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「小学校PTA」と「地域の里親会」。

#20250619-549

2025年6月19日(木)


1. きっかけは「小学校のPTA活動」についての記事。

 先日、小学校のPTA活動についての記事を書いた後、もやもやとした気持ちになった。

 私の地域の里親会は、研修をはじめ、交流イベントをよく開催する
 里子を正式委託して6年。今や小学6年生だ。
 私たち夫婦は6年経った今も都合があえば、極力それらに参加しているし、お手伝いできることがあればしたいという気持ちがある。

 ところが、小学校のPTAに対しても同じかといえば違うのだ。

 入学当時は――新型コロナウイルスの流行がはじまった頃だったので、PTA活動は中止になっていたが、基本「1家庭1役」という決まりだった。
 どの役がどんなことをするのか、具体的にわからなかったが、担った役のすべきことはした。ただ心のどこかで、「あまり面倒なことはしたくない」という姿勢だった。

 子どもつながりの保護者の組織という点では同じなのに、私のなかで「地域の里親会」と「小学校のPTA」は違う。
 そこを考えてみたい。

2. 地域の里親会は、既知の仲。

 私たち夫婦は、里親登録後、未委託の時点から地域の里親の交流会に参加していた。そのため、里子が委託された時点では、もう大半の里親の顔を知っていた。
 また幼稚園や保育園に通っていない幼い里子は、里親の交流の場にも一緒に参加する。そうすると、里親子ともども顔も名前も知ることになる。

 受託より先にほかの里親子と接する機会があった場合、里子を受託して「はじめまして」とほかの里親子と会うより気楽だ。
 受託した直後で、慣れないこと続くなか、新しい人の輪に入っていくのは心身ともに大変だ。既知の仲であれば、里親がリラックスできる。里親の安心は、里子の安心にもつながる。

 ただ未委託時点から、里子を受託中の里親との交流会に参加することは、どの未委託里親にもオススメというわけではない。
 里子の紹介がないまま何年も経つこともある。
 自分より後に里親登録をした里親が先に里子を受託することもある。
 そういったときに、あまり心が揺れない未委託里親なら、先に関係を築いておくと精神的に余裕ができると私は思う。

3. 小学校のPTAは、知らない人たちばかり。

 私は結婚を機に、この土地、今住むこの家に引っ越してきた。
 夫は独身時代からこの家に住んでいたが、出身地は別だ。就職後に1人住みはじめた家で、当時は寝に帰るだけ。近所づきあいはないに等しかった
 私も結婚した折、隣接する数軒にご挨拶した程度だ。
 ご近所さんがちょうど家から出てきたときに会えば、会釈はするが、きちんとお顔を覚えているわけではない。違う場所で会ってもわかるか怪しい。

 実子のいない我が家は、里子を受託するまで子どもを通しての近所つきあいもない
 里子も幼稚園年長児に我が家に来たため、親子ともども公園デビューをはじめ、幼稚園で人のつながりを広げる機会がなかった。そして、そのまま新型コロナウイルスの流行がはじまり、小学校の入学が6月にずれ、PTA活動は中止だった。

4. そこに関わる人たちを知っているかどうか、なのか?

 私のなかで、「小学校のPTA」と「地域の里親会」とでは関わり方にはっきり温度差がある
 こうやって比較してみると、要はその活動云々以前にそこに関わっている人たちを「知っているかどうか」が大きいことがわかった。

 もし、この地区の人たちと関わりがあれば、幼稚園で知り合いがもっといれば、小学校に入学した時点で顔見知りが多い
 小学校のボランティアには地区の年配者もいる。通っている子どもの保護者ばかりではない。子どもが卒業した、孫が通っているという立場の人たちもいる。
 また新型コロナウイルス流行の影響で「3つの密(三密)*」が避けられ、雑談を控える状況でなければ、違っていたかもしれない。

* 3つの密(三密):密閉・密集・密接。新型コロナウイルスの感染拡大の初期、集団感染防止のためこれらを避けるよう呼びかけられた。

 温度差はそれだけだろうか。
 もっと地域に根づいた暮らしをしていたら、PTA活動も違っていたのだろうか。

5. 「知り合い」の有無だけでは、ないかもしれない。

 里親は、里親登録時にいくつかの研修と実習を受ける
 登録後も参加できる研修やイベントがあり、養育や社会的養護について学ぶ機会が多い
 つまり、それらに関して里親同士は同程度のことを「知っている前提」が成り立つ。
 また、交流や体験談を聞く場もあるが、そこには「守秘義務」がある。雑談をしていても、それが他者に漏れたり、噂になったりする心配はない。 
 深刻な子育ての悩み事を打ち明けても「そこで話が止まる」という安心感がある。もちろん、そこでアドバイスを受け、関連機関やほかの経験豊富な里親につながる場合もあるが、勝手に広がっていくことはない。

 活動に関わる人たちを知っているかどうかだけでなく、「安心感」もポイントなのかもしれない。

6. 協力したくなる組織にあるものは、「よく知ること」と「安心感」か。

 どこまで価値観の共通性があるのか。
 里親会ならば研修などで補えるが、地域だと難しい。
 価値観の共通性というと大げさになるが、地域であれば「常識」や「マナー」だろうか。
 だが、子どもの頃から母に「自分の常識、他人の非常識」といわれて育った私は「常識」を共有することの厄介さを知っている。

 またニワトリと玉子ではないが、よく知っている人がいるから組織に入るのか、組織に入ってからそこにいる人たちを知っていくのか。
 そこも難しい。
 そのときどきの状況もあるので、整えてから組織に関わるわけにもいかない。
 結局答えはなく、とりとめない話になってしまったが、先であれ、後であれ、要はそこにいる人を「よく知ること」なのだろうか。ただ多忙な現代社会では、「よく知る」機会を作るのも大変だと自分の日々を振り返って思う。
 それでも、だ。
 この「協力したくなる」2つのことを自覚したら関わり方も変わるかもしれない。


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森谷はち🐝里母&子育て&読み聞かせ サポートしてくださると、嬉しいです。いただいたサポートは、ありがたく私の「充電」に使わせていただきます。うふふ♪