1ハウスと7ハウスを深読みする~私と他者から学ぶ12サインの人生テーマ~
▶はじめに
皆さんこんにちは。
アクセサリー作家 兼 西洋占星術師のSatokoです。
前回、占星術の記事のなかでも、なかなかに濃い記事を書かせていただきました。
前の記事にも書いたとおり、講座のなかでも、1つの項目、各ハウスについてこれだけ掘り下げることはないので、執筆にかなりの耐力を要したのですが、…その分達成感や充実感はとてつもなく大きくて…。これはぜひほかのハウスでもやってみたい!と思ったのです。
占星術に興味のない方には「??」となってしまう個所もあるかとは思いますが、占星術にはこれだけ濃くて深い世界があるのだと感じていただければ幸いです。
▶ハウスとは~1ハウス7ハウスに着目して~
>How to 1ハウス
1ハウスは、自分自身そのものをあらわすハウスです。
生まれ持った個性・気質・第一印象、そして「自分はこういう人間だ」というアイデンティティがあらわれる場所。
他の誰かとの関係や状況に関わらず、「自分単体」としての在り方が出てくるハウスと言えます。RPGの世界でいうところの初期設定、自分自身のデフォルト、とも言えるかもしれません。
>How to 7ハウス
7ハウスは、一対一で向き合う相手に関わるハウスです。
パートナー・配偶者・が典型例ですが、「自分と向き合う存在」全般を示すので、ビジネスパートナーやライバルなども当てはまります。
ここでの「他者」は、疎遠な"他人"ではなく、相手があって自分もある、という相互性の感覚に近いものです。
>対軸としての関係
1ハウスと7ハウスは180度向かい合う対軸です。
占星術の専門用語でいうところのオポジションですね。
「自分」と「相手」、「個」と「関係性」という対比がこの軸の本質にあります。
自分が何者であるかを知ることと、他者と向き合うことは、実は切り離せないテーマです。相手という鏡を通じて、自分自身がより鮮明に見えてくる…。それがこの1・7ハウスの軸が持つ深みです。
▶直訳・翻訳・意訳
占星術の読みは外国語の「直訳・翻訳・意訳」に似ている、と先ほど書きました。ここからは、実際にハウスに星座を当てはめながら読み解きを考えていきたいと思います。
まずは、
直訳:配置の意味
翻訳:人間の体験
意訳:人生テーマ
のようなイメージを持ってみてください。
意訳に近づくほどに抽象度が増し、占星術師の個性によって味が出てくるところでしょう。同じ意訳でも、どんな言葉に変換するかでもそれぞれの色が出てくるのです。
>1ハウス牡羊座×7ハウス天秤座
直訳なら、「己は迷わず動けるが、他者を思い足を止める相手と互いのペースを合わせる人」
翻訳すると、「自分軸はしっかりあるのに、関係性の中では自分を出しにくくなる人」
意訳すると、「調和を大切にする相手を通じて、関係性の中での自分らしさを学ぶ配置」
>1ハウス牡牛座×7ハウス蠍座
直訳なら、「自分のペースは守りたいが、深い繫がりを求める相手とすべてを分かち合う人」
翻訳すると、「安定を好む自分と、強烈に惹かれる相手の間で揺れやすい人」
意訳すると、「深く変容する力を持つ相手を通じて、手放すことと信頼することを学ぶ配置」
>1ハウス双子座×7ハウス射手座
直訳なら、「自分は身の回りの情報を集め、相手はスケールの大きな知恵を掴み、互いの知見を補い合う」
翻訳すると、「軽やかな自分と、大きなビジョンを持つ相手に惹かれる自分が共存する人」
意訳すると、「遠くを見据える相手を通じて、知識を思想へと育てることを学ぶ配置」
>1ハウス蟹座×7ハウス山羊座
直訳なら、「自己の感情のまま情動に従うが、相手の現実的な冷静さに向き合う」
翻訳すると、「守りたい気持ちが強い自分と、しっかりした相手への依存が共存する人」
意訳すると、「現実的に支える相手を通じて、情と責任を統合することを学ぶ配置」
>1ハウス獅子座×7ハウス水瓶座
直訳なら、「自分一人に注目を集めるか、自由でしがらみのない博愛の世界にも触れる人」
翻訳すると、「認められたい自分と、しがらみを嫌う相手の間で距離感に悩みやすい人」
意訳すると、「枠にとらわれない相手を通じて、個性を社会へ開いていくことを学ぶ配置」
>1ハウス乙女座×7ハウス魚座
直訳なら、「己は細かく整える現実的な奉仕をし、おおらかさや寛容さという精神的奉仕を目指す人」
翻訳すると、「ちゃんとしたい自分と、境界線の曖昧な相手に惹かれる自分が共存する人」
意訳すると、「感受性豊かな相手を通じて、緻密さだけでは届かない世界を知る配置」
>1ハウス天秤座×7ハウス牡羊座
直訳なら、「自分から相手主体のペースを築けるが、回りを顧みず走る強さや決断力も認める人」
翻訳すると、「穏やかに調整しようとする自分と、強引なくらい直感的な相手に惹かれる自分が共存する人」
意訳すると、「迷わず動く相手を通じて、自分の中にある意思と強さを取り戻す配置」
>1ハウス蠍座×7ハウス牡牛座
直訳なら、「自分からは深く強く求める心を差し出し、穏やかさと安心感を持つ相手から安らぎを得る人」
翻訳すると、「激しく感じる自分と、揺るがない相手の存在に安心する自分が共存する人」
意訳すると、「どっしりと安定した相手を通じて、安心して委ねることを学ぶ配置」
>1ハウス射手座×7ハウス双子座
直訳なら、「心は遠くの世界の叡智に憧れるが、日常的なコミュニケーションや世俗的な知識の楽しさも知る人」
翻訳すると、「理想や冒険に向かう自分と、日常の会話や刺激をくれる相手を必要とする自分が共存する人」
意訳すると、「言葉と知性で世界をつなぐ相手を通じて、思想を現実へ落とし込むことを学ぶ配置」
>1ハウス山羊座×7ハウス蟹座
直訳なら、「一人で現実主義で堅実な道を行こうとするが、温かさ安心など精神的な価値ある関係を得る人」
翻訳すると、「責任感で動く自分と、情と温もりで包んでくれる相手への安心感が共存する人」
意訳すると、「深く温かい相手を通じて、達成の先にある"つながり"の意味を学ぶ配置」
>1ハウス水瓶座×7ハウス獅子座
直訳なら、「自他ともに平等で博愛精神のある世界を望むが、一人脚光を浴びる存在の逞しさを知る人」
翻訳すると、「群れない自分と、輝く相手に惹かれる自分が共存する人」
意訳すると、「堂々と輝く相手を通じて、自分の個性を表現することの豊かさを学ぶ配置」
>1ハウス魚座×7ハウス乙女座
直訳なら、「自我の曖昧なふわりとした世界に生きるが、誠実さや丁寧さなどきちんとすることの利に触れる人」
翻訳すると、「感覚で生きる自分と、しっかり支えてくれる相手への依存が共存する人」
意訳すると、「誠実に整える相手を通じて、感覚を現実へと着地させることを学ぶ配置」
いかがだったでしょう?
占星術に限らず占術や占いをやっている方たちは“言葉の重要性”について痛感している人も多いのでは…と思います。
いきなり完璧に整った一文を出す、というのはかなり力量のいることです。
今回の直訳→翻訳→意訳というのは、私自身が自分の頭のなかを整理すると同時に、「お客様へどの深さまでお伝えするか?」を判断するヒントでもあるのです。
では…次からはこれまで一言でまとめてきた内容をさらに深掘り…、
というと"難しくなる"印象ですが、
深く掘り下げるとは自分のなかに落とし込むこと。
あなたのなかにさらにストンと落ちやすいかたちに整理した内容を書いていきます。
▶"自分"の1ハウスを、"相手"の7ハウスと一緒に深読み!
>1ハウス牡羊座 × 7ハウス天秤座
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