【うみのこと1】タツノオトシゴは可愛いよっていう話
こんにちは。
福岡在住の会社員兼ダイビングインストラクターふみやと申します。
志賀島や唐津など玄界灘を中心に、たまに長崎など北部九州をメインに潜っています。
今日は玄界灘でアイドル的な存在、タツノオトシゴについて。
タツノオトシゴ(竜の落とし子)は、トゲウオ目ヨウジウオ科タツノオトシゴ属(Hippocampus)に分類される魚の総称。狭義にはその中の一種 Hippocampus coronatus の標準和名としても用いられる。およそ魚には見えない外見と、オスが育児嚢で卵を保護する繁殖形態が知られた分類群である。
トゲウオ目ヨウジウオ科とは、その名の通り「楊枝魚」。
つまりは細長い魚。

その仲間であり、wiki先生が言うことろの”およそ魚には見えない外見”の持ち主。
それがタツノオトシゴです。
普通、魚って前後に伸びています(人間で言うとうつ伏せ)が、タツノオトシゴは上下に立ちの姿勢でいるのが特徴です。


確かに魚っぽくないですね。
昔の人がこの姿を見て、「竜の落とし子」と名付けたのは納得です。
また、ウミウマ(海馬)とも言われ、英名でも そのままSeahorse(シーホース : 海の馬)と呼ばれています。
こういう格好をしているので、見た目通り泳ぎは苦手。
水中では海藻などに尻尾を巻き付けていることが多いです。

体色は様々で、似た色の海藻に身を潜めています。

身を潜めるものの、場所を間違うと肉食魚に狙われてしまい、泳ぎが不得手な彼らはすぐに捕食されてしまいます。

小さな体で必死に海藻にしがみつく健気な姿から、ダイバーからは圧倒的な人気を誇っています。
愛らしいフォルムやいでたちを観察するだけでも楽しませてくれるタツノオトシゴですが、その繁殖もまた一味違います。
一夫一妻制
タツノオトシゴはほかの魚類とは違い、生涯一匹のパートナーと一途に交尾する一夫一婦制の傾向が強いとされています。
オスが出産
タツノオトシゴのオスの腹には育児嚢(いくじのう)と呼ばれる袋のようなものが備わっており、メスには産卵管と呼ばれる管があります。
繁殖の際、オスは育児嚢を広げてメスにアピール。
ペアで尻尾を絡ませ、上下に泳ぎます。
その姿はタツノオトシゴのダンスと表現されることも。
最終的にオスが広げた育児嚢の中にメスが産卵管を挿入して卵を産みます。
オスはメスから受け取った卵を育児嚢で2~3週間ほど育てたのちに育児嚢からハッチアウトさせます。
オスのお腹から次々と子供たちが出てくるので、「オスが出産する」と言われ、育児中のオスは「妊夫」と表現されます。
タツノオトシゴの繁殖行動についてのナショナルジオグラフィック日本版サイトの記事
他の魚とはちょっと違う、健気で可愛いタツノオトシゴ。
玄界灘では結構高い確率で見ることができます。
みなさんは海の中でタツノオトシゴを見たことはありますか?
…と、ここまでタツノオトシゴの魅力を紹介しつつ、僕自身はこの繁殖行動を生で見たことがないんですよね。
いつかその神秘的な繫殖行動を目の当たりにできる日を夢見て、ダイビングを続けていこうと思います。
僕が非常勤として在籍しているダイブショップサンライズ。
ご興味があればお問い合わせいただけると嬉しいです。
おわり
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