見出し画像

AIが全部やってくれると思った瞬間、改善が止まる


この記事の最後に、私が作った無料セルフ診断の案内があります。

Excelの転記ミスが出ている現場がありました。

対策は「人間の目視確認をもっと頑張る」。よくある話です。でも、これでは確認する人が疲れるだけで、仕組みは何も変わりません。

かといって、Copilotに転記作業を全部任せれば解決するかというと、そう単純でもありません。

このケースなら、Excelの条件付き書式で怪しいセルに色を付ける。関数で入力漏れや数字の食い違いを拾う。まずは普通のExcel機能でミスが見える状態を作れます。

Copilotの出番は、その設定を一緒に考えさせるところです。

「この列とこの列が違ったら色を付けたい」

「未入力のセルだけ分かるようにしたい」

そんな相談から、必要な関数や設定手順を組ませればいい。AIに仕事を丸ごと渡すのではなく、仕事を直す道具を作るためにAIを使います。
今いちばん困っている場所だけ、先に確認してみてください。
→ 無料「職場のAI活用が止まる理由 7分類セルフ診断」


私は昔、レースメカニックをしていました。ライダーから返ってくるのは、「ガクンとくる」「ヌルッと抜ける」といった感覚の言葉です。その言葉をそのまま部品へ命令することはできません。どの場面で起きたのか、車体がどう動いたのかを分けて、やっと調整へつなげられます。

実際、先日こんなことがありました。これは1件の事例です。

1時間の会議録から、30分でワークフローの表とMermaid図を作りました。そこで、あえて自分ではチェックせずにそのまま送付しました。翌日、赤入れが返ってきて、それをもとに直していく。3日でワークフロー全文書化ができ、当初1週間の予定だったテストは3日目に始まり、5日目には運用判断まで進みました。

「チェックせずに送る」は雑に投げたという意味ではありません。自分が直すより、その仕事を分かっている人が直した方が速い。不明点を洗い出すのはAIで作った叩き台の仕事です。どうせ作り直すなら、自分が直す工程を一度はさむ方が無駄になることもあります。

もちろん、これは社内で信頼関係がある相手との進め方です。対外の初回送付なら、人の目を通します。

AIの相談も似ています。

「思ったように動かない」だけでは、直す場所が分かりません。頼み方なのか。社内資料の置き方なのか。Excelの作りなのか。権限やライセンスなのか。

場所を間違えると、プロンプトだけを何度書き直しても前へ進みません。

AIは万能ではない。でも、有能な道具です。

全部を自動化する前に、今のつまずきを1つ選ぶ。普通の関数で済むなら関数でいい。資料整理が先なら、先に整理する。その判断を手伝わせるところから始めた方が、現場では動きます。

そこで、AI活用が止まる理由を7つに分け、さらに「AI=全自動」という思い込みも先に確かめるセルフ診断を作りました。会社名や社内資料を入れずに、16問で最初に見る場所を選べるようにしています。

今いちばん困っている場所だけ、先に確認してみてください。

→ 無料「職場のAI活用が止まる理由 7分類セルフ診断」

もし「うちはCopilotしか開けない」なら

診断で資料づくりやエージェントが引っかかって、しかも社内で使えるAIがMicrosoft 365 Copilotだけ、という方には、そこ向けの5点セットを用意しています。教科書54枚とプロンプト8本、それと自分の環境で何ができるか確かめられるツールです。

この記事に書いた「仕事を丸ごと渡さず、仕事を直す道具を作る」を、資料づくりで回すためのものだと思ってください。9月30日までは¥4,980です。

会社がM365 Copilotしか使えなくても。資料づくりを「はしご」で回す5点セット

いいなと思ったら応援しよう!