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【うみのこと15】陸上も水中も初夏な日のダイビングは生物の繁殖をたくさん観察できました

こんにちは。
福岡在住の会社員兼ダイビングインストラクターふみやと申します。
志賀島や唐津など玄界灘を中心に、たまに長崎など北部九州をメインに潜っています。
僕が普段お世話になっているのは、ダイブショップサンライズというお店です。
北部九州の海のことならダイブショップサンライズへ。

5/14のこと。
(一週間以上経ってたことに驚いて慌てて書いてる)

この日は天気が良く、気温は25℃オーバーで梅雨を前に早くも夏を感じる一日でした。

白瀬のエントリー口

水中は、浅い場所はこんな感じ。
少し進むと濁りが増してくるのがこの時期の白瀬。

濁った水中

水温は19℃に達し、ワカメの葉体は水温の上昇と共に溶けたり、アメフラシにムシャムシャ食べられたりで茎だけの姿のものが多くなりました。

茎だけ残ったワカメ

葉体の全盛期は終わりを迎え、現在は繁殖シーズン。
生殖器官であるメカブが力強く育っています。

メカブ

ワカメの生殖器官であるメカブのヒダの中は小さな生物の絶好の隠れ家。
少しめくってみると、小さな魚や貝、甲殻類などが、秘密基地がバレた子供のように大慌てで逃げる姿を見せてくれます。

前回、幻想的な場面を見せてくれたアカモクも繁殖の様子を見ることができます。

卵がびっしり付いたメスの生殖器床

アカモクは、株ごとに雌雄が分かれていて、メスの生殖器床(実みたいな部分)に卵が付きます。
渾身の一枚のつもりだけど、老眼が進み過ぎて水中でピントが合わずこんな写真しか撮れない不甲斐なさは置いといて、海藻の繁殖もそれぞれだなぁと感心させられます。

繁殖は海藻だけではなく魚も。

タツノオトシゴのペア(バディのエアが少ない中での雑な一枚)

「タツノオトシゴは可愛いよっていう話」でも書いていますが、基本的に一夫一婦制のタツノオトシゴ。
下のお腹が膨らんでいるのがオス。
育児嚢で卵を育てています。

そしてこの日初めて見たのがアミメハギの卵保護。

卵保護するアミメハギ

タツノオトシゴの育児嚢もそうですが、魚の卵保護はオスが担当する場合が多いです。
これはメスが卵を作るために多くのエネルギーを消費するため、メスは産卵後の体力を温存し、オスがより安全な場所、安全な方法で次の世代を確実に残すため生存戦略です。

アミメハギの卵

しかしアミメハギはメスが卵保護をするらしい。
しかもこのアミメハギの卵はわずか3日ほどで孵化するため、結構貴重なシーンを見られたということになります。
初めて見て感動しました。

アミメハギって、チビたちが群れてる姿が可愛いなぁと観察することが多く、成魚になるとなんとなく観察対象の優先順位が低くなりがちですが、こういう姿が見られると、注意深く観察しないとなぁと思わされます。

そして白瀬と言えばウミウシ。
冬から賑わいを見せていたミノ系のウミウシ達は一気に姿を消し、季節の変化を感じさせてくれます。

ハナイロウミウシ
サメジマオトメウミウシ

これから夏にかけて海の中も一段と装いを変えてくるのでしょうね。

最近やりたくもない仕事が忙しくて海に行く機会が激減しているので、1本1本のダイブを大切にするのも必要なんですが、移ろいゆく海の中の季節をきちんと感じられるように仕事をほどほどにして、潜りに行きたいなと思った一日でした。

おわり。

僕のnoteは「うみのこと たびのこと よしなしごと」がテーマです。
よければ他のも読んでくださいね。

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