#563[制作日記]小説を書く──視点と描写。琥珀色の間・後編
昨日の投稿は、キャラクターの性格に踏み込みすぎたかもしれない、と一夜明けても考えていました🌀
昨年末から連載している小説の、22歳の青年・大翔の弱点が、思った以上に前面に出てしまった気がしたのです。
今日は、直近の3話と、2つの番外編について、
作者の心の声を置こうと思います。
卒業の舞台と日本庭園
舞台に選んだのは、とある寺社の日本庭園。
池に季節の花が揺れる静かな場所で、“昔の自分” との卒業式をイメージしました。メインのセリフと風景、大まかな流れは先に浮かんでいて、あとは勢いで書きました。いざ公開してみると、どこか後悔に似た気持ちが残りました。
古風な青年の、美意識と弱点
大翔の誇りは、派手さではなく「生き方の筋」
大翔は少し古風な青年です。美意識が高く、自分の誇りと相手の人生を尊重する男性。そして、女性が苦手(笑)相手を大事にできないなら、最初から選ばない人。自分のせいで相手を壊すことを何よりも嫌います。
普段は半拍おいて、呼吸を整えてから話すのに、自分の気持ちよりも相手の未来を優先する彼は、後輩の三上さんにはムキになり、厳しく接します。
日記、実況、物語、そして小説へ
一度は、書いて送り出す痛みを感じたかった。
作者の視点が入りすぎたのではと、朝から落ち込みました。
書いている私はというと、今作については、物語というより日記、小説というより実況のようで…。
執筆している間は常に、保護者や、教職を離れた社会人が現実にどう在るべきか、法令遵守 という “正しさ” の狭間で揺れました。そして、作者の手を解いて、三上は叫びました。
観点がだんだんと、討論に寄ってきます。そこに心の動きや仕草を添えると、小説に見せかけた、文学には遠い読みもの。そんな感覚が残っていたのです。
偶然出会った歳上の女性への思いが恋なのか、甘えなのか。話して楽しいだけの人、伴侶となる人、単なる憧れ…。彼自身が迷っている最中でした。
そこで、作者の私も、書かざるべきを敢えておくことにしました。
小説、それも習作だから言えることです。
ここがnote、私の創作ノートだから、書くことができました。
noteは、どんどん失敗する場所
この作品は、作者の私自身が、大きな物語に取りかかる前の習作とも言える作品で、人物の設定・プロット・視点と、投稿の度に小説の書き方の学びを日々、感じています(視点は、誰の心で世界を語るか)
また、今回は言葉を編み上げる際の、間や呼吸、何を作品と呼ぶか。言葉という信頼の積み重ねについても、深く思い至る経験となりました。
恩師の花飾りと、最新の時計に尖りをみました。後輩に勝負の神様を託し、頼りないひよこを手にした大翔を見守りながら、書きたいと思います。
このひよこは、「必要とする人」の元を巡る旅をするのかもしれませんね。
読み手のみなさん、貴重な経験をさせていただきまして、
どうもありがとうございます。
引き続き、作品ともどもどうぞよろしくお願いいたします。
<了, 約 1,200 字>

追伸: 章立てを7つにしたのですが、どれがどの七福神か、そうした遊び心に、物語を少し寄せてもよかったですね☺️

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