Threadsが盛り上がってる!?……勝手にしやがれ!
先日、Threadsで「甲本ヒロトは歌が下手だ」という話題が盛り上がっていた。
正直なところ、私は少し面白がりながら眺めていた。
ヒロトの歌唱力については昔から議論がある。
音程や発声を重視する人からすれば下手に聞こえるかもしれないし、表現力や存在感を重視する人からすれば唯一無二のボーカリストに見える。
だから、「そう思う人もいるんだな」としか感じなかった。
むしろ気になったのは、その後だった。
ヒロトが好きな人たちまで巻き込まれて、必死に反論している姿を見て、少しだけ違和感を覚えたのだ。
もちろん好きなものを否定されたら反応したくなる気持ちはわかる。
ただ、私はそこで昔好きだったTHE HIGH-LOWSの歌詞を思い出した。
ロックがもう死んだんなら
そりゃロックの勝手だろ
私はこの歌詞が大好きだった。
ロックが死んだかどうかを議論するのではなく、「死んだなら死んだでいいじゃないか」と言ってしまう。
定義を守ろうとしない。
論争に乗らない。
それでいて、自分の感覚は手放さない。
今思うと、私がこの歌詞に惹かれたのは、ロック論だからではなかった。
評価軸を他人に委ねない態度に惹かれていたのだと思う。
だから今回の件も、
「ヒロトが下手だと思う人はいるだろうな」
で終わる話だった。
それはその人の勝手だ。
僕が好きなこととは矛盾しない。
そして逆に、ヒロトを好きな人たちにも同じことを思った。
「そんなに必死に守らなくてもいいんじゃないか」と。
もちろん、一瞬だけ不安になる気持ちもわかる。
もし若い世代がこの意見だけを見て、「ヒロトって下手なんだ」と思い込んでしまったらどうしよう、と。
でも、少し考えてみると、それも違う気がした。
人はそんなに単純ではない。
誰かの意見に共感する人は、元々どこかにそう感じる部分があったのだろう。
逆に刺さらない人には刺さらない。
私自身だって、誰かに薦められたからハイロウズを好きになったわけではない。
自分で聴いて、自分で気になって、自分で好きになった。
だったら今の若い人たちも同じではないだろうか。
バズる意見に流される人もいるだろう。
でも、その中から実際に聴いて、自分で判断する人もいる。
私はそちらを信じたい。
だから結局のところ、今回の騒動を見て思ったのは、
「ヒロトが下手かどうか」
ではなく、
「ヒロトが下手に聞こえるなら、それはその人の勝手だろ」
ということだった。
実にThreadsらしい論争だと思って眺めていた。
しかし、気づけば「ヒロトが下手」という意見よりも、それに必死に反応してしまう僕らの方に違和感を覚えていた。
もう、63歳のヒロトの方が僕らより上手くSNSと付き合いそうだ。
過去にもこの歌詞について書いてたな、と思い出した記事
まあ、勝手にしやがれ!!
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