【かぞくのじかん2×2】天玉ダイエット?そば
土曜日のキッチンは、変わった香りが漂っています。
スパイシーなスペアリブと、お蕎麦のおつゆの香り。
スペアリブは、夕食用です。
昨夜は、妻は送別会でした。
暗くなっても誰も帰らないと、心配性な黒ねこ君は、お腹がゆるゆるになっちゃうんですね。
なので、私は午後半休。
桜の様子を眺めながら、村のスーパーで諸々お買い物。
帰って来たのが私だったので、黒ねこ君は、おや? って顔に。
でもいいや、ってすぐに甘えん坊モード。
金曜日は、ツムラの薬湯って決めてるので、のんびりと体の凝りをほぐして、今朝を迎えました。
昨夜降った冷たい雨のせいですかね。
今朝は冷えます。
石油ストーブの熱は、まだリビングには広がりきっていません。
一緒に起きた黒ねこ君は、おこたの中へ。
三毛姉さんは、まだ妻と寝ています。
スペアリブは、昨夕に仕込んでいたので、後は煮詰めるだけ。
お蕎麦のおつゆも、温まったから、妻が起きて来るまで火を止めます。
火を止めて、おこたに戻って冷めたカフェオレをひと口。
お鍋の音が消えたキッチンに、ガボカボガボ……。石油ストーブが灯油を吸い上げる音は、意外と大きく聞こえます。
ツツピー、ツツピー、今週はシジュウカラの声で起こされた朝もありました。
今朝はどうなんでしょうね。
窓の向こうは、まだ夜が残っています。
シジュウカラが起きるまでは、まだ少し時間が掛かりそうです。
「すっごい生姜の香り」
起きて来た妻の第一声。
キクラゲの生姜炒めを作った残り香です。
これは、平日の常備菜用。
三毛姉さんは、まだ寝室みたい。
もしかしたら、ぼーっと日向ぼっこしてるのかな?
ま、お休みですから。
各自、好きに過ごせば良いのです。
妻のカフェオレを注いだついでに、お蕎麦の準備。
茹でたお蕎麦を器に盛り、かき揚げと温泉玉子をそっと乗せます。
白い湯気が立つおつゆを、注いで、刻みネギを乗せれば出来上がり。
ダイエット効果? も期待して、大根おろしと摺り下ろし生姜もトッピング。
すぅーっ、妻がお蕎麦の湯気を吸い込みます。
「うわー……。生姜のいい香り」
笑顔になりました。
良いですね!
お休みの朝は、笑顔で始まりたいですから。
「天玉って、久しぶりじゃない?」
「久しぶりに、スーパーに売ってたからね」
「売ってないって言ってたもんね」
「うん。朝からかき揚げ作るのも面倒くさいしさ」
「いい、いい。スーパーので十分だよ」
お蕎麦を啜りながらの会話。
ツツピー、ツツピー。
シジュウカラの声に、寝室から三毛姉さんがダッシュして来ました。
黒ねこ君は、窓に貼り付いてます。
始まったばかりの春に、猫さん達は興奮気味。
村に、賑やかな季節が訪れようとしています。

