絢爛と健剛 川端龍子の作品における装飾性 大田区立龍子記念館
「絢爛と健剛」を見に龍子記念館に行って参りました。
とても天気が良くて、龍子記念館に向かう途中の八重桜が満開でした。

小さいお子さんとパパ、ママが寛いでました

少し段差のある階段を上がって記念館の中に入ると…受付がリニューアルされてました!
真新しいカウンターとディスプレイが設置されていて新鮮。何だか新しい美術館に来たようです。
フレッシュな感覚のまま会場に入ります。
まずは《龍子垣》が展示。

前回は奥の方での展示だったのですが、初っ端にあると、また印象が違う感じ。フレッシュな感覚のせいでしょうか。
中央上部に鳩のつがいが描かれているのですが
今回もスポットライトが当たってます。眩しい。
続いて、こちらは初見の《孫悟空》。龍子77歳の時の作品。

孫悟空が分身の猿と一緒に「行くよー!」って感じで攻め込んでる感じ。

分身猿たちの躍動感たるや!特に先頭の猿の動きがカッコイイ。

東京国立近代美術館収蔵の《草炎》と対になるような《草の実》もありした。

そして龍子としては珍しい美人画《茸狩図》

改組第一回帝展出品作。美人画を展覧会に出品するのは初だったようです。
因みに藤田嗣治からは「いつも描いているものの方がずっといい」と言われたようです…。(分かる気がします…)

今回はかつての青龍社メンバーだった平松礼二氏の作品も展示されてました。
平松氏は1941年生まれで今年85歳。19歳の時に青龍展に入選。町立湯河原美術館の名誉館長も務められているようです。
《早春図》は尾形光琳の《紅白梅図屏風》を再構成した作品。正に現代の琳派。

桜の花びら舞う水面に鮮やかな鯉。この時期にピッタリですなー。

そうそう、龍子の鯉もありました。こちらは梅の花と一緒に。龍子が描く水の色は特徴的ですよね。

ひと通り見終わって、お昼に蕎麦でも食べようかなーと思いググってみたら、一番近いお店が池上本門寺のお休み処。
少し歩きますが天気も良いので池上本門寺に向かいました。
途中、汐見坂という急な登り坂で息が上がります…。

かつては、ここから大森の海が見えたようです
墓地をグルっと廻って、池上本門寺に到着。

そして、たまたまですが、霊宝殿で「本門寺の狩野派」が開催中でした。

池上本門寺は江戸狩野家の菩提寺。本門寺所蔵の狩野派の名品が展示されておりました。小規模ながらも充実した解説で見応えあり。
昨年、板橋区立美術館で開催されていた「狩野派の中の人」でも知りましたが、狩野派は奥深過ぎますね…。
そして余談ですが、本門寺のお休み処での出来事…。
小さいお子さんから祖父母まで三世代で食事してるご家族がおりまして、お子さんが何かにぶつかったのか泣き始めちゃったのですね。
そうしたら、おばあちゃんが「痛いの痛いの、じいじに飛んでけ!」と言ったあとに、おじいちゃんが「痛ててて…」っていうやりとりを3回くらいしていて笑いを堪えるのが大変でした…。
という事で、本門寺まで歩いたおかげで龍子と狩野派、両方楽しめて非常に満足。
あと、頂いたお蕎麦も美味しかったです。
