ダイエット中、一番信用してはいけないもの。
ダイエット中、一番信用してはいけないもの。
私は、体重計だと思っています。
もちろん、体重計が悪いわけじゃない。
今の自分を知るためには必要だし、長期的な変化を見るためにも便利なものです。
でも、20kg痩せるまでの私は、体重計に振り回されていました。
少しでも体重が増えると、
「昨日より増えた」
「普通に食べたから増えた」
「やっぱり食べたら太るんだ」
そう思っていました。
そして、いつの間にか、
「体重が増えることを許せない」
という状態になっていました。
普通に食べたら増える。
だから食べない。
食べなければ、体重は減る。
「やっぱり食べなければ痩せるんだ」
そう思う。
でも、そのあと普通に食べたら、また増える。
するとまた食べなくなる。
減る。
食べる。
増える。
また食べない。
そんなことを繰り返していました。
そして、食べる量をどんどん減らしていった結果、
「こんなに食べてないのに、なんで痩せないの?」
という状態になっていきました。
食べない。
体重は減る。
でも、少し食べると増える。
怖くなって、また食べない。
この無限ループ。
今考えると、本当に地獄でした。
そんな私の考え方が変わった、ある出来事があります。
ある日の夜中。
ものすごくお腹が空いて、ほとんど無意識に冷凍チャーハンを食べていました。
食べ終わった瞬間、
「やってしまった……」
ものすごく後悔しました。
翌朝、恐る恐る体重計に乗りました。
絶対に増えている。
そう思っていたら、
300gしか増えていなかった。
「あれ?」
正直、拍子抜けしました。
300g。
それまで私は、食べたら一気に太ると思っていた。
でも、実際には300gしか増えていない。
そこで、ふと思ったんです。
「……全然平気じゃん。」
そして急に、
「私、何やってたんだろう」
と思いました。
一日中お腹を空かせて、
食べたいものを我慢して、
体重が増えることに怯えて。
それなのに、夜中に冷凍チャーハンを食べても、翌朝300g。
もちろん、その300gが全部脂肪になったわけでもありません。
水分や食べたものが残っているだけかもしれない。
そもそも、体重なんて毎日それくらい変動する。
それに気づいたら、
一日中お腹を空かせていることが、ものすごくバカバカしくなったんです。
そこから、しばらく3食きちんと食べるようにしました。
すると、不思議なことに。
体重は増え続けるどころか、
少しずつ右肩下がりになっていきました。
そこで初めて、
「食べないことだけが、痩せる方法じゃないんだ」
と実感しました。
それまでの私は、
体重が増える
↓
食べない
↓
体重が減る
↓
食べる
↓
体重が増える
↓
また食べない
という無限ループに自分から入っていたんです。
そして、痩せないからさらに食べる量を減らす。
今思えば、これが一番苦しかった。
40代になった今、私は「体重を減らすこと」だけを目標にしていません。
筋肉を落とさない。
ちゃんと食べる。
動ける体を作る。
そして、無理なく続けられる生活を作る。
こっちのほうが大切だと思っています。
私は実際に45kgまで体重を落としました。
でも、そこで理想の体になったわけではありませんでした。
筋肉がなく、ガリガリで、皮もたるんでいる。
「痩せたのに、なんか違う。」
そこから筋トレを始めて、少しずつ考え方が変わっていきました。
だから今、ダイエットをしている人に伝えたい。
体重計の数字だけを見て、自分を判断しないでほしい。
昨日より増えた。
それだけで、
「太った」
「失敗した」
「食べなきゃよかった」
と思わなくていい。
体重は、脂肪だけで増えたり減ったりしているわけじゃありません。
水分、塩分、食べたもの、便通。
女性ならホルモンの影響でも変わります。
だから、昨日より300g増えたからといって、
「300g太った」
ということではありません。
体重計は、あなたを評価するものではない。
ただの数字を測る道具です。
だから、
体重を見る。
鏡を見る。
服のゆとりを見る。
体のラインを見る。
トレーニングで扱える重量を見る。
体調を見る。
そして、昨日ではなく、数週間、数ヶ月という長い目で自分を見る。
私は20kg痩せるまで、ずいぶん遠回りしました。
食べないことが正解だと思っていたし、
体重が増えることが怖かった。
でも、夜中に食べてしまった冷凍チャーハンが、私の考え方を変えてくれました。
「食べても、別に終わりじゃない。」
むしろ、ちゃんと食べるようになってから、体重は少しずつ落ちていった。
あのときの私は、体重計の数字に怯えすぎていました。
だから今は思います。
ダイエットは、体重計の数字を減らすゲームじゃない。
自分の体を大切にしながら、これからも続けられる生活を作ること。
食べることを怖がらない。
体重が増えた日に、自分を責めない。
翌日に食事を抜いて帳尻を合わせようとしない。
そして、
一日中お腹を空かせて我慢するダイエットから、もう卒業する。
40代のダイエットは、
「どれだけ食べなかったか」ではなく、
「どれだけ無理なく続けられる生活を作れたか」。
私は今、そう思っています。
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