飯を作って、一緒に家畜の世話をする。こんな体験、ここでしかできない。

日本語ガイドの安心感

ガイドさんが3日間ずっと一緒で、日本語で会話できるのは本当にありがたかった。移動中にモンゴルの歴史や遊牧民の文化を教えてくれるし、遊牧民の家族との通訳もしてくれる。ひとりで草原の真ん中にいるのに心細くなかったのは、完全にガイドさんのおかげ。帰りにホスタイ国立公園を提案してくれたり、遺跡でお守りをプレゼントしてくれたり。ガイドの域を超えてる。

ご飯がちゃんとおいしい

モンゴル料理って「マトンと塩だけでしょ?」と思ってたけど、そのシンプルさが逆においしい。おばあちゃんの手作り塩焼きそばは本当に最高だったし、毎食ちゃんと満足できた。ラム肉が好きな人なら全く問題ない。

動物たちとの距離が近い

子羊300匹、ラクダ、馬、山羊。動物園じゃなくて、生活の中に動物がいる。カシミヤの収穫で山羊に触れて、夕方には羊を追いかけて、朝は乳搾り。この距離感は本当に特別だった。


微妙だったこと

シャワーがない(3日間)

これは覚悟の上で行ったけど、やっぱりきつい。特に2日目以降は「体を洗いたい」という気持ちが強くなる。ウェットティッシュでなんとかしのぎましたが、きれい好きな人にはかなりハードル高いと思います。

夜が寒い(5月でも体感マイナス3度)

ゲルの中はストーブがあるので大丈夫。問題は夜中にトイレに行くとき。体感マイナス3度の草原を暗闇の中で歩くのは修行。防寒着は必須です。

星空が見れなかった(天気次第)

これが一番残念だった。モンゴルの草原で見る星空を楽しみにしてたのに、滞在中はずっと曇り。天気ばかりはどうしようもないけど、晴れてたら間違いなく人生で一番の星空だったはず。次来るときはリベンジしたい。

移動が長い(片道4時間)

ウランバートルから270km、片道4時間。景色はすごいけど、さすがに長い。車酔いする人はちょっと厳しいかもしれない。


総合:それでも行ってよかった

微妙だったことを並べたけど、3日間を終えた今の感想は「行ってよかった」。これに尽きます。

シャワーがないとか、寒いとか、そういう不便さは事実だけど、それを上回る体験がここにはあった。遊牧民の暮らしに触れて、動物たちと過ごして、おばあちゃんと一緒に麺を作って。東京の日常では絶対に味わえない時間。

不便な環境に身を置くと、「普通の暮らし」のありがたさがわかる。お湯が出ること、布団で寝られること、トイレが近いこと。全部当たり前じゃなかったんだなと。

3日ぶりのシャワーが人生で一番気持ちよかったのは、この3日間が本当に充実してた証拠だと思います。


次回は、テレルジ国立公園の話です。Expediaで予約した日帰りグループツアーに参加してきました。鷲を腕に乗せて、亀岩に登って、ブルガリア人のおじいさんと日本語でしゃべった。同じモンゴルなのに、ブルドとは全然違う景色。


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モンゴル旅行を考えている人へ。ツアーの正直なレビューと、飛行機・お金・持ち物まで全部まとめた攻略ノートも書いています。僕が出発前に読みたかったやつです。

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