承認は、講師マネジメントにも同じ理屈が通う
これは「マネジメント導入」2部作の1話目です。
単話でもお楽しみいただけます。
2話目は有料記事となります。
私の教室では、
「生徒を承認する」ことを大事にしていた。
怒らない。叱る、を是とする。
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もちろん、突発的に危険なことがあれば、
注意はする。
ただ、生徒に勉強させていく上で
(勉強がすべて、勉強が正義だとは思っていない。
これは前提として言っておきたい)
叱る、あるいは褒める、という行為を
受け入れてもらうには、信頼が必要だ。
その信頼を得るために、承認がある。
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保護者にもよくあることだが、
「言うことを聞かせる」という一点だけを見ると、
一番手っ取り早いのは、
怒る、叱る、怖がらせる、もので釣る。
即効性があるように見える。
でも、これらは
「言うことを聞かせる」からは、一番遠い方法だと、
私は思っている。
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もので釣る以外の方法は、
すべて信頼の上に成り立つ、時限立法だ。
いずれ、効力がなくなる。
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幼少期の保護者への信頼は、
「保護者がいないと生きられない」という
安心感によるものであることが多い。
でも、小4くらいから、
子どもは友達と一緒に行動するようになる。
自我を持って、行動範囲を広げていく。
それは、親元から離れていく前兆だ。
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つまり、親の言うことを聞かずに外に出る。
親から離れていく心境。
反抗期の前兆だ。
これを
「まだ子どもでしょ」
「親の言うことは正しい」
そう言ってしまうと、
「私の話は聞いてくれない」
という、聞き覚えのある展開になる。
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このボタンの掛け違いを、
叱るという暴力的なやり方で、
即効性を求めて解決しようとすると、
信頼を失う。
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承認とは、
相手のやっていることを認める行為だ。
「友達好きなんだよね、わかるよ」
「やってることはやってる、わかる」
「まあ、こっちの話も聞いてよ」
そう伝えたいだけなのだ。
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言葉にすれば簡単だが、
具体例を並べて理解し、
その後、深掘りして、
繰り返し身につける必要がある。
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ここで、講師のマネジメントの話に戻る。
私は、こういう理論を
現場で語り続けてきた。
だとしたら、管理者である自分から、
「お前ら動かないな、何やってんだよ!」
なんて、言えるはずがない。
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人には、与えられたものを
還元する特徴がある。
私が講師を不当に扱えば、
生徒を教える講師は、
生徒を不当に扱うようになる。
だから私は、講師を大事にする。
また、講師を飛び越えて、
生徒を緊急性なく直接叱ることも、しない。
現場を預かる人間を無視して、
上から直接口を出す。
これは、組織で一番信頼を壊すやり方だと思っている。
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自分で決めたルールは、自分が率先して守る。
マネジメントの基本だ。
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マネジメントをする人を、マネージャーと呼ぶなら、
マネージャーは管理者であり、リーダーでもある。
管理者は、組織に影響を与えて結果を出す存在だ。
悪い影響を与えれば、悪い結果が出る。
矛盾があれば、人の心は離れる。
離職者も出るだろう。
つまり、管理者の態度は、
そのまま組織に反映される。
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生徒への承認と、
講師や部下への向き合い方は、
実は同じ構造をしている。
自分が語っている理論を、
自分がまず体現できているか。
それが、管理者としての
最低限の誠実さだと思っている。
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次回は、大学生アルバイトを
マネジメントする上で、
現場でよく感じてきたことを書く。
▶次回:大学生アルバイトは、責任感がないのではない
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