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ケーブルを持ち歩かないモバイルバッテリー、3つの解き方を比べてみた

はじめに

モバイルバッテリーは持って出たのに、ケーブルを忘れた。何度やったか分かりません。手元に残るのは、ただの重い塊です。

きっかけは、カラビナ型のモバイルバッテリーのレビューを見かけたことでした。バッグに引っかけて持ち歩けて、ケーブルまで内蔵されている。面白い形だなと思って調べていくうちに、「ケーブルを持ち歩かない」という課題には解き方が何通りかあることが分かってきました。

どれも自分はまだ買っていません。以下、各社の公式スペックをもとに比べます。数値は2026年8月4日時点のものです。

ケーブルを持たない3つの解き方

方式は大きく3つに分かれます。

  • 直挿し型: 本体からUSB-Cコネクタが直接生えている。ケーブルという概念がそもそもない

  • 巻き取り内蔵型: ケーブルが本体に巻き取り式で収納されていて、必要な長さだけ引き出す

  • ケーブル一体型: 短いケーブルが本体に固定、または着脱式で付いている

代表的なものを挙げてみます。直挿しはAnker Nano Power Bank(22.5W)。5,000mAhで約102g、3,490円です。巻き取り式は同じAnkerのNano Power Bank(45W)で、10,000mAh・約230g・6,990円。ケーブルは7cmから70cmまで8段階で調整できます。

ケーブル一体型はCIOのSMARTCOBY Pro SLIM CABLE。10,000mAhで最大35W、約189gの5,980円です。内蔵ケーブルは約21cmと短めですが、着脱できて交換可能なのが効いています。ケーブル内蔵型で一番怖いのは断線ですから、ここが直せる設計かどうかは見ておきたいところ。

厚さやケーブルの収まり方は、商品ページの写真を見たほうが早いです。


重さで比べるとどうなるか

容量も価格もバラバラなので、1gあたり何mAhを運べるかで並べ直してみました。

  • CIO SMARTCOBY Pro SLIM CABLE: 約53mAh

  • Anker Nano(直挿し・5,000mAh): 約49mAh

  • Anker Nano(巻き取り・10,000mAh): 約43mAh

巻き取り機構はローラーとバネが入るぶん、そのまま重さに乗ってきます。70cmまで伸ばせる便利さとの引き換えですね。

ここで最初のカラビナ型に戻ります。MaGdget Carabiner Batteryは5,000mAhで約180g、1gあたり約28mAh。CIOは10,000mAhを189gで運んでいるので、容量が半分なのにほぼ同じ重さです。

ただ、これは性能が低いという話ではありません。カラビナ、100ルーメンのLEDライト、Apple Watchの充電機能。その全部を積んだ結果の180gなんです。

スペック・公開情報から見えるメリット・デメリット

メリット

いちばん助かるのは、忘れようがないこと。ケーブルが本体にくっついている以上、バッテリーを持った時点でケーブルも持っています。当たり前のようで、これが地味に効くんです。

抜き差しの回数が減るぶん、ポートへの負担も軽くなります。接触不良で充電できなくなるのって、毎日使うものだと地味に痛いですよね。

あとはポーチの中身がひとつ消えること。カラビナ型まで行くと、ライトとApple Watch充電器の2つも同時に減らせる計算になります。

デメリット

気になるのは断線です。内蔵ケーブルが切れたら、本体ごと寿命になりかねません。その点、ケーブルだけ交換できるCIOのようなモデルなら避けられます。

もうひとつ、ケーブルの長さを選べないこと。CIOの21cmは机の上なら十分ですが、コンセントから離れた席では短い。Ankerの巻き取り式が70cmまで伸びるのは、この点では素直に強みです。

Anker Nano Power Bank(巻き取り式)をチェックする

どんな人におすすめか

こんな人に向いています。

  • 荷物を1グラムでも減らしたい人(直挿し型・約102g)

  • 容量とケーブルレスを両立したい人(CIO・10,000mAhで約189g)

  • ケーブルの長さに融通が欲しい人(Ankerの巻き取り式)

  • ライトやApple Watch充電もまとめたい人(カラビナ型)

逆に向いていないのは、複数台を同時に急速充電したい人。そして本当に最軽量だけを狙う人です。ケーブルを割り切れば、5,000mAhで100gを切るモデルも普通にあります。

まとめ

ケーブルを持ち歩かない。同じ目的でも、何を削るかで形が変わります。軽さを最優先するなら直挿し型が分かりやすい。容量も欲しいならケーブル一体型、コンセントから離れた席で使うことが多いなら巻き取り式、という順で絞っていくといいと思います。

カラビナ型は、モバイルバッテリーとして見れば割高です。でもライトとWatch充電器を別に持つのをやめられるなら、話は変わります。バッテリー単体で見るか、3つ分の置き換えと見るか。そこで印象がまるで違ってくる製品だと思います。

なおMaGdgetのカラビナバッテリーはクラウドファンディング発の製品で、現時点ではAmazonに一般流通していません。今すぐ買えるのはこの2つです。

CIO SMARTCOBY Pro SLIM CABLEを見る

Anker Nano Power Bank(直挿し)を見る

持ち歩きの充電まわりは、ほかの記事でも書いています。気になるものがあれば、のぞいてみてください。

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