【読書記録】月まで三キロ
こんにちは。HANAです。
今回は、こちらの本をご紹介します。
この本をnoteで紹介している方がいて、興味を持ち読んでみました。
伊与原新さんの作品を読むのは今回が初めてでしたが、
本当に素晴らしい出会いとなりました。
ハートフルなお話の流れに加えて、理系の知識まで知れてしまう、
なんだかお得な感じのする小説でした。
短編集ということもあり、テンポよく読めるのも大きな魅力でした。
本書に収められたどの短編も心に残りますが、特にお気に入りなのは「月まで三キロ」と「アンモナイトの探し方」です。
表題作の「月まで三キロ」では、タクシー運転手が傷心の主人公にそっと寄り添い、共に“月まで三キロ”の看板を見上げる場面が実に印象的でした。
じんわりと温かい余韻が残ります。
「アンモナイトの探し方」は、
主人公の少年が、田舎に行き、そこで
化石を採取していた気難しい老人と一緒にアンモナイトを探すという物語。
地道に石を割っていく臨場感あふれる描写には、
まるで自分も一緒に化石を捜索しているかのようなワクワク感を味わいました。
どのページをめくっても、科学のロマンと人間の温もりが優しく交差し、読後は心がじんわりと温かくなります。
これは、まさに夏休みの読書にぴったりの一冊ではないでしょうか。
ページを閉じた瞬間から誰かに薦めたくなる、そして伊与原さんのほかの作品ももっと読みたくなる、素敵な出会いをくれた小説でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
ではまた。
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