【南米より】魔術的リアリズムの国にて―アヤワスカ、シャーマニズム、サイケデリック医療
◆魔術的日常の風景
現在、南米にいて、さまざまなシャーマンやサイケデリック・セラピーの実践家(医師、セラピスト等)と交流していると、そこで扱われているトランスパーソナル(超個的)な、拡張されたリアリティ(現実性)が、日常生活に地続きのものとして存在していることがわかります。
(今回は、そんなトランスパーソナル系の医師のもとでのケタミン・セッションなども行なっているので、今後記事にしていきたいと思います)
ところで、日本においては、それらの「不可思議な拡張されたリアリティ」は、過度に縁遠い、非日常的なものと見なされがちです。
しかし、この地では、それらはもっと身近で、自然な息吹をもって、日常に隣り合わせのものとして浸透しています。
それは、広大なアマゾンのジャングル(生命の海)がすぐ隣にあることと似ています。
そして、その、魔法のような浸透は、人生をもっと気楽でひろがりのある、魅惑的で、神秘的で、興味深いものにしているのです。
通常、私たち日本人が住んでいる「現実世界」は、とても限定的で、狭苦しいものです。
それは、プロセスワーク(ユング心理学系)のA.ミンデルのいうところの「合意的現実 consensus reality」ばかりが、「現実世界」とされているからでもあります。
「合意的現実」とは、まわりのみんながそう思っているから、「現実的」だと見なされている現実のことです。
人びとの暗黙の合意形成による「現実」のことです。
これは、「他者」「空気」が過度に大きなものとして存在する、日本の文化では、特にその傾向が強くなります。
そのような「合意的現実」のせいで、日本では、閉鎖的な人間関係や閉ざされた情報空間の中に、多くの人びとが、囚われてしまっているのです。
ところで、ミンデルは、そのような「合意的現実」ではない、潜在意識が広大にひろがる心の領域を「ドリーミング(夢見)」と呼びました。
私たちの本性は、より「ドリーミング(夢見)」の次元を生きることにあるのです。
ここ南米では、そんな「ドリーミング(夢見)」の世界が日常に息づく、魔術的リアリズムの感覚が、より自然に存在していると言えます。
◆アヤワスカのハイパースペース(超空間)
私たちに強烈な変性意識状態、異次元的体験をひき起こす、プラントメディスン、アヤワスカの力は、そんな南米の魔術的現実、シャーマニズムをとても象徴的にあらわす存在とも言えます。
アヤワスカは、然るべき形で体験すると、凄まじい力で、私たちに驚異の世界を啓示してくれるものです。
その体験世界の諸相については、別の記事にもまとめています。
その体験の中では、通常の「現実」や人間の有限性、生死を超えて、普段とても理解できないような、驚異の宇宙が明かされていきます。
シャーマンはよく、アヤワスカ体験について「本のページをめくっていくようなもの」だと言います。
アヤワスカを体験するたびに、宇宙という巨大な書物のページがめくられていき、驚異と神秘の新しい異次元空間(ページ)が開かれていくのです。
探求するたびに、その高エネルギー状態が開くハイパースペース(超空間)の不思議さと啓示に感銘を受けることとなるのです。
そして、その世界や自分の体験についての理解がどんどん深まっていくのです。
ただ、そこには修練的要素もあります。
その高エネルギー状態は、人間にとっては、同時に耐えがたい怖しいものでもあり、その状態に充分に耐えられるには、自分の中に、強い耐性をつくっていかないといけないのです。
シャーマニズムでいう〈火〉の扱い方にまつわるテーマです。
古今東西のシャーマンは、この世のものではない高エネルギーの〈火〉の扱いに習熟することによって、異界のものに触れるスキルを高め、さまざまなシャーマニズム的な行為を行なえるようになるのです。
アヤワスカが、私たちにもたらす並外れた高エネルギー状態も、そのようなシャーマニズム的類型に含まれているものと言えるのです。
そして、そんなアヤワスカのもたらす啓示的なハイパースペース(超空間)は、私たちの人生とは、夢見の次元に透過されている魔術的リアリズムの世界であることを、あらためて教えてくれるものであるのです。
◆現地アヤワスカセレモニーのご案内
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「LUZ DE AYAHUASCA」
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