それでも、人は書く。
ロスジェネ氷河期の端っこから、言葉で立ち上がるということ
序章 | 何も変わっていないようで、確かに変わってきた
夜明け前の青さがまだ残るキッチン。
沸かしたばかりの湯気と、誰も起きていない家の静けさ。その真ん中にいる自分が、キーボードをたたく音だけを響かせている。
ここが、私の「EX-FAX-CE」という名の原点だ。
派手なスキルがあるわけではない。文学を学んだわけでもない。
ただ、どうしようもなく言葉を書かずにはいられない人生を、私はこのnoteに置いてきた。
ふと気づく。
「何も変わっていない毎日」の中で、ひとつだけ確かに変わったものがある。
それは、"もう一度、生きようとしている自分"だ。
胸の奥で、何かが静かに灯り始めていた。
なぜ、まだ書いているのか?
フォロワーは芸能人のように何万人もいるわけじゃない。
PV数がバズる日は少ない。収益目当てと言われたら、苦笑いするしかない。
それでも私は毎朝6時頃にnoteを更新している。
なぜか?
どこかで諦めたはずの「人生のつづき」を、もう一度拾い上げたかったからだ。
気づけば50代。ロスジェネ氷河期。景気の良さも、正社員の安定も、ほとんど与えられなかった世代。
人生から降りてもよかったのに、
なぜか、またペンを握っている。
それは、「まだ終わっていない」と、人生に向かって言い返している行為だからだ。

noteは発信じゃない。私にとっては"再起動"だった
SNSにあふれる「発信力」「バズ」「収益化」…。
もちろん、それはそれで正しい。だが私にとってnoteは、そんな表向きのものではない。
noteは、"再起動"だった。
FAX修理で3万台を直し、汗まみれになって自転車をこぎ続けた20代~30代。
会社倒産、職場の消滅、フリーランスという不安定さ。家族を支えながらも、自分だけが取り残されているような焦燥と孤独。
そんな日々の中で、ひとつだけつぶれなかったものがある。
それが「言葉を書く」という行為だった。
「noteを書いていなかったら、きっと自分を失っていた」
それは少し大げさに見えるかもしれない。でも、真実だ。

"うまく見せようとしない文章"こそ、人は本気で読む
私はnoteで飾った言葉を書けない。
マーケティング術を駆使した文章も、SEO対策を意識したタイトルも、どうにも自分らしくない。
だから私は、あえて選んだ。
小さな失敗も隠さず書くこと
恥ずかしい心の声も、できるだけ削らず置いておくこと
カッコつけず、でもまっすぐに書くこと
それは決して「手を抜いた文章」ではなく、むしろ逆だった。
"装飾を脱ぎ捨てる覚悟"が必要だった。
すると、不思議なことが起きた。誰かがコメントをくれた。
「わかる」
「泣きそうになった」
「今の私と重なってしまった」
そんな言葉たち。
その瞬間、私は思った。
"人は、きれいに整えられた言葉ではなく、むき出しの温度に触れたとき、心を動かされる"のだと。
ロスジェネ氷河期であることは、弱点じゃない。ひとつの"視点"だ
正社員になれず、派遣や契約で働き続けた仲間。
バブル世代の先輩にも、ゆとり世代にも挟まれ、居場所を探し続けた私たち。
だけど、ここまで生きてきた。
家族を支え、会社が潰れ、失敗し、また仕事を始め、何とか今日まで。
それ自体が、物語じゃないか。

だから私はnoteでこう書き続けている。
ロスジェネ氷河期とは、敗北の世代ではない。
"あきらめなかった世代"だと、私は思っている。
この視点があるからこそ、私は"書ける"。
悲観のためではなく、「それでも前へ進むために」書けるのだと思う。
そして、これからの話 有料記事という挑戦について
これを読んでくれているあなたには、正直に伝えたい。
私は今、有料記事の公開を考えている。
理由はひとつ。
「書く」という行為に、もう少し覚悟を込めたいからだ。

無料で書き続けた言葉をさらに磨き、
自分の経験と失敗と、学んだ技術と思考を、ひとつの"地図"としてまとめたい。
もちろん、まだ時期は決めない。
「売りたいから」ではなく、「届ける価値が整ったとき」に出すつもりだ。
ただ、その前に
"無料だからこそできる全力の記事"を、もう一度書いておきたかった。
それが今、あなたが読んでいる、この文章だ。
終章 | 今日も、生き延びてよかったと思うために
静かな夜。
家族が寝静まったリビングに、薄い灯りだけがともっている。
冷めたコーヒーをすすりながら、キーボードを叩く音だけが響く。
それでも、私は今日も書く。
うまくいかなくてもいい。
届かなくてもいい。
ただ、「まだ生きている」という証として
私は、明日もnoteを開く。
あなたへ
もし、ここまで読んでくれたあなたがいるなら。
それはもう、奇跡のような縁だと私は思う。
だから最後に、ひとつだけ。
あなたは、何のために言葉を書きますか?
「うまく見せるため」じゃなく、「誰かに届くため」じゃなく。
あなた自身の人生を、もう一度始めるために 書いてみませんか?

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EX-FAX-CE | NOTE執筆家
「ロスジェネ氷河期的視点 ― 情に生き、言葉で立ち上がる」
「ゆるぎなく、まっすぐに」
「言葉は、再起動ではなく継続の証」
▶ EX-FAX-CEとは▶ ロスジェネ脱線学 ▶ 一瞬永遠 ▶ 笑いの臨界点
X:@zdocomo / note:/exfaxce
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