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“体験格差” って言葉がきらい

最近よく聞くじゃないですか、「体験格差」。
でも正直、私はこの言葉がちょっとキライ。

いや、キライってほどじゃない。言い過ぎたごめん。
けど、どうもモヤモヤする。

なんかこう、“流行りの社会問題” っぽく語られてる感じがして。
「はいはい、いま流行りのアレね(笑)」みたいに言われるのは、なんか悔しい。

でも、たぶん私がずっと前から向き合ってきたのは、まさにその「体験格差」で。だからこそ今、ちゃんとこのモヤモヤに向き合って、言葉にしておこうと思う。

※この記事を書いたあと、偶然似たようなタイトルの記事を見つけてしまったのだけど、ここでの「きらい」は、わたしの中のモヤモヤから出てきたものなので、そのまま出しますね。




今に始まった話じゃない & そんな軽い話じゃないのよ問題


今でこそ「体験格差」が注目されてるけど、
子どもの環境による体験の差そのものは、ずっと前から “あった” 。

親子の愛着形成がどうとか、子育ての孤立がどうとか、そういう話の中で「家庭環境による体験の差」が、じわじわと見えるようになってきた。

順を追って、必要な視点がようやく社会に現れてきたというか、昔からあった問題が、やっと “言葉になってきた” 感じ。


ほんでよく聞くのが

「みんな同じ体験しろとか無理だし」
「私だって留学できなかったし、体験格差かな~(笑)」


うん。そうやな。たしかにそう。
でも私がここで言いたい「体験格差」は、ちょっと違う。

私が言いたいのは「人生を諦めてしまうような差」のこと。

将来の夢を「生活保護を受けて楽に暮らすこと」と語った10歳の男の子のように。

「どうせ無理」「自分にはできない」って、まだ何も始まってないうちから、未来を閉じてしまっていて。

それって、たまたま “体験が少なかった” から?

ううん、違う。


自己肯定感が育たなかったから。

選択肢を知らなかったから。

「できるかも」と思える土台がなかったから。



だから私は「体験格差」という言葉に、ちょっと違和感がある


たとえば「回転寿司に行ったことがない」「花火を見たことがない」
そういう子どもたちともたくさん出会ってきた。

でも、本当に問題だと思うのは「それ、自分には関係ない」とその子自身が思ってしまうこと。

他の子と会話が合わない、
何かをやってみたいと思っても「うちには無理やろ」って心のブレーキを無意識にかけてしまう。

それが連鎖して、「どうせ無理」の呪いがかかっていく。


やがて、その子の “夢” も “挑戦” も
“あきらめること” が当たり前になってしまう。



解決したいのは「どうせ無理」の呪い


よくあるじゃないですか。

「イベントで楽しい体験を届けます!」

みたいなやつ。

もちろんそれもとっても素敵な取り組みだし、必要。
というか私もその過程でイベントもやるし。

でも、もう一歩踏み込みたい。

私が届けたいのは、
「自分にもできるかも」って思える体験。
「やってみたい」が「やってみっか!」に変わるきっかけ。

だから私が本当にやりたいのは、
子どもたちの自己肯定感を育てること、になるのかな。

✔ 安心して失敗できる環境
✔ 一緒にやってみてくれる大人
✔ 小さな成功体験を積める場

そういうものを、ていねいに作っていきたい。

挑戦しようとするその一歩に、そっと並んで歩ける大人でいたい。


ほんならやっぱ「体験格差」って言葉、キライですのん?


…というと、これがまた難しくてですね。

今井悠介さん著書の『体験格差』って本はね、めちゃくちゃ大事にしてる。
マーカーで線引いて、角っこ折って、たぶん人にも勧めてる。(なんならフォローもしてる)

だからこれは「体験格差」という言葉そのものを批判してるわけじゃ、全然なくて。

むしろ、あの本が出たことで、このテーマが広く知られるようになったのは本当にすごいこと。大事なことで、今の社会にも必要なこと。


でもね、ジレンマがあるのよ


それでも最近は「体験格差」って言葉だけがひとり歩きしてる感じがして、
なんだかなあって思うこともある…んだけどさ、


でもでも、でも、ですよ。

聞いてくださいよ。


結局、私も使っちゃうんですよ。説明するとき。
「体験格差ってご存知ですか?」って。

だって、伝わるのが早いから。
言葉の力ってすごいよね。だからこそ悩ましい。

これってもう、スタバに慣れてないのに周りに合わせて「グランデのソイラテで」ってスンと言ってるときの気まずさよ。(?)


そんなジレンマを感じながらも、
私はやっぱり「体験格差」という言葉の奥にある現実を、ちゃんと伝えていきたいんだよなあ。


最後にもう一度だけ、言っとこ。


私が見てきたのは、
「人生を諦めてしまう子ども」の話

私が作りたいのは、
「どんな子も、自分の未来を選べる社会」

言葉は便利だけど、
その奥にある本当の願いを、忘れたくないなと思ってる。


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ふじい のぞみ|こどもの夢とまちをつなぐ社会福祉士🚀 わーい!PCとうんうん向き合うカフェタイムのミルクレープ代にさせてもらいます✨しごとがんばれるー!