乳頭温泉郷・盛岡|車なし日帰り|キュンパスで行く冬の東北旅(行程表付き)
JR東日本の超おトクな切符「キュンパス」を握りしめ、冬の東北を駆け抜ける日帰り旅。
第1弾の「松島・平泉旅」に続く今回は、さらに北へ。目指すは、雪深い森に抱かれた秘湯乳頭温泉郷と、歴史溢れる街盛岡!
心温まるそんな1日をご紹介します。
第1弾「松島・平泉旅」はこちら↓
こまち1号で田沢湖駅へ
今回も薄暗い早朝の東京駅から旅はスタート!
乗り込むのは、6:32発のこまち1号。
盛岡を過ぎ秋田の山を越える頃、車窓の景色は一変し白銀の世界へ。ぐんぐん増していく白さに、テンションが上がる。

3時間ほどして、田沢湖駅に到着!
ここから路線バスに乗り継ぎ、山深い秘湯の地へと向かう。

バスに揺られしばらくすると、窓の外には田沢湖が!吸い込まれるような青さが美しかった。


<乳頭温泉郷>
乳頭山麓に点在する乳頭温泉郷。400年以上の歴史を刻むこの場所には、独自に源泉を持つ個性豊かな7つの湯宿がある。
鶴の湯に行きたかったのだが…
日帰りで7つの温泉をすべて回るのは厳しいので、どれかに絞らなければならない。
湯めぐり号という各温泉をまわるバスに乗れる「湯めぐりマップ」が販売休止中ということで、私の中での選択肢は2つ。
プランA:離れた場所にある鶴の湯1か所だけに行く
プランB:徒歩圏内に集まる鶴の湯以外の温泉を数か所ハシゴする
悩んだ結果、今回はプランAで行くと決めていた。しかし、秘湯への道はそう簡単ではなかった。
鶴の湯へは、バス停「アルパこまくさ」から送迎バスへの乗り継ぎが必須だ。
その送迎バスは、田沢湖駅でバスに乗る前に電話で送迎をお願いする必要がある。鶴の湯に電話をかけると、想定外の一言が…
「朝9時台のバスは送迎に行けない」と。
一気に崩れ去る計画。
次のバスは1時間後。田沢湖駅で待つか、アルパこまくさで待つか…。
地図を睨み、バス停「鶴の湯温泉入口」から徒歩40分ほどだったので一縷の望みをかけバスに飛び乗った。
しかし、いざバスを降りようとすると運転手さんから一言。
「道がぐちゃぐちゃだから、歩くのはオススメしないよ」
…終わった。
私のプランAは雪の中に消えていった。
だが、鶴の湯だけが乳頭温泉じゃない!
悔しさを飲み込み、終点の「乳頭蟹場温泉」でバスを降りた。ここから、私のプランBの始まりだ。
蟹場温泉
最初に向かったのは、付近の沢に多くの蟹が住んでいたことからその名がついたという蟹場温泉へ。
木風呂、岩風呂、露天風呂の3種類あり、どれも雰囲気があって秘湯感満載だ。お湯の中には、初めて見る白いふわふわとした湯の花がたくさん舞っていた。
中でも、雪景色を眺めながら浸かる露天風呂は最高だった。お客さんは少なく、ほぼ貸し切りだったのでのんびりと過ごせた。
※それぞれのお風呂は少し離れた所にあり、その都度着替えが必要なので、脱ぎ着しやすい服装がオススメ!


蟹場温泉
📍秋田県仙北市田沢湖田沢字先達沢国有林
<日帰り入浴>
営業時間:09:00~16:00
定休日 :水曜日
入浴料 :800円
アクセス:田沢湖駅からバス(羽後交通・乳頭線)で48分(「乳頭蟹場温泉」で下車)
妙の湯
次に訪れたのは、洗練された和モダンな雰囲気が漂う妙乃湯。

まずはこちらで腹ごしらえ。
注文したのは「稲庭うどんセット(冷)」。ツルッと喉越しがよく美味しい。添えられた薬味もいろいろあり、味の変化を楽しめるのも良い。

お腹を満たしたところで、いざ入浴!
ここの温泉は、金の湯(露天風呂)と銀の湯(内風呂)がある。それぞれ泉質が違っていて、一度に2種類楽しめるのはなんだか得した気分!
露天風呂のさらに奥には混浴もあるが、勇気がなくて断念。
温泉から上がった後は、塩キャラメルジェラートを頬張る。ほかほかになった身体に冷たい甘さが沁みる。


妙乃湯
📍秋田県仙北市田沢湖生保内字駒ヶ岳2-1
<日帰り入浴>
営業時間:10:30~15:00(受付14:00まで)
定休日 :火曜日
入浴料 :1,000円
<ランチ>
営業時間:11:30~14:00
定休日 :なし
アクセス:田沢湖駅からバス(羽後交通・乳頭線)で45分(「妙乃湯温泉前で下車)
田沢湖駅から盛岡駅へ
妙乃湯で癒されたあとは、再びバスに揺られ田沢湖駅に戻る。
お土産を物色し、次なる目的地、盛岡を目指してこまちに乗り込む。
ここで、前回の「松島・平泉旅」でも活用した特例措置の出番!
<特例措置とは?>
盛岡~秋田間の「こまち」では、指定席券を持っていなくてもキュンパスの乗車券で指定席車両の空いている席に座って良いというルールがある(※その席の指定席券を持っている人が来たら席を譲る)
いざこまちに乗り込むと、車内は超満員!デッキにまで人が溢れかえっていた。やはりキュンパス恐るべし。
<盛岡>
混み合うデッキで耐えること約40分。ようやく盛岡駅に到着。
岩手銀行赤レンガ館
真っ先に向かったのは、岩手銀行赤レンガ館。
1911年に盛岡銀行の本店として落成したここは、東京駅を設計した辰野金吾氏によるもの。レトロな建築が大好きなので、盛岡に来たなら絶対に訪れたいと思っていた。
目の前に現れたのは、赤レンガに花崗岩の白いライン、それからドーム型の屋根。まさに辰野式建築!その重厚感のある凛とした佇まいは美しく、うっとりと見惚れてしまった。

中に入ると、気品に満ちた空間が広がる。
繊細な漆喰の装飾や柔らかな光を落とすシャンデリア。クラシックな内装が織りなす美しさにときめくばかり。
2012年という、つい最近までここで銀行業務が行われていたというから驚きだ。
多くの人々が行き交っていた歴史の余韻が、今も建物の隅々にまで息づいているようだった。





岩手銀行赤レンガ館
📍岩手県盛岡市中ノ橋通1-2-20
開館時間:10:00~17:00(入館は16:00まで)
休館日 :毎週火曜日、年末年始
入館料 :300円(無料ゾーンもあり)
アクセス:盛岡駅からバスで10分(盛岡バスセンターで下車)+徒歩3分
または盛岡駅から徒歩26分
盛岡じゃじゃめん 小吃店
盛岡といえば、外せないのが盛岡三大麺!
冷麺、わんこそば…どれにしようか悩んだ結果、今回選んだのは「じゃじゃ麺」。
向かったのは、小吃店。店内は満席で15分ほど待って入店。
目の前に運ばれてきたのは、もちもちのうどんにたっぷりと盛られた肉味噌。中サイズを頼み、なかなかボリュームがあるなと一瞬ひるんだが、あっという間にペロッと平らげていた。

盛岡じゃじゃめん 小吃店
📍岩手県盛岡市盛岡駅前通1-44 フェザンB1Fめんこい横丁
営業時間:10:30~21:30(L.O.21:00)
定休日 :不定休(フェザンに準ずる)
アクセス:盛岡駅から徒歩1分
心もお腹も満たされ、帰りの新幹線はやぶさに乗り込む。
真っ白な雪景色、立ち上る温泉の湯気、重厚なレトロ建築。贅沢な余韻に浸りながら帰路についた。
<行程表>
今回の旅の詳しい行程表はこちら↓
06:32 東京駅
↓ 🚄こまち1号(秋田行)
09:21 田沢湖駅
09:40 田沢湖駅前
↓ 🚌羽後交通・乳頭線(乳頭蟹場温泉行)
10:28 乳頭蟹場温泉
10:30 蟹場温泉
| 📍滞在1時間15分
11:45
↓ 👣徒歩5分
11:50 妙乃湯
| 📍滞在1時間50分
13:40 妙乃湯温泉前
↓ 🚌羽後交通・乳頭線(田沢湖駅前行)
14:28 田沢湖駅前
14:30 田沢湖駅前散策
| 📍滞在30分
15:00
15:12 田沢湖駅
↓ 🚅こまち28号(東京行)
15:48 盛岡駅
15:55 盛岡駅前
↓ 🚌岩手県交通・南IC経由川久保線(矢巾営業所行)
16:05 盛岡バスセンター
↓ 👣徒歩3分
16:10 岩手銀行赤レンガ館
| 📍滞在50分
17:00
↓ 👣徒歩3分
17:03 盛岡バスセンター
↓ 🚌岩手県交通・南青山町線(滝沢営業所行)
17:13 盛岡駅前
↓ 👣徒歩1分
17:15 盛岡じゃじゃ麺専門店 小吃店
| 📍滞在45分
18:00
↓ 👣徒歩1分
18:16 盛岡駅
↓ 🚅はやぶさ36号(東京行)
20:32 東京駅
↓🚌羽後交通・乳頭線バス時刻表
↓🚌岩手県交通バス時刻表
<いくらかかった?💰>
キュンパスを使った今回の旅、いくらかかったのか計算しました↓
<交通費>
🚅キュンパス ¥10,000
🚌バス ¥ 950 (田沢湖駅前→乳頭蟹場温泉)
¥ 950 (妙乃湯温泉前→田沢湖駅前)
¥ 190 × 2 (盛岡駅前⇔盛岡バスセンター)
<食費>
妙乃湯 稲庭うどん ¥2,420
ジェラート ¥ 550
盛岡じゃじゃ麺専門店 小吃店 ¥1,300
<その他>
蟹場温泉 入浴料 ¥ 800
タオル ¥ 300
妙乃湯 入浴料 ¥1,000
盛岡銀行赤レンガ館 入館料 ¥ 300
合計 ¥18,950
<いくらお得に旅できた?💰>
次に今回のキュンパス旅、どれほどお得に旅ができたのか計算してみました。
キュンパスを使わずに旅をした場合にかかる交通費↓(※JR東日本運賃改定前の料金)
🚅新幹線 東京駅→田沢湖駅 ¥16,320
田沢湖駅→盛岡駅 ¥ 1,530
盛岡駅→東京駅 ¥15,010
合計 ¥32,860
キュンパスは10,000円なので、なんと22,860円もお得に旅ができました!今までのキュンパス旅でも最高のお得度。素晴らしい!!
キュンパスで駆け抜けた、冬の東北日帰り旅。
鶴の湯に行けなかったのは少し心残りだけれど、違った魅力に出会えた良い旅でした。鶴の湯はいつか必ずリベンジしたい!
来年もまたキュンパスが発売されるなら、次はどこを旅しようかな。
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