吉田秋生(1956.8.12- )『ラヴァーズ・キス I II 別コミフラワーコミックス』小学館 1995.12 1996.4 『海街diary』全9巻 2007.4-2018.12 Paul Verlaine (1844.3.30-1896.1.8)

https://note.com/fe1955/n/n72c6cb9ec8c7
吉田秋生(1956.8.12- )
『海街diary』
全9巻 2007-2018
の
すずちゃんや風太クン達は
中学生ですけど、
吉田秋生さんには
高校生が主人公な作品がいくつもありました。
女子高が舞台の
『櫻の園』1986
男子高の
『河よりも長くゆるやかに』1984-85
共学高の
『夢みる頃をすぎても』1983
『ラヴァーズ・キス』1995-96
など。
もう今では、ずいぶん昔の
少女マンガになってしまいましたが、
内容は古くなっていないと思います。
『海街diary』冒頭で、
よっちゃん(香田佳乃)と同衾している高校生、
藤井朋章は
『ラヴァーズ・キス』の主人公(の一人)でした。


吉田秋生(1956.8.12- )
『ラヴァーズ・キス I
別コミフラワーコミックス』
小学館 1995.12
186ページ
購入年月日価格古書店不明
試し読み
https://x.gd/PSUsv


https://www.amazon.co.jp/dp/4091367313
「鎌倉の県立高校に通う少女たち、少年たちの熱い日々。
そして、その彼女たちの揺れ動く青春を
キスをめぐるドラマを通じて描く、ラブロマン」

『ラヴァーズ・キス II
別コミフラワーコミックス』
小学館 1996.4
購入年月日価格古書店不明
試し読み
https://x.gd/HTECW


『海街diary』湘南オクトパスのサッカー少年、
風太の姉、
まさ の兄、がいます!
誰と誰?
https://www.amazon.co.jp/dp/4091367321
https://www.amazon.co.jp/dp/4091911838
「心に深い傷を持つ朋章と里伽子。
二人の運命的な出会いと、彼らをとりまく人々を描いた、
傑作恋愛オムニバス。」
https://www.amazon.co.jp/dp/4091670695
「「鎌倉」を舞台に、「キス」を巡る同じシチュエーションを
異なる登場人物の視点から描いたラブストーリーの金字塔。
早朝の鎌倉、海辺で出会った同じ県立高校に通う2人ーー
悪い噂の絶えない藤井朋章と川奈里伽子は、やがて恋に落ちる。
そして、そんな2人の恋は周囲に様々な波紋を投げかけてゆき・・・!?」

「ラヴァーズ・キス vol.I 悪い噂」
『別冊少女コミック』1995年4月号
「ラヴァーズ・キス vol.II 冷たい月」
『別冊少女コミック』1995年6月号
「ラヴァーズ・キス vol.III Je te veux」
『別冊少女コミック』1995年8月号
「ラヴァーズ・キス vol.IV 好きやねん」
『別冊少女コミック』1995年10月号
「ラヴァーズ・キス vol.V 彼女の嫌いな彼女」
『別冊少女コミック』1995年12月号
「ラヴァーズ・キス vol.VI TEMPEST(テンペスト)」
『別冊少女コミック』1996年2月号
このマンガを読んで、
ベートーヴェンのピアノソナタ
「テンペスト」
を聴くようになりました。
https://www.youtube.com/watch?v=4TfY6kJdn1c
Erik Satie - Je te veux
https://www.youtube.com/watch?v=wbT9DeULzU4
も
『ラヴァーズ・キス』は、
描写の視点の変化と時間進行に趣向があって、
読み返すたびに感心します。
クロード・ルルーシュ監督の映画
『男と女』1966 の、
ジャン・ルイ・トランティニアンと
アヌーク・エメの
回想シーンのモンタージュを連想したりもします。
https://www.allcinema.net/cinema/3699
https://www.youtube.com/watch?v=HHanRs0HZxs
Un homme et une femme, 1966 - Ending
この最終場面の前に挿入される、
長い回想モンタージュです。

単行本表紙カバーに
筆記体で書かれている
Il pleure dans mon coeur
Comme il pleut sur la ville,
Quelle est cette langueur
Qui pénètre mon cœur ?
は、
フランス19世紀の詩人
ヴェルレーヌの作品で、
「巷に雨の降るごとく
わが心には涙降る」
堀口大学訳
として知られています。
https://lesvoixdelapoesie.ca/lire/poemes/il-pleure-dans-mon-coeur
https://keico.exblog.jp/22863745/
ヴェルレーヌとランボーの同性愛を
連想させるために、
カバーに掲載したのかなぁ。
吉田秋生さんは、ウィキペディアによれば
1956年8月12日生まれです。
私は1955年1月生まれなので、
二学年違いますけど同世代です。
私が
都立北多摩高校~明治大学文学部
学生の頃(1970-77)の
仲間たち、
文学・芸術に関心のある連中の間では、
アルチュール・ランボーや
ポール・ヴェルレーヌを
知らない奴はいなかったと思うので、
都立高(学校名不詳)~武蔵野美術大学卒業な
吉田秋生さんも
若い頃からこの詩を知っていただろうと、
私は想像(憶測)しています。
私は観ていませんけど、
映画
『太陽と月に背いて』(1995)
https://www.allcinema.net/cinema/51435
は
ヴェルレーヌとランボーを描いた映画のようで、
レオナルド・ディカプリオが
ランボーを演じているのだそうです。
第三章
「Je te veux」の扉絵 p.127 も、
Paul VERLAINE
Colloque sentimental
Dans le vieux parc solitaire et glace
Deux formes ont tout a l'heure passe
です。
https://poesie.webnet.fr/lesgrandsclassiques/poemes/paul_verlaine/colloque_sentimental
日本語訳
http://blog.hix05.com/blog/2007/09/post-359.html
この詩は、
フランス映画
『舞踏会の手帖』1937
で、
ルイ・ジューヴェ(1887-1951)
が口ずさんでいました。
https://www.youtube.com/watch?v=VllHZQG5cwU
"Dans le vieux parc solitaire et glace.."
Louis Jouvet recite Verlaine
Carnet de bal (1937)
舞踏会の手帖 130分 日本公開1938年6月
https://www.allcinema.net/cinema/20130
監督 ジュリアン・デュヴィヴィエ
出演 マリー・ベル フランソワーズ・ロゼー

https://en.wikipedia.org/wiki/Louis_Jouvet
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルイ・ジューヴェ
https://ja.wikipedia.org/wiki/齋藤磯雄
この詩を、
明治大学文学部四年生だった1976年に、
必修ではなかったため受講生3名の、
第二外国語の教室で
齋藤磯雄先生(1912.5.26-1985.9.3)に
教わりました。
斎藤先生がヴェルレーヌを、
眼を閉じて暗誦してくださると、
フランス語の響きが音楽のように、
フランス語の意味とひとつになって、
頭の中に現れるという体験を、
毎週、してました。
魔法に魅せられたような体験でした。
帰宅して、同じ詩を自分で音読しても、
あのイマージュは絶対に再現しなかったなぁ。

読書メーター
吉田秋生の本棚
刊行年月順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091207
https://note.com/fe1955/n/n0c7ec9b9c33a
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https://note.com/fe1955/n/n028d2ce4a641
https://note.com/fe1955/n/n51a13bfcdc7c
『月刊フラワーズ』
2025年5月号
小学館 2025年3月28日発売
https://note.com/fe1955/n/n4a3ae64eee29
