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『複雑になりすぎた世界。その先にある「エントロピー・トラップ」とは?』|資産10億円を目指す投資日記

最近、「エントロピー・トラップ(Entropy Trap)」という言葉を耳にした。

『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者、ロバート・キヨサキ氏などが使っている言葉だが、実はこれは経済学の正式な用語ではない。

では、いったい何を意味しているのだろうか。

まず、「エントロピー」とは物理学の法則の一つで、簡単に言えば、

「すべてのものは、放っておくと秩序を失い、無秩序な状態へと向かっていく性質」

のことである。

例えば、部屋を掃除せずに放置すれば、少しずつ散らかっていく。

自然に部屋がきれいになることは、まずない。

つまり、秩序を保つためには、意識して手入れを続ける必要があるということだ。



この考え方を経済やお金の世界に当てはめたものが、「エントロピー・トラップ」である。

現代の金融システムは、国債やETF、401k(米国の確定拠出年金)など、昔とは比べものにならないほど複雑になった。

さまざまな金融商品が絡み合い、法定通貨(ドルや円など)も世界中で大量に発行されている。

私たちが使っている紙幣(法定通貨)は、国や社会への信用によって価値が成り立っている。

キヨサキ氏は、この複雑化そのものがリスクだと考えている。

つまり、

「経済システムを複雑にしすぎた結果、人間のコントロールが及ばないほど不安定になり、やがて大きな混乱や暴落へ向かってしまう。」

これが、彼の言う「エントロピー・トラップ」の考え方である。



だからこそ彼は、金(ゴールド)や銀のような実物資産を重視している。

金や銀は、国や銀行の信用によって価値が決まるものではない。

何千年もの間、世界中で価値が認められてきた資産である。

キヨサキ氏は、

「複雑な金融システムに依存するよりも、シンプルで実体のある資産を持つべきだ。」

と繰り返し主張している。

もちろん、この考え方に賛成する人もいれば、「株式などへ分散投資したほうが合理的だ」と考える人もいる。

未来は誰にも予測できないからだ。



しかし、この話から学べることは、投資だけではない。

物事は複雑になればなるほど、人間が全体を把握することは難しくなる。

会社の仕組みも、人間関係も、そして私たちの暮らしも同じかもしれない。

便利さを追い求めるあまり、気づけば自分自身で管理できないほど複雑な罠にはまってはいないだろうか。

秩序は、放っておけば少しずつ失われていく。

そう考えると、本当に大切なのは、複雑さを増やし続けることではなく、ときにはシンプルさを取り戻すことなのかもしれない。

「エントロピー・トラップ」は、広く認められた経済理論ではない。

それでも、

「複雑になりすぎたものは、やがて脆くなる。」

そんな視点は、私たちが本当に大切にすべきものを見つめ直す、一つのきっかけになるのかもしれない。












ロバート・キヨサキ氏が説く、嵐の時代を乗り切るためのバイブル。複雑な現代社会を生き抜くために、今こそ読んでおきたい一冊です。

私が選んだ道についての記録です。
ぜひ読んでください。

日々変わる世界をどう歩むか、
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